悪魔の種類と名前一覧を13体紹介!
悪魔の種類と名前を一覧でご紹介します。
さまざまな種類や特徴の悪魔がいる中で特に力が強い悪魔や、特徴的な悪魔をピックアップして13体まとめました。
①サタン(ルシファー)
サタンは「敵対者」、「防げる者」などを意味する悪魔の中で最も強大な力を持つ悪魔です。
元々サタンは大天使ルシファーでしたが神に背き、大天使ミカエルが率いる神たちとの戦いに敗北したことで、天から放り出されて堕天使となりました。
その後、サタンは悪魔をまとめ地獄の長を務める最強の悪魔になりました。
②ベルゼバブ
ベルゼバブは「ハエの王」と呼ばれ、サタンの次に魔力を持つ悪魔です。
元々は至高の王を意味するバアル・ゼブルと呼ばれていた神で、ベルゼバブは元々「豊穣の神」と崇められていたのですが、他教の神を嫌うユダヤ教やキリスト教によって悪魔にされてしまったと言われています。
③パズズ
パズズは、アッカドに伝わる「風と熱風の悪魔」であり、頭がライオン、足はワシ、背中に4枚の鳥の翼、サソリの尾、ヘビの一部がついているのが特徴の悪魔です。
パズズは悪魔でありながら、パズズの存在が悪霊を追い払うとされているため、パズズのお守りや彫像が魔除けとして使われることもあります。
④ラーヴァナ
ラーヴァナは10個の頭と20個の腕に銅色の目、月のように輝く歯、山のように巨大な身体が特徴のインド神話の悪魔です。
ラーヴァナは神に勝ったり太陽や月の動きに関係したりしており、強大な能力を持っていたそうです。
⑤マーラ
マーラは釈迦が悟りを開くのを妨げたことから煩悩の化身とよばれ、語源は「殺すもの」です。
マーラは釈迦の邪魔をするために、娘や怪物を送り込んだり武器を降らせたりし、最後にはマーラ自身が巨大な円盤で釈迦の前に行きましたが、円盤は花輪に変わりマーラは負けを認め、釈迦は悟りを開いたと言われています。
⑥ベヒモス
ベヒモスはカバのような外見で、背中に砂漠があるのが特徴の悪魔です。
暴飲暴食に関係する悪魔ですが、性格は温厚とされています。
語源はヘブライ語で動物を意味する「behemah」の複数系ですが、ベヒモスがあまりにも巨大な悪魔のため、1頭しかいないのにも関わらず複数形で数えられたという説があります。
⑦アンラ・マンユ(アンリ・マユ)
古代ペルシャ、ペルセボリスの帯状装飾。
— saiga (@13opera) January 3, 2020
ゾロアスター教の善神、創造主アフラ・マズダが死と悪魔をもたらすアンラ・マンユ(上:蛇。下:翼の獣)を退治。 pic.twitter.com/Dch5AH8Fsu
アンラ・マンユは、善悪二元論のゾロアスター教で絶対悪として言われる悪魔であり、16の災難を作ったとされており、はっきりとした姿はありません。
またアンラ・マンユは世の中に不浄と悪を撒き散らす偽りと悪の権化であり、世界を破壊するために悪竜アジ・ダハーカを生み出したとされています。