ガネーシャ
ガヤトリーマントラとは?
ガヤトリーマントラとは、もともとは古代インドのヴェーダ聖典の一つ「リグ・ヴェーダ」の中の太陽神「サヴァトリ」への賛歌です。ガヤトリーという言葉はこの賛歌の8音節を3つ並べた韻律のことを指していました。その韻律が神格化され、5つの頭を持つガヤトリーという女神が誕生しました。
ヒンドゥー教の中には他にもクリシュナマントラやガネーシャマントラのようなマントラがいくつもありますが、ガヤトリーマントラはその中で最高位のマントラと位置付けられています。
全文の訳と言葉の意味
サンスクリット語で書かれているため、日本人には耳馴染みのない音が使われていますが、カタカナで表すと次のようになります。
【ガヤトリーマントラ全文】
オーム ブール ブワァス スヴァハ
タット サヴィトゥル ヴァレーンニャム
バルゴー デーヴァッスヤ ディーマヒ
ディヨー ヨーナッ プラチョーダヤアト
本来マントラとはその言葉の意味ではなく、その音の波動によりさまざまな効果を得るものですが、ガヤトリーマントラはその言葉の意味にも深い祈りがこめられています。では、いったいどんな意味なのでしょうか。ここではガヤトリーマントラの全訳と各言葉の意味をお伝えします。
【全文訳】
オーム(宇宙の始まりの音) 物質界、心の世界、因果の世界
宇宙の中心存在である サヴィトリ神の 存在を讃えます
究極の神の輝き 聖なる真理を 深く瞑想いたします
その私たちの内にある 偉大なる叡智へと お導き下さい
【各言葉の意味】
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オーム オーム(宇宙の始まりの音) ブール 物質界 ブワァス 心の世界 スヴァハ 因果の世界 タト 宇宙の中心存在、至高の サヴィトゥル サヴィトリ神の ヴァレーンニャム 実在を讃える バルゴー 究極の神の輝き デーヴァッスヤ 聖なる真理 ディーマヒ 深く瞑想する ディヨー 叡智 ヨーナッ その私たちの プラチョーダヤアト お導き下さい
ガヤトリーマントラは最強のマントラ
かつて、ガヤトリーマントラはその神聖さと威力から、一部の選ばれたヒンドゥー教の修行者にのみ伝授されてきた門外不出の最強のマントラでした。しかし、魂の成長と奇跡による人生の好転を人々に与えるために、インドの聖者サイババにより公開されたのです。
サイババによって、人生を好転させる奇跡のマントラとして世間に公表されたガヤトリーマントラは、世界中の人たちに受け入れられています。現在インターネットを検索すると、多くのガヤトリーマントラによって奇跡を手にした人たちの情報を見ることができます。ガヤトリーマントラが宗教の壁を越えた最強のマントラだという証なのでしょう。
最強のマントラと言われる「ガヤトリーマントラ」について解説します。
唱えると、罪を赦し、波動を浄化する効果があると言われています。