ドリーン・バーチューとは?
ドリーン・バーチューは、エンジェルナンバーの考案者であり、スピリチュアル界ではとても有名な人物です。日本でも、占いに使うオラクルカードやスピリチュアルに関する書籍などをたくさん出版されています。
そんな彼女が2017年にスピリチュアルの世界からキリスト教へと改宗したと話題になりました。ここでは、ドリーン・バーチューの生い立ちや活動、キリスト教への改宗の理由などをご紹介します。
ドリーン・バーチューの代表的な著書
まずはドリーン・バーチューの著書をご紹介します。スピリチュアルな世界に興味がある人は一度読んでみてください。
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ドリーン・バーチューの経歴
ドリーン・バーチューは、メタフィジシャン=形而上学者の家系に生まれました。形而上(けいじじょう)とは【自然界を超えるもの。形を持っていないもの】とされ、簡単にいうと目に見えない人の心や精神をあらわすものです。
彼女は、大学時代に心理学を学び、心理カウンセラーになりました。精神科やアルコール・ドラッグなどの依存症問題を扱う外来センターなど、さまざまな施設で心理的な問題を抱える女性たちを救うための活動をしてきました。
天使からのメッセージを受け取る
ドリーン・バーチューは、生まれつきの透視能力を持っています。幼い頃から、他の人には見えないものと話をすることもあったようです。しかし、それが原因でまわりの人から、からかわれることもありました。
つらい思いをした彼女は、自分の透視能力を封印し、天使たちの声を無視することを選びました。しかし、1995年彼女に転機が訪れます。
その日、彼女には「車の盗難事故に遭う」という天使の声が聞こえていました。いつもどおり、その声を無視して出かけた彼女に魔の手が迫っていました。駐車場に車を停めたドリーンに二人の男が武器をちらつかせながら近づいてきたのです。
まだ、緊急事態に気づいていない彼女でしたが「思いきり叫び、助けを求めなさい!」と突然男の人の大きな声が聞こえました。とっさに危機を察知した彼女は、その声に従い叫びました。
その声を聞きつけた人のおかげで、カージャック犯は逃げ去り彼女は命びろいをしました。天使の声を無視し続けたドリーンを天使たちは見捨てなかったのです。
このきっかけから、彼女の透視能力は回復していきます。そして、天の導きの声を活かすためエンジェル・セラピーを生みだし、スピリチュアル界で活動を始めることになります。
天使からのメッセージを人々に伝えるために、ヘイハウスの後援を通して世界中で活動をしてきました。ヘイハウス社のラジオ番組やアメリカの国民的番組にゲストとして出演するなど、メディアでも多くの活躍をしてきた人です。
2017年以降はキリスト教へ改宗
そんなドリーン・バーチューですが、2017年以降キリスト教へと回心しています。そのきっかけは、キリスト教の主であるイエスとの出会いでした。透視能力のある彼女は、天使や霊などをたくさん見てきましたが、そのどれよりもはっきりと見える形でイエスが目の前にあらわれたと言っています。
そして、その出会いから「イエス」は自分が信じていたような「すべてを優しく見守るような存在」とは、違うことを感じました。彼女はイエスについて深く理解するため、今まで読まなかった聖書をすべて読むことにしました。
そして聖書に書かれているイエスがすべて真実だったことを知ったドリーン・バーチューは、キリスト教へ回心することとなったのです。
ドリーン・バーチューはキリスト教へ改宗後、スピリチュアルを否定?
ドリーン・バーチューは、キリスト教への回心後、一部のスピリチュアルを否定しています。しかし、天使の存在を否定しているわけではありません。天使は、神のメッセージを伝える役割を果たすために実際に存在していると今でも認めています。
ドリーン・バーチューが否定するスピリチュアル一覧
ドリーン・バーチューが信じることを避けた方が良いと言っている、スピリチュアルな存在を紹介します。
- 宇宙人
- エンジェルナンバー
- エンジェルカード
- オラクルカード
- アセンテッドマスター
- 占星術
- チャクラ
- クリスタル
- カルト
- 神話
- 占いと予言
- 催眠
- ユニコーン
- ヨガ
- レイキ
- 数秘術
- スピリットガイド
ドリーン・バーチューがスピリチュアルを否定する理由は?
上記リストを見るとドリーン・バーチューは、スピリチュアルな存在すべてを否定しているように感じます。今まで、スピリチュアルな活動をしてきた彼女は、なぜスピリチュアルを否定することになったのでしょう。それには、彼女なりの解釈があるようです。ここでは、その理由をご説明します。
神と通じることができた
ドリーン・バーチューは、イエスの姿を見たことで聖書を読み、神の真実の姿について深く理解することができました。それまで、神を宇宙のことだと思っていた彼女は導きを得るため星と会話をしていたそうです。
しかし、イエスの存在が本当にあることを確信した彼女は、今までの自分の認識の間違いに気づきます。そして、神の導きがすべてだとし、その導きに基づいた活動へと変化していったとされています。
未来を見ること・コントロールすることをやめた
キリスト教に回心してから、エンジェルカードやオラクルカードを使い未来を見ることをやめました。未来を見ることやコントロールすることは意味がないことだとイエスに教えられたからだとドリーン・バーチューは言っています。
祈りもせずに知りたいことがあるとカードをめくり、そしてその結果に従うという繰り返しは中毒性があり、幸せへたどり着くための本当の道ではないことに気づいたようです。
スピリチュアルな影響を危惧した
スピリチュアルな世界は、愛や経済的成功、内なる平和を約束してくれます。そして、それを信じることで私たち人間は、安心します。
しかし、そこに本当の幸福はないことにドリーン・バーチューは気づいたようです。幸せになれないから、また新しい安心を探すといった現実から目を背ける行動の危険性を彼女は訴えています。
霊を見極める
以前のドリーン・バーチューは、霊界に存在するものはすべて良いものだと信じていました。しかし、イエスとの出会いを果たした彼女には、霊には悪いものも存在することが分かりました。
実際、アセンテッドマスターだと言って目の前にあらわれた存在が神からのものではなかったという、騙された経験もあるようです。それ以降、アセンテッドマスターが「神などの高いレベルの魂の存在」だとしていた自分の説を否定しています。
そして、霊を見極めること、本当に神のメッセージを伝えに来ているものだけを信じるよう呼びかけています。実際に低い次元にいる悪霊と呼ばれるものの中には、神との関わりを邪魔したり、神のふりや神の使いのふりをするものも多く存在するようです。
透視能力を持った、ドリーン・バーチューですら騙されるのですから、一般の人にとってスピリチュアルな世界にどっぷりはまり込み、あれもこれも信じることは危険なことです。
ドリーン・バーチューの引退は賛否両論
この記事では、ドリーン・バーチューの経歴についてご紹介しました。彼女がキリスト教へと回心し、スピリチュアルな世界に対しての考えを変えたことは、さまざまな人の混乱を招きました。
実際、今までの彼女の教えを信じていた人にとっては、騙された、見捨てられたと感じた人も少なくなかったようです。しかし、彼女の真意を知り、彼女のゆく道を信じている人がいることも事実です。
現在、彼女はイエスの導きに従いイエスのメッセージを人々に伝える活動をされています。この活動が今の彼女にとっての人々を救うための真の活動なのでしょう。
ドリーン・バーチューのまとめ
- ドリーン・バーチューは、透視能力の持ち主で心理学者であり、スピリチュアルな活動を続けていた人
- 2017年以降、キリスト教に回心し今までの考えを否定している部分もあるが、すべてのスピリチュアルな存在を否定しているわけではない
- ドリーン・バーチューは、引退後も神の使いである天使の存在は認めている