「でれすけ」の意味とは?
「でれすけ」という言葉は「だらしない」や「いいかげん」、「馬鹿者」などの意味を持つ言葉です。
「でれすけ」という言葉の由来は「でれでれした(好色な)すけ(男)」から来ていると言われており、「だらしない」や「いいかげん」などの意味の他にも「どうしようもない」などの意味が存在しています。
「でれすけ」の由来は「でれでれした(好色な)すけ(男)」と、男の人を示していますが、「でれすけ」という言葉は性別に関係なく使われています。
「でれすけ」は福島・栃木・茨城・千葉の方言
「でれすけ」という言葉は、主に福島県や栃木県、茨城県、千葉県などて使われている方言です。
この「でれすけ」という言葉は、2006年に公開された映画『フラガール』でも何度も登場しており、耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
また、「でれすけ」とよく似た意味を持っている「ごじゃっぺ」という方言も存在しています。この「ごじゃっぺ」という方言は主に茨城県で使われており、「いいかげん」、「でたらめ」などの意味を持っています。
下のリンクから「ごじゃっぺ」に関してまとめた記事に飛ぶことが出来るので、気になる人はチェックしてみましょう。
「でれすけ」の使い方の例
福島県や栃木県、茨城県、千葉県など広範囲で使われている方言の「でれすけ」という言葉ですが、一体どんな使い方をするのでしょうか。「でれすけ」を使った例文と共にいくつかご紹介します。
「このでれすけが!」
この例文を標準語に変換すると「この馬鹿者が!」や「このまぬけが!」といった文章になります。
一見怖い文章のように感じますが、実際この方言を使っている人からすると、相手を罵倒するような意味はほとんど含まれていないそうです。
文字にするととても怖い印象を受けますが、この言葉はただ相手を罵倒するだけでなく、相手への愛情が込められた言葉と言われています。
また、子供がいたずらをしたり悪さをした時に、叱るため使われる場合もあるようです。
「あの人はでれすけだからおススメしないよ。」
この文章には相手に忠告する意味合いが含まれています。
標準語に直すと、「あの人はいいかげんだからおススメしないよ。」という文章になります。
「でれすけ」は相手を叱るためだけでなく、忠告や助言の意味を込めた言葉としても使われます。
- 「でれすけ」の意味は「だらしない」、「いいかげん」、「馬鹿者」など
- 福島県、栃木県、茨城県、千葉県で使われている方言