「いずい(いづい)」の意味とは
「いずい(いづい)」という言葉は、「不快」「しっくりこない」「居心地が悪い」などのマイナスの意味を持っている方言です。
「いずい(いづい)」という言葉自体がなんだか不快に感じたりしっくりこないことを示しているため、「いずい(いづい)」=「○○」のように簡単に標準語に変換させることが出来ません。
そのため、「いずい(いづい)」という言葉は他県民に説明するのが非常に難しいと言われています。また、他県民からすると「いずい(いづい)」という言葉はとても理解しにくい方言とも言われています。
「いずい」は北海道や東北の方言
「いずい(いづい)」は主に北海道や東北地方で使われている方言の1つです。
東北地方では特に、宮城県の仙台弁としてこの「いずい(いづい)」という方言が多く使われているそうです。
「いずい」の使い方の例
北海道や東北地方で使われる「いずい(いづい)」の意味についてご紹介しました。では実際、どのように「いずい(いづい)」という言葉が使われているのでしょうか。
いくつかの例文とともに「いずい(いづい)」の使い方をご紹介していきます。例文を通して、言葉の意味について理解を深めていきましょう。
「最初はいずいだろうと思っちゃった。」
この例文を標準語に直すと「最初は居心地が悪いだろうと思っちゃった。」などの文章になります。
生活環境が変わり、新しい学校や職場で打ち解けてきたころに「最初、この学校(職場)は居心地悪いだろうなと思っちゃったの。」などと告白するような場面で使える文章です。
注意しておきたいのは、この「いずい(いづい)」は方言のため、北海道や東北地方以外では伝わらないということです。他の地域で使う場合は、言葉の意味を説明する必要があります。
「困った、目がいずくてしょうがない。」
「目がいずくてしょうがない。」というこの例文は、「目が不快でしょうがない」や「目がゴロゴロして違和感がある」などの意味の文章です。
とにかく目に違和感や不快な症状が現れていることを伝えています。
「こないだ買った服がいずい。」
この文章の中で使われている「いずい(いづい)」という言葉は「しっくりこない」という意味です。
標準語に変換すると「こないだ買った服がしっくりこない」という文章になります。
このように、場面や状況によって「いずい(いづい)」の持つ意味が変わります。そのため、他県民からすると正確に言葉の意味を把握したりこの言葉を使いこなしたりすることは至難の業です。
- 「いずい」の意味は「不快」「しっくりこない」「居心地が悪い」など
- 北海道や東北地方(特に宮城県)で使われている方言
- 「いづい」は「いずい」と同じ意味の言葉