「冬至」とは?今年の冬至はいつ?日照時間や食べ物について解説

「冬至」とは?今年の冬至はいつ?日照時間や食べ物について解説

「冬至」とは一年で最も日照時間が短い日です。冬至を境に昼の時間が長くなる「一陽来復」の日でもあるため、冬至には縁起物のゆず湯に入ったりかぼちゃを食べたりして、運気を高める習わしがあります。この記事では、「冬至」のほか「一陽来復」についても解説していきます。

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  1. 1「冬至」とは?
  2. 1.1日照時間
  3. 1.2一陽来復
  4. 2今年の「冬至」はいつ?
  5. 3食べ物
  6. 3.1かぼちゃ
  7. 3.2ゆず
  8. 4まとめ

食べ物

フリー写真素材ぱくたそ

冬至に食べると縁起がよいとされているのは「ん」が付く食べ物で、これは「運がつく」に由来します。さらに「いろはにほへと」の最後の文字で「ん」の次は「最初に戻る」ということで一陽来復に通じ、縁起が良いとも言われています。「ん」が付く食べ物とは、例をあげると「こんにゃく」「だいこん」「ぎんなん」「にんじん」「れんこん」などで、中でも「なんきん(かぼちゃ)」が冬至の食べ物として有名です。

その他にも冬至には小豆の粥がよく食べられています。別名を「冬至がゆ」といい、小豆の赤い色は太陽を意味し邪気を祓うとされ、冬至の日に食べることで翌日からの運気を呼び込むとされてきました。

かぼちゃ

かぼちゃの旬は7月~12月です。収穫のピークは夏になりますが、冬至の時期まで貯蔵する事により甘みが増してきます。

「冬至にかぼちゃを食べると長生きする」と言われているように、βーカロテン、ビタミンBを豊富に含んでいます。

着物ちゃん

着物ちゃん

冬至のかぼちゃ料理でお勧めのレシピを紹介するわね。
かぼちゃのレンジ煮と かぼちゃ汁粉よ。
 

コウジ君

コウジ君

どちらも簡単で美味しそうだね。僕でも作れそうだ。

ゆず

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ゆずは焼き魚にかけたり、料理の香りづけなどに使うこともありますが、冬至には主にお風呂に浮かべて「ゆず湯」として楽しみます。冬至にゆず湯に入る習慣は江戸時代頃から始められたといわれています。

そのいわれは、「冬至=湯治」、「ゆず=融通(融通がきくように)」という語呂合わせからのようで、冬至の日にゆず湯に入ると「一年間風邪をひかない」ともいわれます。

家庭のお風呂をゆず湯にしなくても、冬至の日には銭湯や温泉などでゆず湯のサービスを行っているところが多いので利用できます。ちなみに毎年、動物園のカピバラ温泉などでも、ゆずを浮かべている映像がニュースで流れたりします。

ゆず湯の効能は、ゆずに含まれる精油成分が血行促進や新陳代謝を活発にし、身体を芯から温めることから、冷え性などにも効果があります。さらにお湯に入れる事で香りがたちリラックス効果も得られます。

ゆず湯は、ゆずをまるごとお湯に浮かべるだけで簡単にできます。香りを楽しみたい場合はゆずをカットしてからの洗濯ネットなどに入れるのがおすすですが、肌が弱い方はピリピリして痛くなってしまうこともあるので注意しましょう。カットしたゆずを30分ほど熱湯で蒸らしてから洗濯ネットに入れて使用すれば肌への刺激が弱まります。

着物ちゃん

着物ちゃん

ゆずをまるごと入れる時は1つではなく何個か入れるのがおすすめよ。

コウジ君

コウジ君

寒い冬至の日に、温かいゆず湯。日本の冬って感じがたまらないね!

まとめ

冬至とは一年で一番日照時間の短くなる日となりますが、その日を境に日照時間がのびていく日でもあります。一陽来復と言われている通り、冬至を迎える日に縁起の良い物を食べて一年の健康を願う日でもあると言えるでしょう。

着物ちゃん

着物ちゃん

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