「良いお年を」の正しい使い方と用例
ここで「良いお年を」の使い方の例文を確認していきましょう。ビジネスや目上の人に使う場合は言い回しに注意が必要です。
挨拶文やメールでの使い方
ボブ
旧年中は大変お世話になりありがとうございました。
来年もみなさまとお会いできますことを楽しみにしております。
良いお年をお迎えください。
プロゲーマー君
年末に向けてますますお忙しくなるかと思いますが、
どうぞ良いお年をお迎えください。
挨拶やメールでの使い方のポイントは省略せずに全文を入れることです。年末の忙しい時期であるためその心遣いや、今年一年お世話になったお礼を付け加えるのもいいでしょう。
目上の人に言う場合
情熱系社員
暮れが差し迫る中、ご多忙のことと存じ上げますが
年末のご挨拶をさせて頂きます。
本年中は多大なご支援を頂きまして誠にありがとうございました。
来年も本年同様にご愛顧頂きますよう精進して参りますので
引き続きご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。
良いお年をお迎えくださいますよう心よりお祈り申し上げます。
自分より目上の人に言う場合やビジネスシーンの場合はより丁寧な言い方で「良いお年を」を使います。ビジネスではお世話になったお礼はもちろん年末年始の休業日のお知らせの際に締めの挨拶として使うのもおすすめです。
「良いお年を」の別の言い方は?
「良いお年を」を別の言い方で表現すると「良い年の瀬をお過ごしください」や「来年もよろしくお願いします」となります。
- 「良い年の瀬をお過ごしください」は残り少ない新年までの期間が良い日々になりますようにという意味合いで使うのが適切です。
- 「来年もよろしくお願いします」は大みそかにも使える挨拶となっているため、使うタイミングが決まっている「良いお年を」よりも使い勝手のよい年の瀬の挨拶ともいえるでしょう。
英語表現
「良いお年を」を英語で表現すると「Have a happy new(great) year!」となります。「have」を使うことによって「良いお年を」と同じような意味合いで気軽な年末の挨拶として使うことができる英語表現です。
中国語表現
「良いお年を」を中国語で表現すると「新年快樂」が当てはまります。「新年快樂」で注意したいポイントは「良いお年を」と「あけましておめでとう」のどちらの意味もあるという点です。
中国では西暦での新年以外にも旧暦でのお正月も存在します。旧暦のお正月は2月8日に祝われるため「新年快樂」は12月中旬頃から2月の中ほどまでの約2カ月にわたって使うことができる挨拶となっているのです。
ボブ
どちらも「新年」がしっかり入っているね!
年の瀬の挨拶にも文化の違いが反映されているってことだね。
まとめ
気軽な年末の挨拶として使える「良いお年を」にも正しい意味や使い方がありました。新しい年を快く迎えるためにも正しい挨拶の仕方を身に付けて、新年を気持ちよく迎えられるようにしましょう。
- 「良いお年を」は年の瀬の挨拶で「良いお年をお迎えください」の省略形
- 12月中旬から12月30日までの時期に使われる(12月31日は使わない)
- 「来年もよろしくお願いします」とも言い換えられる
- 挨拶文では省略せずに全文表記する
着物ちゃん
「良いお年を」の意味や使い方はわかりましたか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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