「オーラソーマ」とは?色と心の関係性について解説します
普段から私たちは様々な色に囲まれて生活しています。特に気になる色は実はあなたの心を表している色なのです。その色の意味を知ることで自分の心を知り、癒しにつながります。今回は色彩心理学に基づいた心と色の関係性やカラーセラピーの1つ、オーラソーマについて解説します。
この記事に登場する専門家
色と心の関係性
私たちは普段から沢山の色彩に囲まれて生活しています。そんな多くの色の中でも、好きな色や嫌いな色、身には着けないけれど無性に気になる色などはありませんか。
実は気になる色はあなたの心を映し出しているのです。
赤外線、紫外線に代表されるように色にはそれぞれが持つ波長があります。そして、私たちの心も状態によって様々な波長に表すことが出来ます。自分の心の状態の波形と一致する波形を持つ色を、私たちは無意識に選び取っているのです。
例えるならばラジオのようなものです。FM受信専用のラジオはFMラジオしか聞くことが出来ません。また、チューニングを合わせることでそのラジオの電波をキャッチし受信できます。それと同じように、自分の心の波形と同じ波長の色を無意識のうちにキャッチし、目にとまるのです。
気になる色にはこのような心理的な意味があり、決して単なる偶然ではないのです。
色彩心理とカラーセラピー
先述のように気になる色は今の心理状況を表しています。この色彩心理を応用したセラピーがカラーセラピーです。
カラーセラピーとは気になる色を選び、その色の意味を紐解くことで今の心の状況を見ていく手法です。自分自身で自分のことを知り、見つめることで癒しが起こるのです。
誰しも、不安になる時がありますが、そんな時は自分の内側ではなく、外側の要因に恐れを抱いていることがほとんどです。本当の答えは自分の内側にすでにあるのです。色を使って、その内側を見ていくのがカラーセラピーなのです。
また、色の力を取り入れることで、感情を落ち着けたり、やる気を出したり、なりたい自分になることもサポートできます。これもカラーによる癒し、カラーセラピーの力です。
オーラソーマとは?
カラーセラピーの先駆け的な存在としてオーラソーマがあります。
オーラソーマは1983年にヴィッキー・ウォールという盲目の女性によってイギリスで誕生しました。オーラソーマは上下2層に分かれた118本からなるボトルを選ぶことで自分自身を見つめていくセラピーです。
このボトルはイクイリブリアムボトルと呼ばれています。イクイリブリアムとは均衡という意味で、2層が均衡に分かれていることから名づけられています。実はこのボトルは単なる色水ではありません。上層はアロマオイル、下層はフローラルウォーターという植物から採れる化粧水からなり、中には色に合わせたクリスタルのエネルギー、植物のエネルギー、そして色のエネルギーがそれぞれのボトルに合わせて調合されています。活きたエネルギーに溢れたボトルと言えます。実際に化粧水、ボディオイルとして体に塗って使用することも可能です。
また、イクイリブリアムボトルには全て名前と番号がついています。選んだボトルの数字から、数秘の側面をも見ることできます。更には占星術やタロット、人智学などと関連づいたボトルもあり、単に色の側面だけでなく多角的な視点から見ることのできるセラピーなのです。
オーラソーマは単なるカラーセラピーではなく、一種の哲学ともいえる大きな世界観に基づいたものなのです。
気になる色はあなたの心を映し出している