「BRB」の意味とは?
brbは「Be right back」の頭文字を繋ぎ合わせたスラングです。日本語に訳すと「すぐ戻ります」という意味になります。
またbrbはトイレに立つ時によく使われることから、「Bathroom break(トイレ休憩)」の略語とも捉えられています。
brbのように、英語には単語の頭文字を取ったスラングが数多くあります。これらは主にチャットやSNS、ネット掲示板でのやり取りで使われます。
「BRB」の由来について
BRBは、SNSやチャットでのやり取りの中で使われるようになったのが始まりです。会話に夢中になってる時に突然電話が鳴るなどして離れなくてはならない時、いちいち「I'll be right back」と打つ手間を省くために、BRBは生まれました。
SNSやチャットは、メールよりもやり取りのスピードが速いため、文章をより素早く打つ必要が出てきます。とは言ってもただでさえ文字数の多い英語では、文章を早く打つのにも限界があります。
そんな事情があるため、ネット上での会話をよりスムーズにするために様々なネットスラングが生まれました。
BRBをはじめ、ネットスラングに他の文の略語という形を取るものが多いのはそのためです。
「BRB」の類語
brbの類語としては以下のようなものが挙げられます。
・bbl(be back later)
bblは「後で戻る」という意味で、brbとほぼ同じ意味となります。しかしbrbよりは離れる時間が長いという違いがあります。
・afk(away from keyboard)
これは「キーボードから離れる」という意味になります。主にオンラインゲームなどパソコンに向き合っている際に使われますが、スマホでのやり取りでも使われます。
また、ターミネーターの名台詞「I'll be back」もbrbの類語表現といえます。
「BRB」の使い方と用例
brbは、長時間ではなく2、3分ほど相手を待たせるというニュアンスを持ちます。例えばチャットの途中で、トイレや電話のために少しの間だけその場を離れる際にbrbが使われます。
しかし実際にどのくらい待たせるかは人によってまちまちで、2、3分のこともあれば何時間も戻ってこないこともあります。
ではそんなbrbを使った例文を見ていきましょう。
ボブ
Just about win! Now! Give him a finishing blow, Charlie!
(もう少しで勝てる!今だ!ヤツにとどめを刺せ、チャーリー!)
チャーリー
OK, but...Aargh, I got to go to the bathroom... BRB!
(うん、でも…あぁ~トイレ行きたい…すぐ戻るよ!)
上の例文はオンラインゲームで一緒にプレイしている友達同士の会話です。例文ではトイレのためにいったん持ち場を離れる際にbrbを使っています。
ちなみにオンラインゲームのチャットは普通のチャット以上にスピード重視となるため、大量のネットスラングが飛び交います。
こういった場面では、例えば例文の「(I) got to go to the bathroom」は「GTGTTBR」で表されます。
ボブ
Do you want to go out with me tomorrow? I know a lot of good places.
(明日デート行かない?いい場所たくさん知ってるんだ。)
hasumiさん
Wait, I need to answer this phone. BRB!
(待って、電話に出なきゃ。すぐ戻るね!)
上の例文ではチャットの途中で、電話に出ることを理由にその場を離れています。しかし、「すぐ戻るよ!」と言っても本当に戻ってくることばかりではありません。
というのもbrbは、退屈な会話をやんわりと切り上げるための逃げの一手としても使われるのです。まだ話し足りない相手に嫌な印象を与えずに会話を終わりにしたい時にもbrbが活躍します。
ですがこのような使い方を多用するのは避けた方が良いでしょう。ネット上であれコミュニケーションにはマナーが大切です。
「BRB」を知っておくだけで言葉の幅も広がる!
英語にもフォーマルな表現とくだけた表現があり、ネイティブは相手との関係性に合わせて使い分けています。
SNSなどで親しい相手と会話をする際にはネットスラングが良く使われるため、知っておくと混乱せずに済みます。
本記事ではbrbについて解説しましたが、英語にはまだ数えきれないほどのスラングがあります。気になった方は他の記事もチェックしてみましょう。