アストラル体の意味と浄化方法は？目に見えない7つの霊的資質についても紹介

アストラル体とは感情体とも呼ばれ、人間を構成するといわれる７つのエネルギーボディの1つです。主に感情やサイキックな能力をつかさどっている部分で、肉体・エーテル体とともに私たちの人格を作り上げている主要な一部であるといわれています。

アストラル体はアストラル界という幽体や想念の存在する空間と繋がっており、私たちの意識を形成しているエネルギーボディです。この目に見えないエネルギー体は現実世界にとても影響力を持っています。言い換えればアストラル体の状態を変えることで現実世界を変化させることも可能だと言えるのです。

人間の体は以下の７つの霊的質量から構成されています。

1. 肉体（目に見える身体）
2. エーテル体（幽体）
3. アストラル体(感情体)
4. メンタル体(精神体)
5. コーザル体(魂の器)
6. ブッディ体（魂）
7. アートマ体（魂の元）

エーテル体は肉体と最も結びつきが強く、健康状態などでその様相が変化します。一般的に「気」や「オーラ」と呼ばれるものはエーテル体のことを指しています。健康な人のエーテル体は厚みがあり明るい色をしていますが、病気の人のエーテル体はその部分が薄くなったりくすんだ色に変色しています。

アストラル体は私たちの感情や思考、欲望や願望などの精神的部分をつかさどっています。「病は気から」といいますが、アストラル体にネガティブな思考が蓄積していくと、肉体にも悪い影響が出てきます。これは、アストラル体と肉体がエネルギー的に非常に密接につながっているからです。

神智学ではメンタル体とコーザル体を併せてマナスと呼び、知性や自我をつかさどるとされています。メンタル体はエーテル体やアストラル体と結合し低位自我と呼ばれ、コーザル体はブッディ体と結合して高位自我と呼ばれています。このため、メンタル体までを低位ボディとする説もあります。

ブッディ体とアートマ体は真我の領域のエネルギー体です。高次の存在や神と繋がっている霊的質量で、この領域に意識をあわせることができると「神との一体化」という至高体験を経験することができます。

現実の世界はアストラル界の投影だと言われています。アストラル界は肉体を持たないエネルギー体の存在する場所です。エネルギーは同じ波長のものが引き合うと言われています。そのため自分のアストラル体の状態によって、よいエネルギーを引き寄せるか悪いエネルギーを引き寄せるかが決まってきます。

アストラル体は思考や感情、欲望といった人間の精神的な部分をつかさどっています。つまりここにネガティブな思考や価値観が蓄積されていると、そのような現実が目の前に現れてくるという訳です。これは意識の力によって現実を引き寄せる「引き寄せの法則」と同じ原理だと言えるでしょう。

引き寄せの法則において願望実現するためには、明確な意図を放つ必要があります。しかし、アストラル体に思考のゴミが溜まっている場合は、それが邪魔をして純粋な意図を放つことができません。そこで、自分の願望実現のためにはアストラル体の浄化をする必要があります。

アストラル体はアストラル界に位置していますので、ここにネガティブなエネルギーが溜まっていると他から同質のエネルギーを引き寄せてしまいます。そのため、他者や環境のエネルギーの影響を受けやすくなり精神的にダメージを受けてしまいます。また、アストラル体は肉体やエーテル体とも密接に結合していますので、当然肉体的な影響もでてきます。

アストラル体を浄化し、ポジティブなエネルギー状態を保つことは心身を健康に保つことにつながります。
では、いったいどのような方法でアストラル体の浄化をすることができるのでしょうか。

アストラル体を浄化するには、アストラル体に溜まっているネガティブな思考や感情をクリアにして自分の波動レベルを上げる必要があります。具体的には過去の出来事についていつまでも怒りや後悔をため込まないとか、未来について必要以上な不安を持たないようにする、ということを心がけるとよいでしょう。

しかし、いったん身についてしまった思考ぐせはなかなか手放せないものです。そこで、アストラル体の浄化を毎日の習慣に取り入れることをおすすめします。日々の生活の中で浄化を続けることによって、いつの間にか自分の思考ぐせが改善されていることに気づくでしょう。

毎日時間を決めて「祈る」という行為をすることでアストラル体は浄化されます。短い時間でもいいので、心を落ち着けて「自分が存在していることへの感謝」と「自分を取り巻く世界の調和」を祈ることが大切です。

祈りとは自己を超越した存在に意識を向ける行為です。感謝と調和というとてもポジティブな意識を放つことで、アストラル体がポジティブなエネルギーで満たされていきます。

もしなかなか時間が決めれられない場合は「お風呂に入った時」「朝目覚めた時」「ランチタイムの時」などタイミングを決めてする、という方法でもいいでしょう。

パワースポットと言われる場所は、もともととてもエネルギーの高い場所です。エネルギーは同調しやすいので、その場所に足を運ぶだけでアストラル体にパワースポットの持つ高い波動を取り込むことができます。

パワースポットに行った時は、心を落ち着けて静かな気持ちで場所のエネルギーを自分のアストラル体と同化させるイメージをするとよいでしょう。パワースポットと言われる神社に参拝する時は、個人的なお願いをするのではなく感謝と調和の祈りを捧げるとより効果的です。

フラワーエッセンスとは植物や自然のエネルギーを水に転写したものです。植物や自然の持つエネルギーを体内に取り込むことで、アストラル体の波動を上げ不要な思考や感情を手放すことができます。

フラワーエッセンスにはエネルギーの元となる植物によって効果が違いますので、自分のクリアにしたい感情や思考にあったものを選ぶとよいでしょう。舌下に数滴たらして直接摂取する方法の他に、お風呂に入れたり蒸留水に混ぜてスプレーとして使っても効果的です。

ホ・オポノポノはハワイの伝統的なヒーリング方法です。もう一人の自分である「ウニヒピリ」が潜在意識にため込んだ記憶を「ありがとう・ごめんなさい・許してください・愛しています」という4つの言葉でクリーニングしていくという手法です。

ウニヒピリは自身のインナーチャイルドであり低位の自己と定義されています。つまり、ウニヒピリをクリーニングするというのはアストラル体を浄化するというのと同じことなのです。

この手法では、目の前の現象に対して心がざわついたりネガティブな感情がわいてきた時に「ありがとう・ごめんなさい・許してください・愛しています」の４つの言葉をただ唱えるだけで潜在意識がクリーニングされていきます。