「もとい」の類語や言い換え表現
言い間違いや、言い直しをしたいときに使える「もとい」はとても便利な言葉ですが、もといには類語もあります。話す相手や場面によって使い分けることができるので覚えておきましょう。
①~ではなく
例1)司会を担当するのは鈴木・・・ではなく田中です。
例2)次の歯医者の予約は月曜日・・・ではなく火曜日です。
上の例文では「~ではなく」「もとい」の両方を使うこともできますが、目上の方との会話では「もとい」の方がおすすめです。
②良く言えば
例1)うちの犬は良く吠える。良く言えば、我が家の用心棒だ。
例2)彼はもの静かなところがある。良く言えば、聞き上手だ。
この言い回しは完全に間違ってはいないが、言い直しておいた方が良いと思われるときなどに使います。
③~と言うより
例1)平野さんはカッコイイ、と言うよりオシャレだ。
例2)今日、外は寒いと言うより、底冷えだ。
情熱系社員
この使い方は訂正すると言うより、さらに詳しく説明をしたい場合に使われます。
「もとい」の英語表現
英語圏の映画を見ていると I mean や anyway と言う単語を耳にする事があります。これらの単語は前言を撤回して言い直すとき、つまり「もとい」と同じような場合に使われています。それでは例文を見ていきましょう。
例1 I mean
Let's ask Thomas. I mean Jack.
トーマスに聞いてみよう。もとい(違う)、ジャックに聞いてみよう。
例2 anyway
チャーリー
It was nice time. Anyway, I’ve got to get going.
(楽しかった。それより、もう帰らなくちゃ。)
まとめ
うっかり間違いを言い直すときにはスムーズに言い換えられる「もとい」が活躍します。友人などには砕けた感じで「あっ、間違えた!」「・・・じゃなくって」を使っても良いですが、ビジネスの場となると相手に不快感を与えないのが鉄則です。
「もとい」の意味や内容を理解し、言い間違えた際には即、対応できるようにしておきましょう。
課長さん
「もとい」を使えばスムーズに言い間違いを訂正できるので、ビジネスシーンでも重宝します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
- もといは言い間違えた時にすぐに言い直せる便利な言葉
- もとえは誤り
- もといには「~である」「良く言えば」などの類語がある
- もといに似た英語表現は「I mean」や「anyway」である
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