陰影から始まる大殺界
さて、いよいよ大殺界です。
冒頭の図でも示した通り、大殺界とは 「陰影 ➡ 停止 ➡ 減退」
の三つの時期から構成されます。
この期間は他の占いでは「空亡」と呼ばれ、天が味方をしない運気と考えられています。
大殺界の間は「人生の冬」と考え、新しいことは始めず、臥薪嘗胆の気持ちで自分の力を蓄えましょう。
占い師
ちなみに、大殺界のことを
算命学では「天中殺」
五星三心占いでは、「裏運気」
と言います。興味のある人は、他の占いも学んでみてくださいね。
陰影(大殺界)
「陰影(いんえい)」は運命周期の10番目に位置し、大殺界の始まりの時期です。大殺界は「陰影→停止→減退」というシーズンを辿ります。
この時期では、物事を冷静に捉えることができなくなり、フィルター越しに見てしまう傾向が強くなります。そのため、不信感を抱きやすくなっている上に、実際に騙されたり裏切られたりしそうです。
気分転換に外出することも控えたほうが良いとされます。もしトラブルが続いて猜疑心が渦巻いても決して自分からは人を欺かずに、見守ってくれている人々に感謝の念をもって過ごすことが推奨されます。
停止(大殺界)
「停止(ていし)」は運命周期の11番目に位置し、3回続く大殺界の真ん中の時期です。
最も運気が下がり、何をしても悪い結果になるとされます。何とか現状を打破しようと悪あがきしたくなっても、行動には移さないようにしましょう。特に、離婚や退職などのライフイベントは避けるようにします。
孤立無援に感じられるこの時期は、ただひたすらじっと耐えて過ごすしかなさそうです。
減退(大殺界)
「減退(げんたい)」は運命周期の12番目に位置し、なおかつ大殺界の最後に位置する時期です。
これまで続いていた不運が徐々になくなっていき、運気が上昇していく気配が感じられる時期となっています。しかし、気を抜くと「覆水盆に返らず」という事態に成り兼ねません。焦りは禁物です。精神的にも不安定な状態で人との縁も途切れやすくなっており、心の病気にかかりやすい時期とされます。
思いがけずに得た金銭は、次に訪れる「種子」の運気もあげるためにも思い切って使うことが推奨されます。
まとめ
六星占術の12の運命周期については理解できたでしょうか?
大殺界は誰にでもあるので恐れることはありませんが、自分にとって今がどのような運命周期であるかを知ることによって、人生をスムーズに乗り切ることができるはずです。
六星占術を人生の羅針盤にして、より豊かな未来に舵を切りましょう。