100均で売っている「盛り塩セット」とは？どこに置けば効果ある？

近頃、「盛り塩」が密かなブームです。100円ショップ・100均でも盛り塩を作るキットが売られており、人気商品となっています。
この盛り塩キットについて、また盛り塩の効果的な行い方についてもこの記事で説明していこうと思います。

盛り塩の器は八角のお皿がおすすめです。八角には四方とその中間あわせて、八つの方向、つまり全方向に広がるという意味があります。八角のお皿を使うことで、全方位に盛り塩の効果が行き届き、厄を除け良いエネルギーを引き寄せることができます。
また、以下のように、お皿の色に風水のカラーを取り入れることもできます。

• 金運アップ　黄色の皿
• 仕事運上昇　赤の皿
• 恋愛成就　ピンクの皿
• 気持ちを穏やかにする　緑の器

ここまで100均の盛り塩キットについて説明しましたが、そもそも盛り塩とはどういったものなのか、その意味や由来についてご存知でしょうか？

盛り塩の意味や由来についてご詳しくご紹介します。

盛り塩とは玄関先や家の中、店先に塩を盛ることです。
盛り塩には厄除けや縁起担ぎ、商売繁盛の意味があります。
人は生活してると心身に少しずつ「厄」と呼ばれる悪いエネルギーが溜まっていきます。塩には悪いエネルギーを取り除く効果があるとされており、盛り塩をすることで厄を除け、幸運を呼び寄せやすくします。
商売をしている場合は、幸運を招く人すなわちお客さんを呼び寄せる意味を持ちます。

盛り塩の由来にはいくつかの説があり、中国の故事を起源とする説や、日本の神事・仏事を由来とする説があります。

普代の武帝は羊の車に乗って後宮を回り、車が止まった女性のもとで一夜を共にしました。沢山の女性の中から相手を選ぶのが大変だったからです。その中の胡貴嬪という女性が羊の好きな竹の葉に塩水をかけ（挿竹灑塩）自宅の前に置き、武帝を招き寄せました。こうして寵愛を独占することに成功しました。

同じように秦の始皇帝は牛車に乗って後宮を回り、牛車が止まった女性の家で一夜を過ごしました。その中の賢い女性が牛の好きな塩を家の前に置き、牛が止まるようにしました。その結果、女性は寵愛を受けることができました。

どちらも玄関前に塩を置くことでチャンスが到来し、幸運を招き入れています。これが盛り塩が幸運につながるとされた由来であるとするのが中国由来説です。

神道では神棚に盛り塩を供える風習、仏教では葬儀後に塩を撒く風習があります。これは塩に清浄や生命力を再生する意味があるためです。また、「古事記」には海水で禊ぎ・祓いをした記述があり、これを「潮垢離（しおごり）」と言います。このような神事・仏事を盛り塩の由来とするのが日本由来説です。

結論から言いますと、100均のキットを使っても十分な効果を上げることは可能です。

盛り塩のコツは適した塩を選ぶことです。盛り塩に使う塩は食塩などの精製塩ではなく、添加物が使用されていない自然製法（天日干しや平窯製法）の塩です。精製されていない塩は自然のパワーが宿っており、邪気を払う力があるとされています。ミネラル分が豊富な粗塩は湿気を引きやすく、綺麗な形に固まるので盛り塩に最適です。

盛り塩を置くと良いとされている場所は、家の中心から見て東西南北の4方向と、表鬼門（北北東）、裏鬼門（南南東）です。加えて、おすすめの置き場は、玄関と邪気を感じる場所です。

玄関に盛り塩をすることで外からの邪気を払い、家の中に良い気を留めておくことができます。扉を開け閉めして邪魔にならない場所に置くようにしましょう。また、ネガティブな気分になりやすい場所に置くと、負のエネルギーを吸い上げてもらうことができます。