「メルクマール」とは?その意味について用例付きで解説します

「メルクマール」とは?その意味について用例付きで解説します

メルクマールはドイツ語が語源の「判断の基準やその指標」を意味する言葉です。シチュエーションによって異なる意味も持っています。今回は「メルクマール」の意味や使い方、同義語、使用する際の注意点について、例文も交えてご紹介します。

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  1. 1メルクマールの意味とは?
  2. 1.1ビジネスシーンでは「進捗確認の目印」としての意味
  3. 2メルクマールの語源
  4. 3メルクマールの使い方や用例
  5. 3.1医療業界の場合
  6. 3.2金融業界、法律業界の場合
  7. 4マイルストーンと同じ意味合いで使われることも
  8. 5「メルクマール」はシチュエーションで意味が若干異なる
チャーリー

チャーリー

「メルクマール」という言葉の意味は、物事の基準や指標。KPIという言葉と似ているかもね。

例えばこの記事がよい記事かどうかを判断するにあたっての「メルクマール」は、あなたがこの記事を読んで意味を理解し、

しばらくは「メルクマール」という単語を検索しなくなることだよ。

プロゲーマー君

プロゲーマー君

昔の僕のようなIT土方と呼ばれる下請けエンジニアは、「開発のメルクマール」という言葉をよく聞くんじゃないかな。

メルクマールの意味とは?

メルクマールの意味とは?
Photo byjosemdelaa

メルクマール」とは、一般的には「判断の基準やそのための指標、目印」のことを指します。

「評価のメルクマール(基準)をはっきりさせておく必要がある」、「知事はメルクマール(指標)の1つとなる『動物の殺処分ゼロ』に向け、具体案を示した」、というように使われます。「基準」、「指標」、「目印」というだけでは表現しにくいニュアンス、概念的な意味合いを持つ日本語が存在しないため、「メルクマール」という言葉が使われる機会が多くなっています。

ビジネスシーンでは「進捗確認の目印」としての意味

ビジネスシーンでは「進捗確認の目印」としての意味
Photo byrawpixel

ビジネスの場において「メルクマール」という言葉が使用される場合は、プロジェクトなどで最終目標までの進捗を確認するために中間地点に設けられる目印としての意味を成すことが多くなっています。メルクマールを設定することで、具体的な方策が明確になり、最終目標までのルートも捉えやすくなるのです。

メルクマールの語源

メルクマール「merkmal」というドイツ語を語源としており、日本ではいわゆる「カタカナ語化」した言葉として使われています。ドイツ語における「merkmal」は、「察知する」「気づく」「覚える」を意味する動詞である「merken」と「印」を意味する名詞である「mal」から成る複合語です。物事を見分けるにあたって手がかりとなる特徴、指標のことで、ドイツの日常会話では「目印」という意味で使われてることが多いようです。

メルクマールの使い方や用例

メルクマールの使い方や用例
Photo byrawpixel

先にビジネスシーンでの「メルクマール」についてご紹介しましたが、「メルクマール」はシチュエーションによって異なる意味を持ちます。

ここでは医療、金融・法律の各業界における使い方や用例を見ていきましょう。

医療業界の場合

医療業界の場合
フリー写真素材ぱくたそ

医療業界においては、病気の状態や治療効果を判定する検査値などの指標を指して「メルクマール」ということがあり、医師同士のやりとりの中で使われることがあります。これは少々古い表現で、最近はメルクマールを英語に置き換えた「Indicator(インディケーター)」を評価指標という意味で使うことが増えているようです。

ちなみに医療業界では、メルクマール以外にも多くのドイツ語が使用されていますが、これは戦前ドイツから医療を学んだ故の慣習的なものです。

 

フロイト先生

フロイト先生

メルクマールの動きはどうなっていますか?

若手社員

若手社員

Aさんの今回の数値ですが、以前よりかなり改善が見られました!

金融業界、法律業界の場合

金融業界、法律業界の場合
Photo byJamesQube

金融業界・法律業界での「メルクマール」は判断基準、目印の意味で使われています。

まず「判断基準」としての用例について会話で見てみましょう。

課長さん

課長さん

金融庁が金融機関が自らの経営を点検するためのメルクマールとして『顧客本位の指標』を公表したんだ

不敵くん

不敵くん

以前は金融機関ごとでしたが、今回は共通の内容を出してきたんですね

次は、「目印」という意味でメルクマールを使う場合の例文です。

DATSUさん

DATSUさん

会社更生法においては、債務超過をメルクマールとして株主の議決権を制約します……

マイルストーンと同じ意味合いで使われることも

マイルストーンと同じ意味合いで使われることも
Photo byFree-Photos

マイルストーン(milestone)は、 もともとは鉄道や道路などにおいて距離(マイル)を表示する石の道しるべのことで、日本語では「里程標」と訳され、一里塚と似た意味の言葉といえます。

マイルストーンや一里塚は起点からの距離を示すものですが、ビジネスにおいては長期的なプロジェクト等の進捗管理を行うために節目として設けられるもので、各マイルストーンにはそれぞれの時点での達成要件が定められることになります。実際の状況とマイルストーンとを照らし合わせ、進捗度の調整が行われます。

「マイルストーン」と「メルクマール」は進捗の管理を行うために最終目標への中間地点に置かれるものとして、同じ意味合いで使用されることがありますが、厳密には前者が「標識」、後者が「指標」であるという違いがあります。

「メルクマール」はシチュエーションで意味が若干異なる

これまで見てきたように、「メルクマール」は使われるシチュエーションにより若干意味に違いのある言葉です。

ビジネスにおいては一般的に「到達目標に至るまでの中間目標、基準」という意味合いで使われることが多く、何かを判断する際の指標や目印という意味では「バロメーター」や「マーク」も同義語といえるかもしれません。

ビジネスシーンの会話で「メルクマール」が出てきても慌てなくてすむよう、使い方はしっかり覚えておきましょう。

プロゲーマー君

プロゲーマー君

「メルクマール」の意味は理解できたかな?

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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