野菜ジュースの飲み過ぎは太る?
野菜ジュースの飲み過ぎは太ると、聞いたことがありませんか?実は、野菜ジュースはダイエット向きなのですが、飲みすぎると逆効果になることがあります。野菜不足を補うのに効果的な野菜ジュースですが、あくまでジュースであることを忘れてはいけません。
簡単に野菜不足を解消できるからとジュースを飲み続けると、太るだけではなく糖尿病の危険や体がむくむことがあります。野菜不足にも色々種類があり、効果もそれぞれ違います。ダイエットに野菜ジュースを使うなら、メリットとデメリットを考えた上で計画的に飲む必要があります。
今回は、野菜ジュースの飲みすぎが太ると言われる原因などを解説します。
野菜ジュースを飲み過ぎると太る理由とは
野菜ジュースを飲み過ぎると太る理由とは、野菜以外の成分にあります。野菜だけでは飲みにくくなるため、野菜ジュースには添加物が含まれてます。味の調整をするために、糖質を増やす、ナトリウムの割合を増やすなど添加物を含むことで、より飲みやすい工夫がされているのです。しかし、これらの飲みやすくするための工夫が太る理由を生んでいます。
また、砂糖不使用の野菜ジュースだとしても、野菜本体に糖質を多く含むこともあります。野菜ジュースに使われる野菜の代表格「トマト」なども糖質が高いです。糖質が高いという事は、少なからずカロリーもあります。
ダイエットにおいては、ノンカロリージュースと同じ感覚で野菜ジュースを飲むのは危険なのです。
市販のものは添加物が入っている場合が多い
市販のものは添加物が入っている場合が多いことは、前述した通りです。果物自体の糖質も気になる所ですが、野菜ジュースには砂糖などの添加物が入ってることもあります。それならば、砂糖なしを飲めば大丈夫なのでは?と思われるかもしれませんが、砂糖の代わりに果糖やオリゴ糖が入っている場合もありますので、注意が必要です。
野菜ジュースを飲んで太るというのは、添加物も大きく影響しています。もしダイエットに野菜ジュースを使うのであれば、まず原材料をチェックして、糖質が付加されていないかを確認して下さい。
野菜ジュース自体のダイエット効果は少ない
野菜ジュース自体のダイエット効果は少ないという事実は、意外と知られていません。なぜダイエット効果が少ないと言われるかは、加工方法に理由があります。野菜ジュースの多くは、原材料が外国産の事が多く、輸入する段階で「熱による濃縮」がされています。
一度は聞いたことがあるかもしれませんが、濃縮還元と言うのは熱によって濃縮されたものを戻す加工方法です。濃縮還元によって、熱に弱いビタミンは無くなってしまいます。ビタミンの補給に野菜ジュースを飲んでいるつもりでも、加工の段階でほとんどビタミンは残りません。
もちろん、熱に強いビタミンもありますが、ビタミン類を取るのには野菜ジュースは適していません。ビタミンを後から添付している野菜ジュースもありますが、その場合には他にも添加物が含まれている可能性もあります。
ダイエット目的で野菜ジュースを取っても、野菜の代わりにはならず、逆に糖質などを過剰に摂取してしまうこともあります。ただ、水溶性の食物繊維だけは消えずに残りますので、腸内環境を整えることには向いています。効果が薄いというだけで、全くダイエット効果がないというわけではありません。
野菜ジュースを効果的に飲む方法は?
野菜ジュースを効果的に飲む方法は、食事の代わりとするのがおすすめです。では、ダイエット効果を高める野菜ジュースの飲み方も見ていきましょう。
朝食代わりに飲む
朝食代わりに飲むのも効果が高く、出来ればジューサーなどを使って手作りした野菜ジュースを飲むのがベストです。手作りした野菜ジュースなら、砂糖などを入れない限り、ローカロリーに抑えることも出来ます。普段取りづらい野菜であっても、ジュースにしてしまえば飲みやすくなります。
また、食べる前に野菜ジュースを飲むことで、血糖値が急激に上昇する危険も減り、満腹感も得られるので太る心配もなくなります。野菜ジュースを飲むなら、食べる前でかつ朝食の時がベストです。
野菜ジュースでプチデトックス
野菜ジュースでプチデトックスもおすすめの取り方です。デトックスと言うのは断食のことで、週に一度だけ何も食べない日を作る方法です。何も食べないと言っても、固形物が食べられないだけで、液体の食べ物は取ることが出来ます。そこで野菜ジュースの登場となります。野菜ジュースだけを取ることで、食事の栄養も余すことなく取ることが出来ます。
ただし、野菜ジュースをデトックスに使う場合は、飲む量に気を付けないといけません。多く飲みすぎると、太る心配はありませんが、お腹が緩くなってしまい下痢になります。一日に500㏄までが目安ですので、野菜ジュースの取りすぎには注意しましょう。
果物入りの野菜ジュースには注意!
果物入りの野菜ジュースには注意が必要です。確かに果物が含まれる野菜ジュースは、飲みやすくビタミンも豊富に含まれますが、果糖が太る原因になります。もし食事の代わりにするのでしたら、多少は飲んでも大丈夫ですが、おやつと併用はNGです。どうしてもケーキなどが食べたい場合は、野菜100%ジュースにして、余分な砂糖は取らないようにしましょう。
自作野菜ジュースは糖質オフで
自作野菜ジュースは糖質オフがおすすめです。せっかく自作するのですから、カロリーは控えめにして、砂糖不使用が良いでしょう。果物も糖質が多いので、出来れば野菜だけにして糖質オフを目指します。また、野菜を皮ごと使う時には、しっかりと農薬を落とすことが大切です。せっかく健康のために野菜ジュースを飲むのですから、農薬が含まれると逆効果になります。
太るかどうかを意識することも大切ですが、健康面でもしっかりと管理しましょう。
野菜ジュースと野菜は別物
野菜ジュースと野菜は別物です。どんなに野菜ジュースを飲んでも、野菜を食べたことにはなりません。野菜ジュースの種類に関わらず、ジュースだけでは取れない栄養素もあります。野菜の補助として野菜ジュースを飲むことで、生活習慣に上手く野菜ジュースを取り入れてみましょう。生野菜は食べても太りませんが、野菜ジュースは太ることがあります。
市販の野菜ジュースを選ぶなら何がおすすめ?
市販の野菜ジュースを選ぶなら、飲む回数や価格によって、容器を選ぶようにしましょう。缶タイプやペットボトルタイプ、紙パックタイプがありますが、飲みすぎて太ることのないように適度な大きさを選ぶのがポイントです。
- 缶タイプのメリット:賞味期限が2~3年と長いのがメリットです。
- 紙パックタイプのメリット:鮮度が落ちないうちに飲み切れるのがメリットです。容器を別に用意する必要もなく、好きな時に一気に飲み干すことが出来ます。
- ペットボトルタイプのメリット:価格が安く大容量なので、家族皆で飲むことが出来るのがメリットです。ただ、飲み切らないと腐るというデメリットがあります。
カゴメの「つぶより野菜」
野菜ジュースのおすすめとして、カゴメの「つぶより野菜」があります。使われている野菜の種類は6種類と少な目ですが、100%野菜だけで作られており、太らない野菜ジュースとしても人気があります。野菜の量が350gと言うのも驚きですが、スムージーに近いジュースなので飲みやすく、リピーターも多いです。
野菜ジュースが太ると嘆いている方は、一度試して見て下さい。
つぶより野菜(野菜ジュース) 1箱:195g×15本
参考価格: 5,490円
キリンの「48種類の濃い野菜」
キリンの「48種類の濃い野菜」は、野菜の種類が多いことが最大の特徴です。こちらも野菜が100%なので、太る心配も少なくなります。毎日48種類もの野菜を取るのは大変ですが、その補助としてこちらの野菜ジュースが活躍してくれます。
もちろん砂糖不使用ですし、生姜が入ることで基礎代謝も上がります。ダイエットに最適と言える野菜ジュースです。
キリン 無添加野菜 48種の濃い野菜 200ml×24本
参考価格: 1,875円
カゴメの野菜一日これ一本
カゴメの「野菜一日これ一本」もダイエット向きの野菜ジュースです。100%野菜の汁だけなので、果物が入らない分太る心配も少なくなります。前述した「48種の濃い野菜」に比べて、野菜の種類こそ少ない物の、使われている野菜の量は350gと多めです。一日分の野菜摂取量が、これ一個で摂れるのが嬉しいですね。
カゴメ 野菜一日 これ一本 200ml×24本
参考価格: 1,680円
野菜ジュースを使ったおすすめのレシピ
野菜ジュースを使った、おすすめのレシピを3選してご紹介します。意外と簡単に作れるものばかりですので、参考にしてみて下さい。
レシピ①野菜ジュースで寒天ゼリー
野菜ジュースで寒天ゼリーのレシピは、粉寒天2gと好きな野菜ジュース250㏄、水50㏄で作ることが出来ます。
- 水を沸騰させ、その中に寒天を入れて寒天をしっかり煮溶かします。
- 野菜ジュースを加えて混ぜたら、容器に入れて、冷蔵庫などで冷やせば完成です。
レシピ②トマトの寒天サラダ
トマトの寒天サラダもおすすめです。材料は、トマトジュース300㏄に、粉寒天小さじ2、水菜が1/2把で作ることが出来ます。ドレッシングも出来れば、ローカロリーのタイプを選びましょう。
- 水菜は水洗いし、しっかりと水気を切ったら、食べやすい長さに切ります。
- 鍋にトマトジュースと寒天を入れて混ぜ、1~2分煮詰めてから、冷まします。
- とろみがついたら容器に入れ、冷蔵庫で冷やし固めます。
- 皿にトマト寒天と水菜、モッツァレラチーズなどを添えれば完成です。
レシピ③オクラのトマトスープ
オクラのトマトスープもまた、ヘルシーでダイエットに向いています。材料は、オクラが3本、トマトジュース400㏄に、少量の塩コショウとオリーブオイルです。ダイエットの結果を出す目的でも、トマトジュースをフルに活用してみて下さい。
- オクラは塩ずりし、水洗いしてから、輪切りにします。
- ボールにオクラ、トマトジュース、塩コショウを入れて混ぜ合わせます。
- 冷蔵庫で冷やし、食べる直前に器に注ぎ、オリーブオイルを垂らせば完成です。
野菜ジュースは太るの?のまとめ
- 野菜ジュース自体が太るのではなく、多くは添加物によるもの
- 野菜ジュースの選び方によって、毎日続けられるかどうかが決まる
- 野菜ジュースは糖質の少ない野菜100%がダイエットに良い