お手玉の作り方とは?中身はどれくらい小豆をいれる?遊び方や歴史についても紹介

お手玉の作り方とは?中身はどれくらい小豆をいれる?遊び方や歴史についても紹介

昔懐かしい遊び「お手玉」。皆さんも一度は見たり触れたり、作り方を教わったことがあるかもしれません。「ただ球を投げているだけでしょ?」と思われている方、実はお手玉はとても奥深い遊びなのです。今回は、そんなお手玉の歴史や、作り方、練習の仕方を詳しくご紹介します。

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  1. 1お手玉とは?
  2. 1.1お手玉の歴史
  3. 2お手玉の作り方
  4. 2.1座布団型お手玉
  5. 2.2俵形お手玉
  6. 2.3お手玉の中身について
  7. 2.4入れる小豆の量は?
  8. 3お手玉の遊び方/技/練習法
  9. 3.1お手玉で歌う歌
  10. 3.2お手玉の技
  11. 3.3おすすめのお手玉練習法

お手玉とは?

沢山のお手玉
フリー写真素材ぱくたそ

お手玉とは

お手玉とは、小さい布袋に、小豆や米、そば殻、小石などを入れたおもちゃのことです。
遊び方は、手玉歌(数取り歌)を歌いながら、空中に投げ、拾ったり受け取ったりして遊びます。

どれくらい長くこの動作ができるか競い合うこともあります。一人、もしくは何人かで輪になって遊ぶ方法もあります。また、お手玉は遊びだけでなく、公式の競技としても存在しています。日本各地にさまざまなお手玉の団体があり、しっかりと審査基準が定められ正式な競技として認められているのです。

お手玉の歴史

聖徳太子

お手玉の歴史

お手玉の歴史はいくつか説があり、「紀元前500年頃のリディア人に発明された」「紀元前1994年~1781年の古代エジプト中王国時代」「3000年前の黒海の遊牧民から」など、いずれにしても非常に長い歴史を持っています。もともと、羊のかかとの骨を使っていたと言われています。

この遊びは、シルクロードを経由してインドや中国などのアジアに伝わりました。現在でも、中国やモンゴル、ヨーロッパやオーストラリアなど世界中で羊の骨を使った遊びがあります。またアジア方面では、骨の代わりに小石を使って遊ぶこともあり、「石なご」「石などり」と呼ばれました。日本では奈良時代に中国から伝わりました。

ちなみに、聖徳太子も、水晶で作られた「石名取り玉(いしなとりだま)」で遊んだとされ、現在は、東京は上野にある国立法隆寺博物館に現物が保管されています。江戸時代や明治時代になると、女の子たちの間に広まり遊ばれるようになりました。
お手玉は、形は違えども世界中に広まっている遊びと言えるでしょう。
 

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お手玉の作り方

裁縫道具
Photo byStillWorksImagery

お手玉の作り方

お手玉にはいくつかの種類があります。
「座布団型」「俵型」「かます型」「枕型」などがよく知られているお手玉の種類です。
ここでは、簡単にできる「座布団型お手玉」と「俵型お手玉」の作り方の動画をご紹介します。

座布団型お手玉

座布団型お手玉

座布団型お手玉

お手玉の種類の中でも「座布団型お手玉」は、お店などでもよく売られているお手玉の形です。
お手玉を作る際は、布、針、糸、中身(小豆・米・ペレットなど)を用意しましょう。
自分の好きな柄の布や、中身を用意すると楽しくお手玉が作れます。

俵形お手玉

俵型お手玉

俵型お手玉

お手玉の種類でもコロコロとした姿が可愛い「俵型のお手玉」。筒状にした布に中身を入れて縫うだけなので、お手軽に作ることができます。

お手玉の中身について

手に小豆を持つ
Photo bywuzefe

お手玉の中身

お手玉の中身に使用される素材はさまざまです。特に小豆などは使用されることの多い中身ですよね。スーパーなどでもすぐに購入できるのでお手軽です。ただし、虫が湧きやすいので、熱湯にくぐらして天日干しをしてから使いましょう。

身近な素材としてはお米もおすすめです。これも虫が湧きやすいので、熱湯を通すか空炒り(油や水を使わずに煎ること)をしてから使いましょう。お米は飛び散りやすいので、お茶パックに入れてから縫うと楽に作業できます。

どうしても虫が心配な人は、ビーズの一種であるポリエチレン製のペレットもおすすめです。こちらはネットや手芸用品店で購入が可能です。さらに、しじみの貝殻や植物の数珠玉などを、お手玉の中身に使うことができます。何を中身に選ぶかによって、音や手触りが違います。

自分の好みの素材で、お手玉を作ってみましょう。

入れる小豆の量は?

計り

入れる小豆の量は

お手玉の作り方には、だいたい材料を一握りとしているところが多く見られます。
お手玉の中身の代表格である小豆。入れる量に決まりはあるのでしょうか?

日本の伝統文化であるお手玉の普及につとめる「日本お手玉の会」によると、競技用のお手玉については重さを40gと定めています。「日本お手玉の会」では、競技としてお手玉を行う他に「お手玉段位認定審査」というものを行っています。これは、お手玉の技量を認定する審査で、この要領により、しっかりと中身の量やお手玉の形が決められているのです。

もちろん、家庭で作る際には自分の手になじむ重さ、中身がはみ出ないような量を感覚で入れていってもOKです。

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