一般的なスライムの作り方と手順
一般的なスライムは洗濯のりとホウ砂水を混ぜ合わせることで、簡単に作ることができます。そんな一般的なスライムの作り方について詳しくご紹介します。
スライムの作成に必要なもの
スライムの作成手順
次にスライムの作成手順についてご紹介します。
- まずプラスチックのコップに洗濯のり50mlを入れ、そこに水50mlと好きな色の絵の具を加えて割り箸でかき混ぜていきます。このとき透明なスライムを作りたいときは、絵の具は不要です。
- もうひとつのプラスチックのコップに、お湯25mlとホウ砂2gほど入れたらよくかき混ぜていきます。このときホウ砂をよく溶かすようにしっかりと混ぜましょう。若干溶け残りがあっても問題ありません。
- 次に洗濯のりを入れたコップに、お湯とホウ砂を混ぜたコップの液体を少し入れて、割り箸でよく混ぜていきます。このとき溶け残ったホウ砂があるときは、なるべく入れないようにしてください。
- 少し水っぽいくらいにまとまったら、しばらく放置します。
- コップから放置したスライムを出して、よく手で揉んだら完成です。
スライムができる原理は?
なぜスライムがドロドロになるか、スライムの科学的な原理についてみていきましょう。スライムの材料の構造をみると、洗濯のりにはPVAという物質が含まれており、ホウ砂はメタホウ酸ナトリウムのことを表します。
このPVAの物質の構造は、長い炭素の鎖にヒドロキシ基がいくつもぶら下がっている状態です。一方で、メタホウ酸ナトリウムは水に溶けると水素ホウ砂イオンという物質に変化します。
このPVAと水素ホウ砂イオンを混ぜ合わせることで、水素ホウ酸イオンがPVAに含まれているヒドロキシ基に近づくので、PVAの水素が外れます。外れたところに水素結合が起こり、ゲル化が起こることによって、スライムのドロドロやぬるぬるとした性質が完成するのです。
スライムができる科学的な原理がなんとなくわかったところで、実際に自分でも作りたくなったのではないでしょうか?
アマゾンで売っているホウ酸と洗濯のりで早速作ってみましょう!