「乖離」の意味とは?言葉の語源や使い方、剥離との違いを解説

「乖離」の意味とは?言葉の語源や使い方、剥離との違いを解説

「乖離」(かいり)は株価・株式などに関するニュースで目にすることも多い言葉で、意味は「そむきはなれること」「はなればなれになること」です。普段あまり使わない言葉ですが、今回はこの「乖離」の意味や用例・使い方などについて詳しく説明していきます。

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  1. 1「乖離」の読み方や意味は?
  2. 2「乖離」の語源
  3. 3「乖離」の使い方・用例
  4. 3.1金融業界で使われる「乖離率」
  5. 4「乖離」と「剥離」の違い
  6. 5乖離の類語
  7. 6まとめ
若手社員

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株価や株式のニュースで「乖離率」ってよく聞くけど、「乖離」ってそもそもどのような意味があるのだろうか?

「乖離」の読み方や意味は?

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字が難しい「乖離」ですが「かいり」と読み、意味は「離れること」や「結びつきがすっかりなくなること」「離ればなれになること」です。

「乖離が大きい」「人心の乖離」のように、人の心や政治、理想などを表現する時に使われる言葉です。

また、ニュースや金融関係でよく使われる言葉なので、株に興味がある方や株取引をしている方にとって「乖離率」はいつも目にしたり、気になったりする言葉でしょう。

それ以外の方にとって「乖離」は普段あまりない使わない言葉かもしれませんが、新聞やビジネスシーンでは使用されることも少なくありません。いざという時に困らないよう、本記事で正しい意味を理解しておきましょう。

「乖離」の語源

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乖離は、「」(そむく)と「」(はなれる)という2つの漢字からできています。それぞれの漢字の意味をつなぎ合わせて「そむいて、離れてしまう」と考えれば理解しやすいでしょう。漢字のイメージどおり、基本的には否定的なニュアンスで使われることが多い言葉といえます。

若手社員

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問題なのは使い方なんだよね。株式はやらないけど社会人として「乖離率」の意味ぐらい知っておきたいし…。

「乖離」の使い方・用例

「企業の業績と株価の乖離が深刻だ」という用例です。「業績と株価がかけ離れてしまって、その結果、深刻な問題が起こっている…」という否定的なニュアンスが伝わってきます。「乖離」はこのような使い方が一番多いでしょう。

ビジネス用語でもある「乖離」は字が難しいだけでなく、使い方も多少の難しさはありますが、意味を理解していれば問題なく使うことができる言葉です。

いざ「乖離」を使う時に戸惑わないように、その他の用例も数パターン紹介します。

上のツイッターでは「立場が違うから乖離が起こる」とあり、批評家と観客の「評価の差」が問題になることを乖離を使って表現しています。この場合の乖離は「ズレ」に置き換えることができ、「立場が違うから評価にズレが起こる」という意味になります。

下のツイッターでも同様で、「芸能界と出版業界は慣例が乖離しすぎ」は、「慣例がズレすぎ」ていることを乖離と表現しています。あるいは「慣例がかけ離れている」と言い換えることも可能でしょう。

次に、「乖離をなくす」の例を紹介します。

この「乖離をなくす」という意味は「すでに乖離が起きていることを正そうとする」ということです。ですから「仕様と実装の乖離をなくす」は、「(すでにある)仕様と実装のズレをなくす」ということになります。

下のツイッターでも、「実情との乖離をなくす」とありますが、ここでも「(すでにかけ離れてしまっている)研究会の名称と実情とのズレをなくす」という意味で乖離を使っていることがわかります。

金融業界で使われる「乖離率」

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主に株取引でよく使われている「乖離率」(かいりりつ)の意味は、「移動平均線から株価がどれだけ離れているか」を指します。

株価が移動平均線から上にある場合には「プラス乖離率」下の場合には「マイナス乖離率」というように使っていて、株取引をしている方や金融業界の方にはポピュラーな言葉です。

株に興味がない方や株式投資について知らないと「乖離率」と聞いてもピンときませんが、「乖離」そのものの意味が分かっていればなんとなく理解できるでしょう。

日経平均などの平均株価の推移を表した「移動平均線」から、現在の株価がどれだけ離れているかを示すのが「乖離率」です。株式を売買するときの判断材料として、現在その株が「買われすぎているのか」「売られすぎているのか」を見るための指標と考える方が多いようです。

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「乖離」と「剥離」の違い

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