ソーシャルディスタンスとは?
「ソーシャルディスタンス」では覚えられない&行動につながらないので、子供には 「2メートルバリア」と説明しました。
— 佐藤ねじ🌲ブルーパドル (@sato_nezi) April 4, 2020
お店の張り紙などで、もし画像が必要あれば、自由につかってください。下記からダウンロードできます。https://t.co/2Mt9guyRdw#2mバリア pic.twitter.com/Y2JIpAsNTz
ソーシャルディスタンスとは、他者との物理的距離を開けて新型コロナウイルス感染を防ぐための対策です。
感染症を防ぐために他者と一定の距離を保つという対策の考え方は昔から存在していましたが、確証となる臨床結果が乏しかったために軽視されていました。
スペイン風邪の際に有効だった対策
しかし、1918年にパンデミックをおこしたスペイン風邪の際に隔離政策をとることで、感染者の拡大を食い止めたという研究が発表されました。
米国43都市のうちのセントルイス市は、スペイン風邪の発症者の隔離と、学校や集会などの人が多く集まる場所の閉鎖を早期に実行しました。その結果、感染者の隔離対策が遅れたフィラデルフィア市に比べ、致死率が半分に抑えられたのです。
この研究結果が発表されて以降、ソーシャルディスタンスを意識することが、は感染症に対して有効であるという認識は一般的なものとなりました。
新型コロナ感染対策は距離をとること
ソーシャルディスタンスの有効性が認められた2020年現在では、新型コロナウイルスのような感染症を防ぐために重要なのが、私たち一人ひとりが意識的に他者との距離をとることだと考えられています。
新型コロナウイルス対策としてのソーシャルディスタンスの具体的な内容や基本的な考え方は以下で紹介します。
うさじいが真ん中だったら
— 河童天狗@麒麟がきた (@kappajiji23) April 4, 2020
ソーシャルディスタンスであり
星空のディスタンスだったな← pic.twitter.com/ekgfer3Ale
自分が感染者である可能性を想定した行動
新型コロナウイルスの恐ろしい点は、たとえ自分が感染者であったとしても、2週間以上無症状でウイルスの運び屋とされている可能性があることです。
ソーシャルディスタンスは「もし自分が無症状感染者だったら」と考え、距離をとることで他者も自分も守っていくという取り組みなのです。
1.8メートルの距離を取る
ソーシャルディスタンスとして、他者と開ける空間は世界保健機構(WHO)によれば1メートル(6フィート)以上。
日本では1.8メートル程度とソーシャルディスタンスを定義しています。
「ソーシャルディスタンスを保とう」と言われるより「鴨川等間隔を保とう」と言われる方が、日本のコロナ対策にはいいのでは。 pic.twitter.com/X9YosxBxh0
— 澤田智洋|新著『ガチガチの世界をゆるめる』 (@sawadayuru) April 4, 2020
10人以上の集会をしない
そのほかにも、10人以上の集会を避けること、不要不急の外出や訪問を避ける、可能な限り在宅勤務をする、くしゃみや咳をする場合は手のひらでなく肘で口を覆うことが推奨されています。
そして、各市区町村によっては外出自粛要請や自宅待機要請が発令されています。このような対策もソーシャルディスタンスの確保がパンデミック予防に有効であるという考えに基づくものと言えます。