御朱印を転売目的で買い占める転売ヤーに非難殺到!御朱印の本来のあり方や神社からの意見を紹介

御朱印を転売目的で買い占める転売ヤーに非難殺到!御朱印の本来のあり方や神社からの意見を紹介

10年前から寺社の御朱印を集めるのがブームになり、最近では人気のある神社の御朱印帳が高額で転売されたり、改元による御朱印がなんと27万を超える高額で転売される事態が起きました。今回は御朱印の転売の実態についてご紹介します。

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  1. 1御朱印が転売されている?
  2. 1.1「平成」と「令和」の入った御朱印
  3. 1.2御朱印の転売はいつごろから
  4. 1.3御朱印転売の手口
  5. 2御朱印転売の相場について
  6. 3そもそも御朱印本来の目的とは
  7. 4御朱印転売に対する神社側の意見

御朱印が転売されている?

2019年5月1日に平成から令和に改元されました。そこでテレビ各局やマスコミ各紙は「令和最初の〇〇」や「令和元年の〇〇」などと連日報じました。

その中には10年ほど前から一部の人たちに、人気になっていた御朱印集めがあります。御朱印には参拝日が墨書きされますが、改元にともない、平成と令和という2つの元号が、2日で集められるようになりました。それによって、御朱印に興味の無い人までが御朱印を求めて、寺社に殺到しました。

 

2014年8月にNHK情報番組「あさイチ」で御朱印ガールの特集が紹介されたあたりから注目されて、相川七瀬さんや篠原ともえさんなどが御朱印を集め始め、それまで御朱印に興味が無かった人たちをも巻き込んでブームになりました。さまざまな御朱印帳や、全国の寺社の御朱印が、インスタなどのSNSによって拡散され、一躍ブームになっていきました。

しかしブームの影には意外な事実がありました。寺社からいただけるありがたい御朱印を、メルカリなどのフリマアプリに高額で転売する人が現れました。いわゆる転売ヤーです。人気のある寺社やレアと言われる御朱印や、今回のように改元ブームの御朱印などを高額転売しているということがSNSやニュースに取り上げられたのです。

「平成」と「令和」の入った御朱印

10連休中のニュースの中に、東京都にある浅草神社では、平成31年4月末から「平成」と「令和」の2つの元号が入った御朱印を限定で配布しました。しかし予想をはるかに上回る行列ができ、入手できない人が現れました。

そういった人たちの中に、神職や巫女に心もとない罵声を浴びせる人が現れ、しまいには参拝者同士の言い合いにまで発展し、マナーの悪さが浮き彫りになりました。なお、この時の御朱印はメルカリなどで5,000円を超える値段で転売されました。

また同時期の明治神宮の御朱印を巡っては、驚きの高額転売が行われており、大手オークションサイトでは、「平成」、「令和」の御朱印がセットで273,000円で落札されていました。

御朱印の転売はいつごろから

Photo byK2-Kaji

御朱印の転売はいつごろから行われているのでしょう。

御朱印は、もともと本尊の名を墨で書いてもらうところからはじまり、徐々に神社を参拝する人にも広がって行きました。そして御朱印を書いてもらう御朱印帳は、人気のある神社のものをわざわざ買いに行って御朱印を集めたり、かっこいいものや自分で気に入ったものに書いてもらいました。

前述の2014年頃から御朱印ガールが登場し、人気の神社の御朱印が欲しい人が増えてきました。いわゆるインスタ映えする御朱印を求める人が増えたのです。しかし遠方でなかなか足を運べない人もいて、SNSなどで御朱印集めがどんどんアップされていきました。

そんな人気に目をつけた転売ヤーたちは、人気の神社の御朱印などをメルカリやオークションサイトなどで転売を始めました。このように、転売は2014年の御朱印ガールの登場とともに始まり、転売価格は次第に高額になっていきました。

御朱印転売の手口

御朱印転売の手口は、人気のある明治神宮、伊勢神宮、大阪城、岐阜城、二条城などの御朱印を並んで手に入れ、すぐにメルカリなどのフリマアプリで高額転売しています。メルカリでは同じアカウントで多数出品している人もいることから、単独の転売ヤーではなく、複数人で御朱印を手に入れて転売していることがうかがえます。

寺社と御朱印集めの人たちの間に入って、不当な利益をあげている転売ヤーは問題ですが、買い手がいるのも事実です。しかし、このまま高額転売が続くと、サイト側の取り締まりや、警察も介入せざるを得なくなります。

御朱印転売の相場について

まず御朱印は、無料でもらうというわけにはいきません。初穂料を払います。多くの寺社では300円から500円くらいが初穂料の相場になっています。

御朱印転売の相場は、初穂料の相場のおよそ5倍になっています。もちろん高額なものは10倍やそれ以上で取引されていたり、縁起が良い数字ということを利用して、8,888円で転売しているものもありました。

また平成と令和またぎの御朱印には30万円の高額転売もされていました。初穂料を500円とするとなんと600倍にもなり、転売する側も買う側も驚きの値段です。

御朱印を集める人たちの中には、スタンプラリー感覚で、全国の寺社の御朱印を集めるだけという人もいます。その中には、転売でいいやという人も少なからずおり、このような人たちが増えると、転売の価格が高額になるので自重することが必要です。

そもそも御朱印本来の目的とは

フリー写真素材ぱくたそ

御朱印の本来の目的は、寺社参拝の証が御朱印なのです。本来は写経を納めて、信仰の証としてもらっていました。しかし現在は参拝するだけでもらえるようになっています。御朱印は御朱印帳に参拝した寺社名の墨書きと朱印と参拝日が書いてあり、いろいろな寺社に参拝した記念になるのが御朱印です。

御朱印帳は、雑貨屋でお気に入りの御朱印帳を購入したり、かっこいい御朱印帳を寺社で購入して御朱印をもらったりと楽しさも倍増します。また御朱印には、寺社によって複数の種類があり、季節ごとにデザインが違うものもあります。

御朱印をもらうマナーとして、きちんと参拝をすること、御朱印を書いて欲しいページを開いて渡すこと、御朱印を待つ間は静かに厳かな気持ちで待つことが大切です。

御朱印転売に対する神社側の意見

最後に御朱印などを高額転売されている神社側の意見をまとめてみました。

御朱印の高額転売に対し、前述の茨城県守谷市にある総鎮守八坂神社は、御朱印帳が約3倍で転売されたことで、「神社頒布品をオークションに出品して利益を得る行為は許せません。頒布品は祓いをし神徳を得られるように祈願しております。」とツイートし、「もう来ないでください。」と怒りの一言を残しています。

岐阜県関市にある千手院では「転売で買った御朱印で、あそこの寺に行ってきたんだ、いやネットで買って、などと会話をするのでしょうか。なんの意味もないと思わないのでしょうか。是非実際に参拝されることを強くおすすめしたい。」とツイートしています。

福島県白河市にある南湖神社では「(高額転売のサイトを見て)会津若松の飯盛山の御朱印ですね。レアな御朱印とは何をもってレアというのでしょう。御朱印とはその寺社によって全く違うものなので、レアとかレアでないとかそもそも言えるものではないです。」とツイートしています。


このように寺社に仕える人たちが、参拝をしてくれた方々に記念に書いてくれている御朱印を、レアだからという理由で、高額で転売されているものを購入し、ただスタンプラリーのように集めれば良いわけではありません。その寺社に一緒に行った大切な人との思い出が印として残るのが御朱印であり、その印をまとめたものが御朱印帳なのです。

どこの誰が集めたものかわからない高額な御朱印がまとまった御朱印帳よりも、大切な人との思い出の印がつまった御朱印帳の方がよっぽど価値のあるものだと言えます。

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