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ルイボスティーとは?
ルイボスティーはマメ科の植物、ルイボスで作られたお茶です。ルイボスが生育する場所は、世界でただひとつ。南アフリカ・ケープタウンの北にあるセダルバーグ山脈という場所です。乾燥した地域で、朝晩の寒暖差が30度以上という他にはない珍しい環境。そこの、ミネラルが豊富な土壌でルイボスは育ちます。ルイボスのルイは現地の言葉で「赤い」、ボスは「やぶ」という意味です。その名の通り、ルイボスティーは赤い色をしています。
ミネラルが豊富で健康効果が高いことから、南アフリカの先住民の間では「不老長寿のお茶」として珍重されてきました。20世紀初頭にルイボスティーの存在が確認された時には、ルイボスティーを飲んでいる部族と飲んでいない部族で見た目の若さが明らかに違っていたと言います。
ルイボスティーはクセのないマイルドな味で、飲みやすいのが特徴。タンニンが少ないので渋みもありません。
ルイボスティーは多くの効果が期待できる!
ルイボスティーには亜鉛、カルシウム、鉄、カリウム、マグネシウムなど10種類以上のミネラルがバランスよく含まれ、美容や健康への効果・効能が期待できます。さらにルイボスティーには抗酸化作用のある成分が豊富に含まれています。ケルセチンやルチンといったフラボノイドやSOD(スーパー・オキサイド・デスムターゼ)という酵素が含まれ、高い健康効果を発揮します。
具体的にどのような効果が期待できるのか、見ていきましょう。
ルイボスティーに期待できる効果(1)ダイエットのサポート
ルイボスティーはノンカフェインでカロリーゼロなので、ダイエット中でも安心して飲むことができます。ルイボスティーに含まれるフラボノイドには代謝を高める作用があるので、エネルギー消費のアップが期待できるでしょう。ダイエット中に飲むことで、サポート効果が期待できます。
また、フラボノイドには腸内環境を整える作用もあり、便秘解消に役立ちます。便秘していると、なかなか痩せづらいもの。便秘解消することで、ダイエット効果も高まります。
ルイボスティーに期待できる効果(2)活性酸素を除去して老化防止
ルイボスティーに含まれている豊富なフラボノイドやSODの効果で、活性酸素が除去されます。紫外線やストレスなどの影響で活性酸素が体内に大量に発生すると、細胞が酸化されて老化が加速します。肌や内臓器官の老化を招いてしまうことにも。ルイボスティー で活性酸素を除去することで、そのような老化を防ぐことができます。
ルイボスティーに期待できる効果(3)リラックスできる
ルイボスティーに含まれるフラボノイドにはストレスを軽減する作用もあり、リラックス効果が期待できます。寝る1時間ぐらい前に飲めば、体がリラックスして質の良い睡眠を取ることができます。トイレが近くならないように、飲む量は控えめにしましょう。
ルイボスティーに期待できる効果(4)ホルモンバランスを整え、貧血を防止
ルイボスティーに含まれているミネラルの亜鉛には、男性ホルモンの活性化や女性ホルモンの分泌を促す働きがあります。ルイボスティーを飲むことで、ホルモンバランスを整える効果が期待できるでしょう。また、鉄分が多く含まれているので、貧血の予防にもなります。
ルイボスティーは副作用があるの?
たくさんの健康効果が期待できるルイボスティーですが、副作用はないのでしょうか?安心して飲めるのか、デメリットはないのかが気になります。ここでは、ルイボスティーの副作用やデメリット、飲んではいけない人について説明しましょう。
副作用1.過剰摂取による冷え・下痢・腹痛
これまで、ルイボスティーを飲んで副作用が起きたという報告はされていません。近年、ルイボスティーは急激に認知度をあげ、多くの人が利用しています。その中でも、特に健康被害があったという事実は今のところ確認されていないので、安心して飲めるお茶と言っていいでしょう。
しかし、ルイボスティーに限らず、どんな飲み物でも飲みすぎれば体に問題が起こります。ルイボスティーを過剰摂取することで、水分の摂りすぎによる冷えや下痢が起こりやすくなるでしょう。また、ルイボスティーに含まれるマグネシウムの過剰摂取によって、腹痛を起こす場合もあります。
副作用2.一時的に肌荒れの可能性あり
ルイボスティーの効能には、活性酸素除去による美肌効果もあげられます。しかし、その反対に肌荒れを起こす可能性もあります。これはルイボスティーの副作用というよりは、効果が出る過程で起こる「好転反応」によるものです。好転反応とは、症状が良くなる前に一時的に悪化したような状態になること。効果が出ている証拠でもあります。
ルイボスティーに含まれているフラボノイドのルチンには血流を良くする作用があり、その効果で溜まっていた老廃物や毒素が排出されます。それらが排出される過程で表面に現れ、肌荒れになってしまうこともあるでしょう。
好転反応は3日〜1週間程度で治るので、慌てずに様子を見ることをおすすめします。
妊婦は注意!副作用にはタンニンによる栄養阻害も…?
ルイボスティーは緑茶や紅茶などに比べるとタンニンはかなり少なめですが、多少は含まれています。そのため、過剰摂取すればその影響を受けることになります。タンニンは植物に含まれる苦みや渋みの成分で、ビタミンなどの栄養が体内に吸収されるのを阻害する作用があります。特に、妊娠中の胎児の成長に重要なビタミンである葉酸の吸収を阻害することが懸念されています。
ルイボスティーはノンカフェインなので妊娠中の女性でも安心して飲めるとされていますが、飲みすぎには注意が必要です。妊婦さんが飲む量は、多くても1日3杯程度に留めましょう。
ルイボスティーに水銀が含まれているって本当?
「ルイボスティーには水銀が含まれている」という噂が、一時ネットなどで流れていました。ルイボスの生育している南アフリカの土壌に水銀が含まれ、それがルイボスティーからも検出されるという内容です。ルイボスティーの販売メーカーにも問い合わせが寄せられたということです。
しかし、これは根も葉もない噂です。日本で販売されているルイボスティーは、南アフリカの生産地と日本食品分析センターで定期的に重金属の検査が行われています。そこで基準値を超えた水銀が検出されたことはありません。
ルイボスティーは過剰摂取しなければ問題ない!
ルイボスティーの副作用について解説しました。ルイボスティーには基本的に副作用の心配はほとんどありません。また、目立ったデメリットや、特に飲んではいけない人がいるわけでもなく、安心して飲んでいただけます。ただし、過剰摂取には注意しましょう。たくさん飲んだからといって、健康効果が高くなるわけではありません。適量は1日500mlほど、カップに軽く3杯程度です。
飲む量さえ気をつければ、高い健康効果が期待できるルイボスティー。上手に生活に取り入れていきたいですね。
ルイボスティーの副作用のまとめ
- ルイボスティーには健康にいい成分が豊富。
- ルイボスティーは基本的には副作用の心配なし。
- ルイボスティーは過剰摂取に注意。