払込取扱票とは?
払込取扱票とは、ゆうちょ銀行同士の口座へ送金する際に使用する振込用紙のことです。一般的な銀行間の送金を「振込み」といいますが、ゆうちょ銀行ではゆうちょ銀行同士の振込みを「払込み」といいます。
インターネット上の通信販売が生活の中に浸透してきている中で、クレジットカード決済もよく見られるようになっていますが、決済方法のひとつとして「払込取扱票」の選択肢が設定されている場合があります。
払込取扱票の種類
払込取扱票の種類には青色・赤色・コンビニ用の3パターンありますので、この章ではそれらの詳細について解説します。
払込取扱票【青色】
1つ目は青色の払込取扱票で、こちらは送金をする側が送金手数料を払います。そのため、額記入欄には純粋な金額とは別に送金手数料を含めて記入する必要があります。送金手数料については決まった金額が設定されていますので、この記事の後半で解説します。
ゆうちょ銀行の手数料は他の銀行に比べて安く設定されているため、送金者にとっては負担が軽くなることもメリット。また、個人的なお金のやり取りで用いられることが多いのも特徴です。
払込取扱票【赤色】
2つ目は赤色の払込取扱票で、こちらは金額を受け取る側が送金手数料を払います。そのため払込取扱票を使って送金する側は、純粋な支払うべき金額を記入して納めるだけでいいのです。この赤色の払込取扱票はインタネットの通信販売などで使用されることが多く、相手方は会社であることが多いのも特徴です。
払込取扱票【コンビニ用】
3つ目はコンビニ用の払込取扱票で、赤色・青色の払込取扱票とは違ってバーコードがすでに印字されており、切り取り線で3枚に分けられるようになっています。一番左から「払込取扱票」・「振替払込請求書兼受領票」・「払込金受領票」となっています。バーコードは「払込取扱票」の下部に表示されていることが多いようです。
こちらを利用する際の注意すべき点は二つあり、一つは現金払いのみの対応ということ、もう一つは「お支払期限」が切れると使用できなくなることです。これらが守れると便利な支払方法になりますね。
払込取扱票はコンビニやATMでも使える?
払込取扱票はコンビニや、ゆうちょ銀行のATMでも使用することができます。注意点もありますのでそちらも併せてご紹介します。
【コンビニ】
基本的にはコンビニのレジで、コンビニ用のバーコードが付いた払込取扱票を用いて送金をすることができます。コンビニ用の払込取扱票には、裏面に取り扱いが可能なコンビニ名が記載されていますので、送金前に確認してみてください。
【ゆうちょ銀行ATM】
ゆうちょ銀行専用のATMでも、払込取扱票に対応しているATMと非対応のATMが存在します。払込取扱票に対応している機種は、払込取扱票専用の差込口があり、その差込口がない機種では送金ができません。
コンビニやATMを利用するメリット
コンビニやATMを利用するメリットをご紹介します。
【コンビニの場合】
コンビニで払込取扱票を使用した送金をするメリットは、自分の時間に合わせた送金ができるところです。現金払い、かつ支払期限内であれば、仮に深夜であっても送金することができます。
【ゆうちょ銀行ATMの場合】
ゆうちょ銀行ATMで払込取扱票を使用した送金をするメリットは、コンビニやスーパー、郵便局などに買い物や用事のついでに送金ができること。生活時間の有効利用ができます。
払込取扱票の書き方
払込取扱票を書くことは、クレジットカードユーザーや通信販売をあまり利用しないという人などにはなじみがない場合があります。しかし、払込取扱票はサークル活動費や資格試験、大学等の入学費用の支払いなどでもよく使われます。
記入の仕方は次の通りとなります。
- 口座記号番号…ゆうちょ銀行の口座番号は、記号番号で表します。ここには送金相手のゆうちょ銀行の記号番号を右詰めで記入します。
- 金額…青色の払込取扱票の場合は前述した手数料を含めた金額を記入し、赤色の払込取扱票の場合は純粋な金額を記入します。
- 加入者名…送金相手の名前(個人名・会社名・団体名・サークル名など)を記入します。
- 通信欄…商品名や商品番号などの送金した理由を記入します。
- ご依頼人…送金する人・会社・団体・サークルなどの郵便番号・住所・名前・電話番号を記入します。
払込取扱票は正確な情報を書くことに注意!
払込取扱票を記入する際に最も注意するべきところは、記入間違いです。記入を間違ってしまうと他の口座へ送金されたり、口座の該当がなく送金が正常に行われなかったりすることがあります。そうなると時間や手間が掛かってしまうことになり、相手方から延滞手数料を請求されることもありますので、十分に注意して記入作業を行いましょう。
払込取扱票の支払い方法
払込取扱票の支払い方法は郵便窓口・コンビニ・ゆうちょ銀行ATMの3パターンありますので、この章ではそれぞれの特徴をご紹介します。
郵便局窓口
1つ目は郵便局窓口を利用した支払い方法です。窓口で支払いをすることは、担当の郵便局員に記入の方法やを直接教えてもらうことができるので、間違いなく送金するためには有用です。
窓口の営業時間は郵便局ごとに変わっていますので、郵便局ホームページを利用して確認してから足を運ぶようにしましょう。このホームページは郵便局がどこにあるかを表示してくれるため、現在地から近い郵便局を探すことができます。
コンビニ
2つ目はコンビニを利用した支払い方法です。バーコードが印字された、コンビニ用の払込取扱票にてレジで支払いすることができます。コンビニで支払いをする際には支払期限が設定されていますので、この日までに支払うことが前提です。公共料金や通信販売などで利用されることが多い支払い方法でもあります。
ゆうちょ銀行のATM
3つ目はゆうちょ銀行のATMを利用した支払い方法です。払込取扱票に対応している機種で「送金」を選択し、払込取扱票を差込口に入れ、その後は画面の指示通りに手続きを進めていきます。不都合が起きないように、必ず記入した内容を確認して手続きを行いましょう。
払込取扱票で支払った場合の手数料
郵便局にて支払う場合の手数料は、純粋に納めるべき金額に上乗せして計上します。また、その金額によって手数料の金額が異なります。
窓口 | ATM | |
5万円未満 | 200円 | 150円 |
5万円以上 | 410円 | 360円 |
コンビニで送金する場合は、コンビニ収納手数料が別途発生することがあります。コンビニで送金する場合、かつ手数料が相手方負担になる場合は、すでに印字されていることがありますので確認するようにしましょう。
払込取扱票の支払いは時間帯にも注意が必要!
払込取扱票の支払いには注意すべき点が二つあります。一つは、24時間送金ができて便利なコンビニ用の払込取扱票の扱い方です。特に支払い期限が設定されていることの多いコンビニ用の払込取扱票は、日をまたいでしまうとお支払期限の翌日扱いとなり、送金ができなくなることがあります。
もう一つは、郵便局窓口利用での送金についてです。郵便局の営業時間がほとんどの局で、おおよそ16時までとなっていますので、余裕をもって送金をする必要があります。なお、払込手数料については手続き時間によって変動することはありません。
払込取扱票の書き方と支払い方法のまとめ
- 払込取扱票とは、ゆうちょ銀行同士の口座へ送金するときに使う振込用紙のことである
- 払込取扱票には、青色、赤色、コンビニ用がある
- 払込取扱票を使った送金方法には、郵便局窓口・郵便局ATM・コンビニがある