オーソライズの意味とは?
オーソライズとは、「正当な権限があること」あるいは「正式に権限を認めること」という意味を持つビジネス用語です。
許可や承認、公認など、対象に正当な権限があることを表しています。
物事の信頼性や安全性を示すために有用な言葉ですので、正しく意味を理解して使いこなせるようにしましょう。
若手社員
また「オーサライズ」と発音することもありますが、意味は「オーソライズ」と変わりません。
オーソライズの語源
オーソライズは、英単語の「authorize」が語源であるとされています。
「authorize」とは「authority(権限)」という名詞から派生した動詞であり、「権限を与える」、「公認する」、「許可する」という意味を持つ言葉です。日本で使われる「オーソライズ」と意味はほとんど変わりません。
プロゲーマー君
ITの世界においては「不正ではない正規のものとして登録する作業」のことを指し、対象の信頼性を確認するために使われています。
オーソライズの使い方と用例
「正式に認める」、「権限を与える」、「公認する」という意味のオーソライズですが、具体的にどのようにして使われているのでしょうか。
物への正当性だけでなく、人に対する権限や許可を表す場合もあります。柔軟に使いこなせるよう、以下の使い方と用例を参考にしてみてください。
オーソライズの使い方①
- オーソライズする(される)
→権限を与える(与えられる)こと
→人に物事を任せるような場合に使われる
課長さん
この件はAさんにオーソライズしよう。
オーソライズの使い方②
- オーソライズを得る
→承認・認証を得ること
→物事や行動に対する許可を必要とする場合に使われる
若手社員
上司からのオーソライズを得ていますか?
オーソライズの使い方③
- オーソライズを取得する
→公的な認可を取得すること
→商品や物事に対して公認を得る場合に使われる
着物ちゃん
この商品はオーソライズを取得しています。
オーソライズの使い方④
- オーソライズを行う
→正規の認証・登録を行うこと
→コンピュータのソフトウェアなどに正当性を付加する場合に使われる
プロゲーマー君
このソフトウェアをオーソライズしてください。
オーソライズの使い方⑤
- 社内オーソライズ
→社内で権限を認められている人のこと
→その人の信頼性を表す場合に使われる
情熱系社員
彼は社内オーソライズですか?
オーソライズを日本語で言い換えると?
オーソライズを日本語で言い換えると、「公認されている」、「許可を受けている」、「承認されている」となります。
このような意味であれば、広く言い換えが可能です。
情熱系社員
あなたから正当な権限を認めるという意味で「許可する」、「承認する」と表現することもできますよ。
オーソライズとコンセンサスとの違い
オーソライズは「正式な承認」や「正当な権限」を意味する言葉であり、人や物の正当性や信頼、安全性を表す場合に適しています。
一方コンセンサスは「複数人の合意」や「意見の一致」を表し、ディスカッションなど意見の一致を得るような場合に使用するのが適切です。
類似する言葉ではありますが、公的な権限を表す「オーソライズ」と多数の合意を表す「コンセンサス」では意味合いが微妙に異なります。状況によって使い分けられるよう、きちんと整理しておきましょう。
課長さん
コンセンサスについては、以下の記事で詳しく解説しています。
「公認」などの意味合いを持つ言葉を正しく理解しよう
オーソライズとは、「正当な権限があること」すなわち「公認」を意味する言葉です。物事の正体や責任者を明確にし、なおかつ一定の水準を満たしていることを確認するために使われます。
公認があるとスムーズに伝えることは、特にビジネスシーンにおいて、物事を円滑に運ぶ要素です。オーソライズのような「公認」の意味合いを持つ言葉を理解し、正しく活用することで信頼性や安全性を上手にアピールしましょう。無駄のない適切な言葉遣いによって、相手へスマートな印象を与えることにも役立ちます。
- オーソライズの意味は「正当な権限がある」「公認されている」
- 物事の信頼性や安全性を確認するために使われる
- 類語の「コンセンサス」は「多数の合意」を表すものとして区別する