「そいぎんた」「そいぎ」の意味とは
『そいぎんた』『そいぎ』とは、それじゃあ、それなら、さようならの意味を持つ方言です。
若手社員
「別れ際にそいぎんた!と言われても気にしないで大丈夫です。悪い言葉ではありませんよ!」
「そいぎんた」「そいぎ」は佐賀や長崎の方言
そいぎ、そいぎんたとは、主に佐賀県や長崎県などで使われる方言です。
肥筑方言と呼ばれていますが、同じ肥筑方言圏内である福岡では、通じるのは西部地区までと言われています。
肥筑方言には耳にしたことのある方言が多く、語尾に『~けん』とつく方言や『~たい』とつくもの、ばってんなども肥筑方言です。
「そいぎんた」「そいぎ」の使い方の例
それではここでそいぎんた、そいぎの使い方について例文を交えてそれぞれご紹介します。
「そいぎんた、よろしく頼みますね。」
若手社員
「作業も大分進みましたね!残りも少ないですし、後は僕一人でも大丈夫そうです!」
不敵くん
「そいぎんた、頼みますね。」
(それなら、頼みますね。)
標準語で言うところのそれならをそいぎんたで表しています。そいぎんたの使い方は広く、挨拶だけではなく接続詞としての機能も備えています。
他にも、「そいぎ頼みます」などの言い方があるようです。
そいぎんた、よろしくおねがいしますね。
マイルド君
「頼まれていた資料、何とか明日にはもってこれそうだよー!」
情熱系社員
「よかったー!そいぎんた明日までにはよろしくお願いしますね」
(よかったー!それじゃあ明日までにはよろしくお願いしますね)
こちらは標準語で言う所のそれじゃあをそいぎんたで表しています。
この他にも「そいぎさ明日にはよろしくお願いしますね。」などの使い方をします。
そいぎんた、よろしくおねがいしますね。
不敵くん
「ぐぬぬぬ……。分かりました、ではその様に手配致します」
課長さん
「分かってくれて有難う、そいぎんたお願いしますね」
(分かってくれて有難う、そういうことでお願いしますね)
こちらのそいぎんたは上の会話文と少々意味が変わります。会話などで、最後の挨拶としてそいぎんたを使うことも頻繁にあるようです。
ほかには「そいぎんお願いしますね。」や、「そいぎお願いしますね。」などの使い方ができるようです。
上の例以外にも、分かれる際にそいぎーねや、そいぎんなどと使うこともあるようです。また『それだったら』の意味でそいぎさ、そいぎさい、そいぎんたさいなどとも使われるようです。
「そいぎ、これ位でやめとこうか?」
マイルド君
畑仕事しすぎて手が痛いよぉ。
クワ
うーん、そいぎこれ位でやめとこうか!
(うーん、それならこれぐらいでやめとこうか!)
そいぎも良く接続詞として使われているようです。他にはさようならの挨拶で、そいぎな!などと疲れています。
佐賀や長崎の方言である「そいぎんた」「そいぎ」を活用してみよう!
佐賀県や長崎県の方言である『そいぎんた』や『そいぎ』ですが、上の例文以外にも使われ方が多くあるようです。佐賀県や長崎県へ行く機会があれば活用してみても良いかもしれません。
- そいぎんた、そいぎの意味は「それじゃあ」、「それなら」
- 佐賀や長崎で使われている方言
- 「そいぎん」もそいぎ、そいぎんたと同じ意味の言葉