「えふりこぎ」の意味とは
「えふりこぎ」は秋田県で使われる方言で、見栄を張る、格好つけるの意味です。つまり、自分をやたらと良く見せたがる人や周りによく思われたがる人のことを秋田弁では「えふりこぎ」と言いますが、発音は「えふりごき」「えふりこき」と地域などによって微妙に異なります。
「えふりこぎ」は秋田の方言
「えふりこぎ」は秋田で使われている方言ですが、一口に秋田弁と言っても様々な種類が存在し、地域によって使われる言葉が違います。秋田弁はおおまかに分類すると「北部方言」と「南部方言」と「中央方言」の3種類に分けることができます。
- 北部方言・・・鹿角地方と北秋田地方と山本地方で使われています。
- 南部方言・・・川辺地方と南秋田地方で使われています。
- 中央方言・・・仙北地方と平鹿地方と雄勝地方と由利地方で使われています。
また、秋田弁は「んだから」や「んだ」「いだけ」「しっだげ」など濁点が多く、早口なので日本の方言の中でもかなり訛りが強い=聞き取りにくく難解であることも特徴の一つです。
「えふりこぎ」の使い方の例
「えふりこぎ」という方言は、実際にどういう場面でどのように使われるのでしょうか。秋田県人と会話する時や秋田を旅する時に役立つ「えふりこぎ」を使った例文をご紹介します。
「あえのあふぁ えふりこぎだっきゃ、困ったもんだよね。」
マイルド君
「あえのあふぁ えふりこぎだっきゃ、困ったもんだよ。」
(あいつの奥さんは見栄っぱりだよね〜、困ったもんだよ。」
お母さん
「ホントそうよね! 旦那さんが可哀想だわ。なんとかならないのかしらね。」
「えふりこぎはやめた方がええよ。後々自分の首を絞めることになるからさ。」
女神さま
「えふりこぎはやめた方がええよ、後々自分の首を絞めることになるからさ。」
(見栄を張るのはやめた方がいいよ、後々自分の首を絞めることになるからさ。)
スケ番
「そ、そっか…足くじいたら大変だよね。もう、ハイヒールは止めとくわ。」
- えふりこぎの意味は「見栄っ張り」、「格好をつける」
- 秋田で使われている方言
お母さん
秋田の言葉どこ知りたかったら、えふりこいでねでこっちゃある本で地道に勉強しなさい!
(秋田の言葉を知りたかったら、格好つけてないで、この本で地道に勉強しなさい!)
子供
僕はこっちのほうがええなぁ。
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