ご芳名の意味とは?
フォーマルな場やビジネスの場面で、よく見かける「ご芳名」は、「ごほうめい」と読みます。
芳名とは「名前」のことで、さらに丁寧語の「ご」を付けることで「お名前」という意味になります。
つまり「ご芳名」は相手の名前に敬意を払った表現ということです。
ご芳名の使い方・用例
初日
— NOE (@NOE_87g) October 5, 2018
小雨の目白
静かな貝の小鳥@kainokotoriさんに、北と南 遠方からお花が届きました
ありがとうございます💞
淡いお花に飾られたご芳名帖、どうぞお差し支えなければお記しくださいませ
またご感想やご批評も勉強にさせていただきますので、よろしくお願いいたします✨ pic.twitter.com/m74OGkLD96
では最初に「ご芳名」の使い方を見てみましょう。
ビジネスシーンでの使い方
ビジネスシーンでは、メールや文書で「ご芳名」を使用します。
ただ最近では、「ご芳名」は相手に手間をかけてしまうかもしれないという思いから、「貴社」が使われることが多いです。
ちなみに「貴社」と書かれた文書は、「弊社」に修正するのを忘れないようにしましょう。
招待状での使い方
結婚式は人生の転機となるイベントです。その結婚式に呼ぶ方たちに招待状を送るのですが、返信用ハガキを付けて出欠を確認する必要があります。
その際、呼ぶ方に名前を書いてもらう欄に、「ご芳名」と記載します。
ご芳名の消し方や直し方【返信のマナー】
萌え袖ちゃん
「ご芳名」って書いてある招待状やメールが届いたらどうしたらよいのかな?
チャーリー
そのまま返すとマナーを知らない人って思われちゃうよ。
それぞれ返信のマナーをしっかり覚えておこう!
では「ご芳名」と書かれた文書を受け取った場合はどうすれば良いでしょうか?
それぞれ返信のマナーをこの機会にしっかりと知識を付けておきましょう。
結婚式では
同期の招待状が美女と野獣で滅茶苦茶可愛かったので返信も滅茶苦茶気合い入れて描いてみた!ので!!見て欲しい!!!塗りつぶすの大変だったけど楽しかった~✨✨✨✨ pic.twitter.com/GdlY5pSLth
— 子狸@のろける垢 (@norokerutanuki) October 8, 2019
結婚式の招待状の多くには「ご芳名」、もしくは「お名前」と記載されていますので、そちらに名前を記入して返送することになります。また、他にも注意するポイントがあります。
①「ご芳名」→「ご芳」を消す。(「お名前」の場合「お」を消す)
②「ご住所」→「ご」を消す。
③出席する場合→「ご出席」の「ご」を消し、「ご欠席」も消す。
欠席する場合→「ご出席」を消し、「ご欠席」の「ご」を消す。仕方なく欠席できないという気持ちが伝わるメッセージも添えると呼んだ側も不快な気持ちにならないでしょう。
④お祝いのメッセージを添える。
⑤「行・宛」→「様」と書き換える。
また、寿消しと呼ばれる、文字の消し方もありします。「寿消し(ことぶきけし)」は二重線ではなく寿の文字で消すことです。よりお祝いの気持ちが伝わるので、新郎新婦にも喜ばれるでしょう。
お葬式では
受付で参列者に名前を書いてもらうための帳簿があります。
「ご芳名」は「ご芳」を修正するのが一般的なマナーですが、列で準備されている場合は消さなくても問題ありません。
ビジネスシーンでは
メールや書類に「ご芳名」や「貴社名」などが書かれていた場合の対応についてご紹介します。
- 「ご芳名」
- 「貴社名」
いずれの場合もそのまま返信するのではなく、相手の失礼のない書き方にしてから返信するようにしましょう。
ご芳名の関連語
- 「連名」…何人もが氏名を並べて書くこと。
通夜や告別式での香典では、会社などから参列する場合、連名で包むことがあります。
3名まで→全員の名前を記載。職場関係などの場合、右側に会社名などを添える。
名前の並べ方は、右側から順に目上の人から目下の人。
上下関係がない場合は、五十音順。
4名以上→「●●一同」
出欠や名前や住所の確認をするために用いられています。- 「ご芳名カード」…冠婚葬祭にて出欠を確認する際に送るカード。結婚式ではゲストカード。
「ご芳名」の「ご芳」、「ご住所」の「ご」を消すのは、招待状などと同じです。
ゲストの名前を記録する芳名帳の代わりになるので、前もって記入してもらうことで、受付で並ばなくて済むように心遣いをできるものです。- 「ご芳名帳」…結婚式やお葬式に会場受付で名前や住所を書いてもらう帳簿のこと。
ご芳名の意味のまとめ
「ご芳名」と記されていると、どのように返信すれば良いのか戸惑うこともあるでしょうが、もともとは相手を敬う気持ちからできた言葉です。そのため、返すときもその部分を理解していれば、いざというときに迷わなくて済みます。
フォーマルな場でスマートに対応できるように、マナーを身に付けておきましょう!