ワッチョイ（強制コテハン）とは？2ch用語のワッチョイの仕組みや使い方を紹介

ワッチョイ（強制コテハン）の意味は、インターネット掲示板である5ch（旧2ch）に表示されるハンドルネームの事で、「妙なニックネーム」とも呼ばれます。
ワッチョイは書き込みと同時に強制的に付けられることから、強制コテハン（強制固定ハンドルネーム）と呼ばれることもあります。

ワッチョイの良いところは、書き込み主の使用回線（公衆か固定回線か、スマホかwi-fiか）を区別することができることです。
5chに自分の発言を書き込むと、ワッチョイ、スプー、アウアウ、オッペケ、ササクッテロ、ガラプー、アークセー、ジグーなどの「妙なニックネーム」が最初に表示され、その後にipアドレスやブラウザのユーザーエージェントから決定した文字列や（KOROKORO）、オリジナルの数字を割り当てられたものが表示されます。
ハンドルネームとKOROKOROなどを組み合わせた文字列をワッチョイと呼ぶ場合もあります。
 

かつて2ch(2ちゃんねる)の名前で一世を風靡したインターネット掲示板は、現在では5ch(5ちゃんねる)に名を変えて、今でも数多くの人が利用しています。そんな5chから生まれたのが、ワッチョイ（強制コテハン）です。

誹謗中傷などの荒らしや自作自演に対する策として生まれた「ワッチョイ（強制コテハン）」について、詳しく特徴や仕組みを解説していきます。

掲示板では「自作自演」という行為が行われることがあります。これは、同一人物が「荒らし」目的のために2回線を使用して書き込むことです。「荒らし」の意味は、スレッドを利用している人を不快にさせたり、話しを妨害したりするような行為の事です。

自宅のパソコンとスマホの回線と使い分けるだけで出来てしまう「自作自演＝荒らし」は、掲示板のスレッドを混乱に陥れます。

そんな混乱を防ぐために生まれたのが、ワッチョイです。

スレッドにワッチョイを導入すると、IPアドレスが残ります。そこから荒らしの書き込みを検索・追跡し、誰が書き込みをしたのか分かるようにしたのです。

掲示板内で同一人物の検索ができるようになったので、完全ではありませんが、第三者を装ったとしても「自作自演」行為は出来なくなりました。
ただし、ワッチョイ(強制コテハン)から書き込みをしたのが同一人物であるかどうかは判別できるようになりましたが、人物そのものを特定することはできません。
 

ワッチョイ(強制コテハン)は、毎週木曜日にリセットされます。

しかし、だからといって荒らしがバレない訳ではありません。IDを変えても、固定回線でアクセスしていた場合は解析することができます。

固定回線ではないスマホでは人物の解析は難しくなりますが、wi-fiは固定回線なのでIDを変えることは不可能です。部分的ではありますが、ワッチョイIDを使うことになるので、特定・解析されてしまう可能性もあります。

とはいえ、ワッチョイが設定されているかどうかに関係なく、別の方法で荒らしをしてくる人もいます。自作自演をしてくる人物には振り回されないように利用するのが賢明です。

ワッチョイ(強制コテハン)は基本的に変更できません。リセットされる木曜日にIDを変えることは可能ですが、強制コテハンで使用プロバイダやブラウザ、接続場所などで解析と特定が可能です。

また、書き込みをした人間のid検索をすると、過去に書き込んだ内容が分かるサイト「みみずん検索」や「必死チェッカーもどき」などがあります。
ワッチョイを変更したい場合は、プロバイダ会社を変更するか、有料サービス「浪人」を導入する手があります。「浪人」を導入すると、ワッチョイ表示なしで書き込み可能です。