凍み餅(しみもち)の食べ方と簡単なアレンジレシピの作り方をご紹介!

凍み餅(しみもち)の食べ方と簡単なアレンジレシピの作り方をご紹介!

凍み餅は東北地方の郷土料理で、氷点下が続く寒い日に作られます。寒い地方ならではの名産物で、餅を乾燥させることで長期保存ができます。こちらの記事では凍み餅の作り方や美味しい食べ方、また福島で人気の凍み餅のお菓子「凍天」について、ご紹介します!

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  1. 1凍み餅(しみもち)とは?
  2. 1.1東北地方の伝統食
  3. 1.2凍み餅の作り方
  4. 2凍み餅の食べ方
  5. 2.1気になる凍み餅のカロリー、食感は?
  6. 3凍み餅の簡単なアレンジレシピ
  7. 4福島では凍み餅のお菓子「凍天」が人気

凍み餅(しみもち)とは?

凍み餅(しみもち)は福島県会津や東北地方の極寒地域で、昔から伝わる郷土料理です。氷点下が続く寒い日に作られ、完成までに約1か月要します。たくさんの工程があり、とても手が込んでいてお母さんたちの愛情が感じられる名産物です。

東北地方の伝統食

お正月に余ってしまった餅を、長期保存するのに工夫されたのが凍み餅の始まりです。

鎌倉時代の発祥で、主に東北地方から信越地方にかけての寒冷地で作られた保存食です
お正月に余った餅を長期保存するために、氷点下の寒さを利用して乾燥させたものです

凍み餅は、飢饉に対する備蓄食や日常食として利用されてきました。
江戸時代には一時期、一般庶民の私的製造が禁止されていたこともありますが、明治時代になって再開されました。
凍み餅は、寒い地方ならではの知恵と愛情が詰まった名産物です。

寒冷地方ならではの知恵で生み出された凍み餅は、半年~1年ほど保存が可能になります。
昔は冬の閑散期に凍み餅作りをし、春や秋の農作業で忙しい時期に食べることが多かったそうです。

凍み餅の作り方

では、凍み餅の作り方を見てみましょう。

① ごんぼ葉を重曹と一緒に煮てアク取抜きをする

② 餅米を洗米し、一晩吸水させる
③ 餅米の水分を十分に切る
④ 餅米を蒸す
⑤ うるち米粉とごんぼ葉を水分補給しながら混ぜる
⑥ 蒸しあがった餅米と⑤を、更に一緒に蒸す
⑦ 餅をつき、一晩寝かせる
⑧ 餅を切り分け、氷点下になる夕方に水に浸して外へ出す

⑨約1ヶ月間、外に干して乾燥させれば完成!

凍み餅作りには、たくさんの工程や手間暇がかけられていますね。完成するまでに1ヶ月もかかりますが、極寒の中にさらされることで美味しい凍み餅が作られるのです。

 

凍み餅の食べ方

それでは凍み餅の一般的な食べ方をご紹介します。

  1. 水に浸し戻します
  2. 水をよく切り、その後フライパンやトースターで焼きます
  3. お好みの味付けをして頂きます
きなこや砂糖醤油、バターなどの味付けをし海苔で巻いて食べるのがおすすめです。また味付きの凍み餅が販売されており、水で戻したりなどしなくてもそのまま頂ける商品も販売されています。通販で購入できるので気になる方はチェックしてみてください!

気になる凍み餅のカロリー、食感は?

凍み餅を焼いて砂糖醤油で食べるという想定だとカロリーはどのくらいになるのか、ご紹介します。
餅1つが約118kcalあり、餅を焼く際に使うサラダ油が約35.9kcalです。
それに味付けの砂糖が約1.2kcalと醤油が約1.3kcal、合計で155.8kcalになります。
白米だと1膳(180g)で269kcalなので、凍み餅1つならご飯よりも低カロリーということになります。お餅はカロリーが高いと言われていますが、ちょっと小腹が空いたときなどのおやつにピッタリですね。

凍み餅の特徴は、モチモチとした食感です。
乾燥させた餅を水で戻すことで、もっちりとした弾力が生まれます。
 

凍み餅の簡単なアレンジレシピ

  • 和風凍み餅ピザ
①凍み餅を水に浸し戻す
②たまねぎを薄切りし、ラップをしてレンジで火を通す
③フライパンにサラダ油をひき、良く水を切った凍み餅にたまねぎ・チーズを乗せ、蓋をして中火で焼く
④凍み餅に火が通ったら、お皿にあげ鰹節と醤油をかけて完成

凍み餅がピザに変身する斬新な一品ですが、ボリュームがあるので軽食やおつまみにおすすめです。お子さんにも喜ばれそうな一品でしょう。
 
  • ひとくち凍み餅ドーナツ
①凍み餅を水に浸し戻す
②ホットケーキミックスに卵、牛乳、砂糖を入れ混ぜる
③良く水を切った凍み餅を一口大に切る
④凍み餅を②にたっぷりくぐらす
⑤160度の油で揚げて完成

福島名物「凍天」に似ている、甘い生地とモチモチの食感が美味しい一品です。凍み餅に生地をたっぷりつけて揚げると、更に美味しくなります。

福島では凍み餅のお菓子「凍天」が人気

凍み餅のお菓子「凍天」をご存知でしょうか?凍天は上記のアレンジレシピでご紹介した凍み餅ドーナツのような福島で大人気のスイーツです。中の凍み餅がモチモチで、外はほんのり甘い生地がサクッ!といい音をたてます。
片手で持って手軽さからスイーツやおやつとして食べられることが多いですが、お餅と厚みのある生地なのでイメージよりもボリュームがあり凍天ひとつでお腹いっぱいになる方もいるようです。
福島県にあるコタワ食品という会社が凍天の販売を始め、テレビやSNSで話題になり県外から購入しにくるお客さんが殺到するほど大人気になりました。

福島に行った際には是非、凍天食べてみてくださいね。

凍み餅

参考価格: 870円

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凍み餅の食べ方と簡単なアレンジレシピの紹介のまとめ

  • 凍み餅は福島県や東北地方に伝わる郷土料理
  • 完成までに長い期間かかるが、極寒地方の知恵がたくさんつまった名産
  • 焼いたり揚げたり、どんな食べ方をしても美味しい!
  • 凍み餅の衣をつけて揚げた凍天が福島で大人気!

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