パスポートの所持人記入欄は書くの？記入例や代筆・訂正についてご紹介！

パスポートは海外旅行の際に必要ですが、パスポートの最後のページには所持人記入欄があります。
所持人記入欄には3つの記載事項があります。
・所持人の氏名、住所、電話
・外国に居住する場合の住所
・事故の場合の連絡先
記入は必須ではありませんが、記入する時は手書きがルールです。

パスポートの所持人記入欄を記入するメリットとデメリットをご紹介していきます。

パスポートの所持人記入欄を埋めるメリットは2つあります。それぞれ理由を見ていきましょう。

所持人記入欄には事故の場合の連絡先を書く欄があります。その欄に記入しておけば海外旅行中事件や事故に巻き込まれた時に、家族など大切な人への連絡がスムーズです。
一緒に旅行した人が家族であれば問題ありませんが、友達や恋人と旅行に行く際はあなたの実家の連絡先を知っていることは少ないので役立ちます。

パスポートは本人確認書類として使うことができます。市役所での手続きや銀行の口座開設、郵便物の受け取りなど何かと身分証明書を求められることは多いですよね。
免許を取得していない学生などは、運転免許証と同じくパスポートはそれ一つで身分証明書となります。身分証明書として使う場合は所持人記入欄に氏名、現住所、電話を消せない筆記用具で記入しておきましょう。

パスポートの所持人記入欄を埋めることで生まれるデメリットもあります。

もしもパスポートを落としてしまった場合に個人情報を悪用される恐れがあります。氏名と住所、電話番号が記入されているので、クレジットカードのスキミング犯罪に巻き込まれる可能性があるのです。
電話番号はなりすましに使われることもあります。拾ってくれた人が交番に届けてくれれば問題ありませんが、悪用される可能性があるので注意が必要です。

 

所持人記入欄に記入することを決めた場合、日本語で書くのか英語で書くのかが悩みどころですね。結論から言うと、自署であればどちらで書いても問題ありません。英語が不得意な人は日本語で書いた方が間違いがなく、確実です。

パスポートの所持人記入欄の書き方と記入例をご紹介します。

パスポートの記入では、基本的に本人が自署します。記入項目別に書き方を見ていきましょう。

綺麗な文字を書く必要はありませんが、読みやすさを意識して手書きで丁寧に自署しましょう。

住所欄には、現住所の都道府県から番地までを手書きで書き入れます。

固定電話と携帯電話どちらの番号を記入しても良いので、連絡がつきやすい方を選びましょう。併記しても良いです。

住所欄には海外に在住している現地の住所を記入しますが、この欄は現地語で自署することになります。

事件や事故に巻き込まれた時に一番早く連絡を入れて欲しい人を記入します。友達と海外に行くことが多いのであれば両親の連絡先を記入し、出張など仕事で海外へ行くことが多いのであれば、配偶者の連絡先を記入しましょう。
電話番号は固定電話でも携帯電話でも良いので、繋がりやすい番号を記入します。併記することも可能です。最後に、住所欄に最新の住所が書かれているか確認しておきましょう。

まだ文字を書くことができない子供のパスポートなど、本人以外が所持人記入欄を代筆する際は、子供の両親などの法定代理人が代筆することができます。子供のパスポートを申請する時は、子供の名前と代筆者の名前、本人との関係について書き入れます。

書き間違えた時や引っ越しをした時は、パスポートの所持人記入欄を訂正をする必要があります。
引っ越しで住所が変更になった時などに修正をする場合は、修正テープなどを使用することはできません。所持人記入欄は最後のページなので、入国審査ではほとんど見られませんが、国によっては何か情報を隠しているのではないかと疑われることがあるからです。
訂正箇所に二重線を引き、余白に訂正内容を記入するというやり方が正しい方法です。引っ越しの時は住所欄を現住所に修正しておくことを忘れないようにしましょう。