トロフィーワイフとは?
トロフィーワイフとは、連れ添っていて自慢になるような妻のことです。名誉と栄光の象徴ともいえるトロフィーのように華やかで美しい妻を持つことは男性にとって一種のステイタスともいえるでしょう。
トロフィーワイフは、時として侮蔑の意味を含んでいます。特に男性が年齢の高いお金持ちで、妻が若く美人な夫婦に対してはネガティブになりがちです。
「トロフィーワイフ」が批判されるのは、マッチングの決定権が男性側にあるかのように認識されることへの嫌悪なのだろう。男性が何か言うよりも早く「頑張ってもお前には無理だ(女性はお前を選ばない)」というメッセージが発信され始めるのは、マッチングの決定権が女性側にあることの確認なのだな。
— すずもと (@aruto250) June 6, 2019
トロフィーワイフの歴史
トロフィーワイフと言う言葉は、アメリカで誕生しました。アメリカでも、成功した男性が他の男性に対して、自分の地位の高さを誇示するために結婚している妻のことをトロフィーワイフと言います。男性がお金持ちで、女性が極端に若くて美人である場合に言われることが多いようです。
日本では豊臣秀吉の側室であった淀君が、トロフィーワイフの例えとして引き合いに出されます。秀吉は百姓の息子で、お世辞にも育ちが良いとは言えませんでした。しかし淀君は、織田信長の姪という家柄もさることながら当時絶世の美女とされたお市の方の娘でもあったのです。
加えて淀君は、秀吉よりも30歳ほど年下の女性であったので、トロフィーワイフの典型と見なされています。家柄と美貌を兼ね備えた淀君は、百姓上がりの秀吉にとって自分のステイタスを挙げる格好の女性だったのかもしれません。
トロフィーワイフの特徴
トロフィーワイフと呼ばれる妻の特徴を、もう少し詳しく見ていきましょう。
トロフィーワイフの特徴
- 夫よりも圧倒的に若い
- 夫の社会的地位にこだわる
- 容姿端麗でファッションセンスも良い
- 夫の収入を気にしている
- マナーや知性も備わっている
トロフィーワイフの特徴を見ていくと、かなり完璧な女性であることがわかります。外見も内面も備わっている女性になるにはかなりの努力が必要ですが、セレブになりたい女性や専業主婦願望がある女性は、トロフィーワイフに憧れる傾向があるようです。
トロフィーワイフと結婚する男性の心理
トロフィーワイフを求める男性には特徴があります。
トロフィーワイフを求めがちな男性
- それなりの年齢なのに独身である
- 負けず嫌いである
- 優越感に浸るのが喜びである
- 周囲の目を気にする
- プライドが高くて周囲を見下す
どんな男性も、トロフィーワイフと結婚したい願望は持っています。しかしすべての男性がトロフィーワイフと結婚できるわけではありません。
トロフィーワイフを得たということは、男性にとって成功の証でもあるのです。トロフィーワイフを求める男性は、女性に対し「自分を特別な存在に見せる効果と価値」を求めています。
トロフィーワイフ症候群について
トロフィーワイフ症候群とは、トロフィーワイフを求める思いをこじらせてしまった男性のことです。結婚適齢期を過ぎているにも関わらず、妻帯者ではないことに劣等感を感じている男性が特に陥りやすいとされています。
周囲の目を気にする傾向が強い男性は、妻にも高い理想を持っている傾向があります。「若くて美人、そして才女」という女性を連れ添いたい思いが強すぎるあまり、妻が若さや美貌を失うとすぐに別の若い女性を探し始めることもあるのです。
トロフィーワイフを求める男性は、妻を純粋に愛しているというよりは、あくまでも飾りとして見ている場合が多いため、女性に対して不誠実と言われています。
フロイト先生
トロフィーワイフを求める男性は、本当は自信がないだけかもしれんな。