郵便ポストには種類がある?
郵便ポストは正式には「郵便差出箱」といいます。郵便差出箱第1号は、昭和24年に登場したおなじみの赤くて丸いポストです。その後、第14号まで色々なポストが登場しましたが、その中には今はほとんど見かけなくなったものもあります。
現在よく目にするポストには次のようなものがあります。
- 【クラシックな丸型ポスト】都会では見かけなくなりましたが、地方ではまだまだ現役で活躍しています。
- 【投函口が2つ並んでいる角型ポスト】現在の主流がこのタイプで、昭和34年に登場した郵便投函箱第7号です。2口タイプでも新しいものほど投函口の幅が広くなっています。
- 【1口タイプの小型ポスト】コンビニ前や店内にあるのがこのタイプです。
- 【速達専用の青ポスト】昭和35年に登場しましたが、2口タイプのポストが速達にも対応するようになって減りました。なぜか大阪にはまたかなり残っているそうです。
2口タイプのポストの左右の投函口の違いは?
左側の小さな投函口には葉書や手紙を入れ、右側の大きな投函口には大型郵便、速達、レターパック、国際郵便を入れます。
郵便ポストの投函口のサイズは?
日頃よく利用する2口タイプのポストにも7号、8号、12号、13号と4種類あり、新しいものほど右側の投函口が大きくなっています。
- 古いタイプ:縦3.4㎝×横24㎝
- 新しいタイプ:縦4㎝×横29㎝
ローソン店舗内のポストの投函口
ローソンの店舗内にはポストが設置されているところがあります。投函口の大きさは、厚さ3.4㎝×横幅24㎝となっています。(店によって多少違いがあるようです)したがってレターパックは投函できません。
郵便ポストに投函できる送り方とサイズとは?
郵便ポストには、大きすぎるものだけでなく小さすぎるものも投函できません。
ポストに投函できるのは次のサイズです。
- 定形郵便物 最大 幅12×縦23.5×厚さ1㎝
- 定型外郵便物 最大 幅25×縦34×厚さ3㎝
- 郵便物の最小サイズ 幅9㎝×縦14㎝
レターパックプラス
レターパックプラスは、A4サイズ重量4キロ以内なら3センチの厚さを越えても利用することができます。ポストでの投函も可能です。
クリックポスト
クリックポストは、登録して利用できるサービスで185円一律で1キロまでの物を送ることができます。これは34×25×3㎝という規格があります。長辺~34㎝、短辺は9~25㎝までとなっており、重さ1キロまでとなっています。
便利な厚みゲージ
郵便物の縦横は計りやすいですが、厚みは計りにくいですね。そんなとき便利なのが「厚みゲージ」です。
段ボールなどでも手作りすることができますが、AMAZONでも購入できます。頑丈な厚さで5mmのアクリル板製で、1㎝、2㎝、2.5㎝、3㎝の4種類の厚みゲージ1枚の板についています。
厚さ測定定規 1cm 2cm 2.5cm 3cm ネコポス ゆうパケット クリックポスト スマートレター 定形外
参考価格: 599円
郵便ポストの投函はサイズに関係なく不可能な場合も
言うまでもありませんが、郵便ポストに入ることができるのは日本郵便のサービスのみです。ヤマト運輸や佐川急便のメール便、また宅急便などの日本郵便以外の荷物は送ることができません。日本郵便のもの以外を入れてしまうと、自宅に戻ってきます。
ポストに投函するもには切手を貼るというイメージがありますが、ミニレターやスマートレター、レターパックライト、レターパックプラスなどは専用の封筒を購入すれば、切手を貼らずにそのままポストに入れることができます。
郵便ポストで投函可能な封筒サイズのまとめ
- レターパックプラスは4キロ以内なら3センチの厚さを越えても大丈夫
- レターパックライトは4キロ以内で厚さ3センチ以内に収める
- ポスパケットは大きさA4サイズ以内、厚さ3.5センチ以内に収める
郵便ポストには種類がある