メンタルブロックとは?
行動以外にもお金に関してメンタルブロックが作り出されることがあり、この場合はたくさんのお金を稼ぐことに抵抗を感じてしまいます。
メンタルブロックの大きな原因は親の言葉
メンタルブロックは思い込みが原因だとされていますが、その中でも幼少期の親からかけられた言葉が大きく影響しています。メンタルブロックを作り上げてしまう親の言葉と、その言葉がどう潜在意識へ残ってしまうのか、例えをあげました。
「あなたにはまだできないよ」→「自分はできない」
「バカだね」→「自分はバカだ」
「○○する子、嫌いだよ、嫌われちゃうよ」→「○○したら嫌われちゃう」
このように親からかけられた呪縛の言葉はメンタルブロックとして固められてしまいます。幼少期の出来事は成長するにつれて忘れることがほとんどですが、潜在意識にはしっかりと残っています。育児方法にも「3歳までに」というフレーズがよく使われていますが、これは潜在意識に残ってしまうことで子供の成長に影響がでると言われているからです。
親に悪気がなかったとしても幼少期の子供、潜在意識はそのまま受け取ります。そして大人になって何か大きな挑戦をするときにメンタルブロックが邪魔をしてしまい、行動に移せなくなってしまいます。
メンタルブロックの見つけ方
メンタルブロックを解除するためにはまず自分のメンタルブロックが何なのか見つけることが大切です。メンタルブロックを見つける簡単な方法を紹介します。
自分の価値観を書き出す
自分の価値観やこだわりをノートに書きだし、自分をよく知りましょう。実際にノートに書きだしてみることで、改めて自分を見つめ直すことができます。自分を見つめ直していくと、自分の中にルールがあることに気付きます。
単純な例だと「ゴミは絶対にゴミ箱に捨てなければいけない」これは常識的なことです。ポイ捨てする人を見れば多くの人がポイ捨てした人に対して非常識な人、と感じます。ですが、それどころか「どうしてゴミ箱に捨てないのだろう」と強い怒りを感じる場合、そしてその怒りがモヤモヤとしてずっと残ってしまう場合など、これこそがメンタルブロックだと考えられます。
自分の苦手な部分を探し出す
自分の苦手な部分を探し出すことは価値観やこだわりを見つけるよりも簡単です。「たくさんの人と話したいのに大勢の場に出ることが苦手」「お祭りは好きだけど人混みが苦手」など、苦手としていることこそがメンタルブロックの場合が多く、苦手な部分を克服すればメンタルブロックが解除されます。
ただ、苦手な部分をそのまま受け入れるわけではなく、さらに細かく分析して「どうして苦手なのか、いつから苦手なのか」と具体的に考えることが重要です。そうすることで苦手な部分の深い場所を見つけ出し、メンタルブロックを解除しやすくします。物心がついた頃から苦手だった場合は幼少期の記憶に原因がある場合が多いです。
嫌だなと感じる相手について考えてみる
誰にでも嫌だな、苦手だなと感じる相手はいます。ですが、そう感じる相手こそ自分のメンタルブロック解除のチャンスをくれる相手となります。嫌だな、苦手だなと感じる相手のどの部分が嫌なのか、苦手なのかを考えてみてください。この場合も、強い怒りやモヤモヤが残るくらいの嫌な部分や苦手な部分を考えます。
メンタルブロックの外し方
メンタルブロックを解除することで、自分に制限がなくなりとても自由な気持ちになることができます。外し方を実践してメンタルブロックを解除し、何事にも挑戦できる自分になりましょう。
自分に自信を持つ
自分に自信を持つことによって「自分にはできるだろうか」というマイナスな思考はなくなります。「自分はできるんだ」と自分自身を信じてあげて、その思考を定着させることでメンタルブロックを外すことができます。また、小さな成功体験を積みかさねることで「自分はできる」と自信を少しずつ持てるようになり、次第に大きなことにチャレンジしようという気持ちになってくるでしょう。
思考を転換する
リフレーミングを使って思考を転換させましょう。リフレーミングとは物事に対しての考え方を変えてしまう方法です。何かに挑戦して失敗した場合「失敗した・・」ではなく、「良い経験になった、だから挑戦してよかった」と考えます。そうすることで自分に自信がつき、何事も積極的に前向きに捉えられるようになります。
自分に宣言する
自分に宣言して心理を変えていく方法をアフォメーションと言います。「自分はできる」「自分ならやり遂げられる」など、自分自身に対して肯定的な言葉をかける方法です。アフォメーションは多くの世界で使われている方法であり、その効果も証明されています。
理想とする人を真似る
憧れている人がいるのなら、その人の憧れている部分を真似してみましょう。この、誰かの真似をして自分を変えていく方法をモデリングと言います。モデリングをすることで相手の良い面を自分に吸収することができ、メンタルブロックを解除する方法にも繋がります。
先入観を捨てる
メンタルブロックを外すためには「どうせ自分がやっても無理だ」といった先入観を捨ててしまうことも大切です。無理だと思い込む深い場所には「どうせ自分がやっても失敗してしまう=周りに迷惑をかけてしまう」というような他人に迷惑をかけてしまう罪悪感があり、それがメンタルブロックとなっていることもあるからです。
失敗を恐れない
失敗を恐れると尻込みしてしまい何も挑戦できなくなってしまいます。リフレーミングを強化させることによって失敗を恐れることは少なくなってきますし、失敗を経験だと捉えて何度も繰り返していくほど「失敗」という経験に慣れていきます。そして、その経験がメンタルブロックを外すことに繋がります。
メンタルブロックを外す際の注意点
メンタルブロックを外す際に気を付けてほしい点があります。外し方を間違えたり、外さなくても良いメンタルブロックを外してしまうと、後々困ったことになるからです。
いきなり全てのメンタルブロックを外さない
メンタルブロックは必ず、少しずつ外していきましょう。人の多くは変化に戸惑いを持ちます。その中でメンタルブロックを外すということは新たな変化を受け入れるということになります。少しずつ慣らすように外していかないと、大きな変化を恐れてしまうことになりかねません。メンタルブロックを外すどころか、少しも前に進めなくなってしまいます。
メンタルブロックには良い面もある
メンタルブロックはマイナスな要因としてあげられる場合がほとんどですが、良い面もあります。
今までの経験で得た自分自身の心を守るための方法だったり、金銭面であったり、メンタルブロックの良い面も人それぞれです。良いメンタルブロックを外してしまうと自分が辛くなってしまう場合があるので、きちんと見分けてから外しましょう。
大金を払ってまで外そうとしなくても良い
メンタルブロックを外したいがあまり、心理学の専門家にお願いしてしまう場合もあります。価格がお手頃なら話は別ですが、あまりにも高額な金額を請求してくる場合は気を付けましょう。
大金を払ってまで外すものではありませんし、専門家にお願いしなくても自分でメンタルブロックを外す方法はいくらでもあります。そして大金を請求してくる場合は詐欺などの悪徳商法が考えられますので、相手の言葉を鵜呑みにしないようにしましょう。
メンタルブロックを解除して自然な状態に戻ろう
自分のメンタルブロックを見つけ、解除することで背中に羽が生えたような自由を感じることができます。ですが、それが本来の自分自身です。メンタルブロックに囚われずにやりたいことに挑戦する、そんな自然でありのままの姿になるために日頃から少しずつメンタルブロックを解除していきましょう。
メンタルブロックの外し方のまとめ
- メンタルブロックは自分でいくらでも外すことができる
- メンタルブロックの外し方には、リフレーミングやアフォメーション、モデリングなどがある