「アコギな商売」などで使う「あこぎ」とはどういう意味?使い方や言葉の由来を解説します。

「アコギな商売」などで使う「あこぎ」とはどういう意味?使い方や言葉の由来を解説します。

「あこぎ」とは、騙すなど悪質な態度で強欲に金品を貪る行為の意味で、「慈悲深い商売」の反対の意味で「アコギな商売」と言う使われ方をします。「あこぎ」の語源は三重県津市の地名からと言われていますが、その由来や使い方を解説していきます。

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  1. 1「あこぎ」の意味とは?
  2. 2「あこぎ」の語源・由来
  3. 3「あこぎ」の使い方・用例
  4. 3.1「あこぎ」の類語
  5. 4「あこぎ」の意味のまとめ

「あこぎ」の意味とは?

「あこぎ」の意味とは?
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「あこぎ」とは、無慈悲に金品を貪り強欲に自分の利益のみ追求する行為で、相手の行動に対し批判的なイメージを表す場合に用いる言葉です。

現代ではあまり聞き慣れない言葉ですが、時代劇などで悪質な商売を行って人を困らせている人を見て、「アコギな商売」や「アコギな人」と言い表しているシーンを見聞きしたことがある人も多いでしょう。

使用頻度が少なくなりつつも死語ではない「あこぎ」について、正しい意味や使い方、語源について解説いたします。

「あこぎ」の語源・由来

「あこぎ」の語源・由来

「あこぎ」は漢字で「阿漕」と書き、現代の三重県津市の海岸周辺を昔「阿漕ヶ浦」と呼んでいたことに由来されるようです。

昔、阿漕ヶ浦は伊勢神宮に供える魚を獲る神聖な場所として禁魚域に指定されていました。しかし、ある魚師が阿漕ヶ浦を禁魚域と知っていたにもかかわらずたびたび密漁して捕まったことから、「あこぎ」は強欲にしつこく繰り返す行為やずうずうしく悪どい様を意味するようになったと言われています。

「あこぎ」が、強欲を繰り返す様として謡曲や和歌、浄瑠璃など諸書に登場するようになってから、一般的に欲深い悪質な行動として認識されるようになりました。

「あこぎ」の使い方・用例

「あこぎ」の使い方・用例
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「あこぎ」とは、騙したり脅したりするなど悪質な行動で自分の利益を貪る行為ですが、主に形容詞的な使い方をする言葉で、次にくる人や物事をマイナス的に言い表わします。たとえば、「アコギな商売」「アコギなまね」「アコギな稼ぎ方」「アコギな人」と言った使い方です。

具体的に例文をご紹介しましょう。

萌え袖ちゃん

萌え袖ちゃん

あなたはアコギやなあ。アコギなやり方ばかりしていると、本当に心が通い合える友達はいなくなるよ。
(あなたは悪党やなあ。無慈悲で強欲なやり方ばかりしていると、~~。)

闇の存在「XXX」

闇の存在「XXX」

アコギな商売をして大きくなっても決していいことはない。いつかは自分の身に振りかかり、泣き目に合うのさ。
(強欲でずうずうしい商売をして大きくなっても決していいことはない。~~。)

スケ番

スケ番

脅かして金品を取り上げるなど弱い者いじめは絶対ダメだ。アコギなやり方は許さないよ。
(~~。義理人情に欠けるあくどいやり方は許さないよ。)

「あこぎ」の類語

「あこぎ」の類語
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「あこぎ」には、ニュアンスが良く似た類語が数多く存在します。代表的なものをご紹介しましょう。

  • 悪徳:人の道から外れた悪い行い。
  • 悪どい:やり方が卑劣でたちが悪い行い。
  • 非道:道理や人の道から外れていること。
  • 非情:人間らしい思いやりの感情を持たないこと。冷たいこと。
  • 無慈悲:人を思いやる心を持たないこと。

「あこぎ」の意味のまとめ

「あこぎ」の意味のまとめ
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昔、どこまでも貪りずうずうしい強引な様として和歌や浄瑠璃などに「あこぎ」が登場してから、現代では悪質な行動によって金品など自分の利益を貪る行為として定着していきました。

現代において「あこぎ」は若い人の日常会話の中に頻繁に出てくる言葉ではありませんが、年配者の会話の中や文面などで見聞する機会が少なくありません。これを機会に「あこぎ」の意味や使い方を正しく理解しておきましょう。

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