エンドコンテンツの意味とは?
「エンドコンテンツ」とは、ゲームで用いられる言葉で、通常のルートでのゲームクリア後、また、最高レベル到達後にプレイできるようになるコンテンツのことです。プレイヤーはレベルアップや装備の強化によって、そのゲームをさらに楽しむことができるようになっています。
「エンド」という言葉を含みますが、プレイの実態としては「エンドレス」とも言え、「終わりのないお楽しみ」となるコンテンツといえます。
エンドコンテンツの語源
「エンドコンテンツ」の「end」は、「(物事、時間の)終わり・最後」「目的・目標」「結末」「端」を指します。
そして「content」は「内容」「内容物」「中身」など意味を持つ言葉です。日本語では複数形の「contents」がカタカナ語の「コンテンツ」としてすでに馴染みのあるものとなっています。
プロゲーマー君
エンコンて、ちゃんとした英語だと本当は「End Game Content」なんだよなー 、長っ!
DATSUさん
あなたは「エンドコンテンツ」すら略してますしね…、 省略は日本の言語文化の特徴のひとつ…。しかし海外事情も押さえているとは流石プロ…。
エンドコンテンツの使い方・用例
ここでは「エンドコンテンツ」について、使い方や用例について確認していきましょう。
とあるRPGのライトユーザーとヘビーユーザーの会話から見ていきます。
ゆめかわちゃん
D〇の新作ってクリアしたあとも遊べるってホント?
プロゲーマー君
あーエンコ……じゃなくていわゆる「エンドコンテンツ」ってやつな! マジマジ! クリア後がむしろ本番じゃね?
ゆめかわちゃん
ただクリアしただけじゃダメって聞いたけど…。
プロゲーマー君
まず通常ルートでレベマのキャラが4人必要だな! あと序盤でしか入手できない特殊アイテムとか、いくつか指定アイテムないとダメなんだよな~。
ゆめかわちゃん
レベマ……レベルマックスってことだよね!? それを4人~~!? 無理無理無理無理っ私には無〜理〜!!
プロゲーマー君
そうか? この間3日3晩不眠不休、1日休んで、もう1回3日3晩不眠不休やったらいけたけど…。
ゆめかわちゃん
絶対真似できないし…。1日ちょっとずつやったら一体いつになるんだろ…?
会話で見たように、「エンドコンテンツ」へとたどり着くためには並々ならぬ手間と時間がかかる場合も少なくありません。ライトユーザーがプレイに至るにはあまりにも難易度が高いため、「エンドコンテンツ」に対して疑問を抱く人も存在します。
エンドコンテンツの対義語
「エンドコンテンツ」の対義語には以下が存在します。
- オワコン……「終わったコンテンツ」の略。存続自体が難しいと考えられるコンテンツで、ゲーム以外にアニメやアイドルなどに対しても使われる。
- 攻略……主に定められた勝利条件を達成すること。より効率的にプレイし、得点のあるものでは高得点を獲得しながらそれを行うこともポイントとなる。
DATSUさん
オワコンとエンドコンテンツ…、「オワ」が「終わった」の略であるあたり、あまりにも直接的…。方向性はむしろ逆ですね…。
プロゲーマー君
攻略はプレイしていく状況のことだから、クリア後に解放されるコンテンツとは当然別物だな。
エンドコンテンツとオワコンの違い
前述した通り、「エンドコンテンツ」はクリア後などにプレイできるようになるコンテンツを指しますが、「オワコン」は「終わったコンテンツ」のことです。人の関心も薄れ、人気の回復が見込めないコンテンツです。
「オワコン」は「ソシャゲ」と呼ばれるSNS上で提供されるオンラインゲームを始め、漫画、アニメ、果てはアイドルグループにまで使われ、特に大きな人気を博したものほど、衰退すればその言葉によって多く語られるシーンが出てきます。
ネガティブな意味を含む「オワコン」は、「クリア後に再び楽しめる」というポジティブな意味を持った「エンドコンテンツ」とは真逆の方向性を持っているといえます。
エンドコンテンツの意味のまとめ
「エンドコンテンツ」とは、「ゲーム用語の一つで、通常のルートでゲームをクリアした後や最高レベル到達後にプレイ可能となるコンテンツ」です。そのゲームをさらに深く楽しめるコンテンツですが、「エンドコンテンツ」をプレイするためには多大な努力と忍耐を要します。
「エンドコンテンツ」という言葉をこの機会に覚えておくと、ゲーム好きな友達と話をする時などに、思わぬ体験談が聞けるかもしれませんね。