フロイト先生
「ケーゲル体操」とは?
ケーゲル体操とはインナーマッスルを収縮させて骨盤底筋の強化を行う体操で、骨盤底筋体操とも呼ばれます。
ケーゲル体操は産前産後の生活の質を保つために妊婦に指導するための体操として、1948年にアメリカの産婦人科医であるアーノルド・ケーゲル博士が考案しました。
骨盤底筋の働き
骨盤底筋は尿道や膀胱の引き締め、姿勢の維持などの役割を果たしています。
骨盤底筋とは「座骨結節の下にある筋肉」です。分かりやすく説明すると、椅子に座り、お尻の下に手を入れた際に当たる硬い骨が座骨結節であり、その座骨結節と手の間の筋肉を指します。
【骨盤底筋を引き締めて美ボディに!】
— 楽々ダイエット♡クリスマスまでに! (@diet_tanosii) December 9, 2019
①息を深く吸いお腹を膨らます(お腹が丸く外へ膨らむイメージ)
②息をゆっくり吐きお腹・おヘソが平らになる感じで凹ませる(骨盤底筋を上に引き上げるイメージ)
①②をゆっくり繰り返す pic.twitter.com/WGohi0h9ml
「ケーゲル体操」の効果
ケーゲル体操には骨盤底筋を強化させる効果がありますが、具体的には身体にどのような良い変化が期待できるのか、ご紹介していきます。
尿トラブルの改善
骨盤底筋は膀胱を支えている筋肉のため、尿トラブルの改善が期待できます。
尿漏れの原因は尿道が開きやすくなることですが、これは骨盤底筋が緩み、膀胱が倒れて下がったことが理由です。
ケーゲル体操を行い、骨盤底筋を鍛えることで膀胱が倒れて下がるのを防ぐことができます。そのため、咳やくしゃみ、運動や、重いものを持ち上げた際に尿が漏れてしまう腹圧性尿失禁や突然我慢できないような尿意に襲われる過活動膀胱の改善や予防に有効とされています。
男性の場合は、排尿した後に尿が漏れてしまう排尿後尿滴下の改善にも効果的と言われています。
膣の引き締め
ケーゲル体操によって骨盤底筋を鍛えることで膣の引き締め効果がアップするという評価もあります。
ケーゲル体操を継続して行うことで、オーガニズムを迎えやすくなったり、出産時に靭帯が傷つきにくくなったりするなどの効果がみられるそうです。
膣のトレーニングはケーゲル体操だけでなくさまざまなグッズが販売されており、「インナーボール」などの名称で販売されいますがケーゲル体操の場合、器具なしで始めることができるため、抵抗感なく手軽に取り入れることができます。
ダイエット効果
ケーゲル体操で用いる呼吸法「ドローイング」にはインナーマッスルを鍛えることから、ダイエット効果が期待できます。そのため、エクササイズとしてもおすすめです。
インナーマッスルを鍛えることで基礎代謝が上がり脂肪燃焼を促すことから、ダイエット効果があるとされています。妊産婦や高齢者だけでなく、生活習慣病やメタボリック症候群(メタボ)が心配な人、予防したい人にもケーゲル体操はおすすめです。
出産直後のお母さんや高齢者などにオススメの「ケーゲル体操」を君は知ってるかね!?