大寒とは?2020年はいつ?一年で一番寒いとされる日について解説

大寒とは?2020年はいつ?一年で一番寒いとされる日について解説

大寒とは、二十四節気のひとつで、一年で一番寒いとされる日・期間です。今回は大寒について、2020年の大寒の日程や、大寒の時期の旬な食べ物、大寒に見頃を迎える花、そして2020年にも行われる大寒の行事などと一緒にご紹介します。

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  1. 1大寒とは?一年で一番寒い日について
  2. 1.1寒の内について
  3. 22020年の大寒はいつ?
  4. 3大寒に行われる行事
  5. 3.1寒稽古・寒修行
  6. 3.2寒仕込み
  7. 3.3かまどの神様
  8. 4大寒に旬を迎える食べ物
  9. 5大寒に咲く花について
  10. 6一年で一番寒い時期、2020年の大寒を楽しもう!

大寒とは?一年で一番寒い日について

寒い
Photo bypasja1000

大寒(だいかん)は「一年で一番寒い日・一番寒い期間」の意味です。

大寒が示すのは大寒の日一日だけでなく、その日から「立春」までの期間を示します。大寒は毎年同じ日に設定されていません。例年1月20日前後が大寒になります。

猫叉

猫叉

もともと二十四節気は中国の暦として使われていて、太陽の動きを基準として四季ごとに6つに分けられているんだよ。

暦の上で春となる「立春」からはじまって大寒は最後の24番目。大寒は二十四節気のトリを飾る節季だにゃ。

スケ番

スケ番

なるほどね、「大」があるってことは「小寒」もあるのかい?

寒の内について

二十四節気の最後の節季である大寒の前には「小寒」があります。

「小寒」は本格的に寒くなる時期のはじまりを意味し、寒の入りの初日です。「小寒」は「冬至」から15日後前後、「冬至」と大寒のちょうど中間になります。「小寒」から「立春」までの期間を「寒の内」と呼び、「立春」と共に「寒の明け」を迎えるまで30日間続きます。

小寒 大寒 立春
1月5日頃~ 1月20日頃~ 2月4日頃
寒の入り 一年で一番寒い時期 寒の明け

猫叉

猫叉

小寒から寒中見舞いを出すんだにゃ。
大寒は「寒の内」のちょうど半分を過ぎた頃でもあるんだね。

2020年の大寒はいつ?

こたつと猫
フリー写真素材ぱくたそ

スケ番

スケ番

毎年1月20日「頃」なんてはっきりしない言い方だねぇ。
2020年の大寒はいつなのさ?

2020年の大寒は1月20日から2月3日の節分までです。また寒の入りは1月6日の小寒からです。

萌え袖ちゃん

萌え袖ちゃん

最近二十四節気の暦と実際の気候が噛み合ってないようにも感じるけど、最低気温を記録するのは大寒の期間なのよ。

猫叉

猫叉

ちなみに2019年の大寒も1月20日から2月3日の節分までだったよ。

今年一番の最低気温を記録したのは北海道旭川市江丹別で-29.5℃です。寒中の1月13日に観測されたんだ。

大寒に行われる行事

かまくら
Photo byjac

大寒の時期にはその寒さを利用した行事が伝統的に行われています。大寒の日の行事をいくつかみていきましょう。

寒稽古・寒修行

「寒」と聞くと寒中水泳などの寒稽古が連想されます。文字通り、寒稽古や神事の寒修行も大寒の日に昔から行われている代表的な行事です。一年で一番寒いといわれるこの時期に水行をすることで、肉体と精神力をより強靭に鍛える目的があります。神事では神仏に祈願する前に水で体を清める理由もあるのです。

稽古や修行というと宗教家や格闘家のためのものというイメージですが、現在では我慢比べや無病息災、健康祈願の意味で大寒にイベントが行われています。

萌え袖ちゃん

萌え袖ちゃん

見ているだけで気が引き締まりそうなイベントね!

寒仕込み

味噌
フリー写真素材ぱくたそ

大寒には寒仕込みと言って酒や味噌、醤油や凍り豆腐などの保存食の仕込みが行われる時期でもあります。

食料の保存に最適な寒さであることも理由のひとつですが、この季節の水は厳しい寒さで雑菌の繁殖能力が弱まっています。酒や味噌を製造する過程で水は非常に重要な役割を果たすため、大寒は保存食を仕込む際の衛生面にも適しているのです。

またこの時期に仕込むと低温でじっくり発酵され、味に深みが出るともいわれています。

猫叉

猫叉

寒の内に汲んだ水は「寒の水」といって、これで仕込みをすると腐らずおいしくできるといわれているよ。

また寒の入りから9日目の水は「寒九水」という特別なもので薬になるとまでいわれているんだにゃ。

寒卵

寒の内に産み落とされた卵は「寒卵」と呼ばれ、縁起物とされています。

特に大寒の日に産まれた「大寒卵」は強いパワーを持っており、子どもが食べれば体が丈夫にすくすく育ち、大人が口にすると金運が上がるという言い伝えがあります。

寒い時期に生まれた卵は貴重な食材であるため大きな力が宿っていると信じられていたことに由来する習慣です。

かまどの神様

かまど
フリー写真素材ぱくたそ

かまどの神様とは中国で道教の大帝がそれぞれの家に遣わした神様だと伝えられ、大寒の時期にかまどの神様を奉る行事が行われています。

なにか悪い行いをすると神様が大帝にいいつけてしまうため家族全員で礼拝し、神様や神様が乗る馬にお菓子や水、飼料を献上します。お酒を注いで線香を立てる習慣もあり、溶かした飴をかまどの神様の口に塗ることで口封じをしていいつけられないようにして天へと見送るようです。

日本では見られない珍しい中国の風習のひとつです。

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大寒に旬を迎える食べ物

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