hasumiさん
龍神さま
干支は有名だが、その意味を知らない人は多いようじゃな。「子年」がどんな年かを知る事で、この1年を気持ち良く過ごせますぞ。
「ねずみ年」の特徴
「子(ねずみ)年」は十二支の中で一番初めに位置することから「新たな物事を始めるに相応しい年」「新たな運気のサイクルが生じる年」とされています。
また、干支の動物である鼠(ねずみ)は「たくさん子どもを産む」ことから「子孫繁栄」の象徴となり子宝に恵まれやすい年でもあるとされています。
hasumiさん
2020年は、なんだか前向きになれる良い年になりそうね。ねずみ年にそんな特徴があったなんて驚きだわ。
情熱系社員
待ってました!ねずみ年~。実は株の世界でも「ねずみ年」には「子は繁栄」という格言があって、「とても縁起が良い年」とされているのよ。上げ相場に期待しちゃうわ!!
2020年(令和2年)の干支は「庚子」
2020年(例把2年)の干支は、正確にいうと「庚子(かのえね)」となります。
そもそも干支は「干」と「支」つまり、「十干(じっかん)」と「十二支(じゅうにし)」を組み合わせた言葉で、ねずみ(子)年というのは「十二支」での表現です。
十二支(じゅにし)とは?
十二支(じゅうにし)は古代中国で作られた暦法で、12宮のそれぞれには、より解りやすく民衆に広めるために12種類の動物が当てはめられました。十二支は年だけでなく時刻や方角を表す際の名称としても用いられてきました。
【十二支の種類】
子:ねずみ(ね)
丑:うし
寅:とら
卯:うさぎ (う)
辰:たつ
巳:へび(み)
午:うま
未:ひつじ
申:さる
酉:とり
戌:いぬ
亥:いのしし(い)
十干(じっかん)とは?
「十干」とは古代中国の思想「陰陽五行説」を十個の言葉で表したものです。
- 【陰陽】…陰と陽の2つの要素が合わさり自然秩序が保たれることで全ての物が構成されるという考え方。
- 【五行】…自然哲学から発生した言葉で「木・火・土・金・水」の5つの元素から万物が成り立っているという思想。
【十干の種類】
甲:きのえ
乙:きのと
丙:ひのえ
丁:ひのと
戊:つちのえ
己:つちのと
庚:かのえ
辛:かのと
壬:みずのえ
癸:みずのと
2020年は十干では「庚(かのえ)」ということになります。
龍神さま
よって、2020年の干支は「庚+子」で「庚子(かのえね)」。12年後のねずみ年は「壬子(みずのえね)」で、同じ「庚子」になるのは60年後なんじゃよ。
あまり聞き慣れない十干ですが、日常生活にも取り入れられています。
着物ちゃん
「甲乙付けがたい」(どちらも優れており選ぶのが困難の意)は、甲に続いて乙がくることが由来となっているのよ。
コウジ君
「甲子園球場」は建物ができた年が甲子(きのえね・こうし)だったので「甲子園球場」と名付けられたそうだよ。
「ねずみ年」の漢字「子」の意味
「子」には「ねずみ」のほかに「こ(人間や動物から生まれて間もないもの)」や「し(こども)」などの意味があります。
hasumiさん
「し」や「こ」も生命に関係する意味が伴うのね!
「子」の由来
「子」は昔「了」の上部が丸い形しており「人の頭」を表しているとされ、さらに「一」は左右に伸びた両腕を表していることから「子ども」を表す漢字として定着しました。
また、中国の書物『律暦志』では「子」が「孳(し)」と表現されており、その意味は「種子が成長し始め子孫を残そうとしている状態」とされます。
2020年の干支は私の生まれ年と同じ「子」だわ! そもそも「ねずみ年」にはどんな意味があるのかしら?