郵便局で新札への両替はできる?
結婚式のお祝いや入学祝いなどのご祝儀やお年玉を贈る際には、新札またはピン札を包むのがマナーです。しかしいざ準備をしようとして、お財布の中に運よく新札が入っているなんてことは、早々ないでしょう。そんなとき一番手っ取り早いのは、金融機関での新札への両替です。
もし近くに郵便局しかない場合や郵便を出すついでに寄りたい場合、はたして「ゆうちょ銀行」で新札へ両替出来るのかが気になるところです。
そこで、そもそも郵便局で新札への両替が可能なのかをご説明します。また他に、ATMでお金を下ろし新札を引き出す方法も考えられますが、実際に試してみた結果もご紹介します。
そもそも郵便局では両替をおこなっていない
郵便局に行けばわかりますが、記入台に置いてある依頼用紙の中に「両替依頼書」のようなものは置かれていません。また銀行にあるような「両替機」も見当たりません。
実はゆうちょ銀行は、他の銀行や信用金庫とは違って両替商ではないので、そもそも両替業務を行っていません。
ただし業務としてはやっていなくても一部のゆうちょ銀行の店舗では、サービスの一環として可能な範囲で両替をしてくれるところもあります。いきなり窓口へ行っても両替出来ない可能性がありますので、前もって店舗へ電話で問い合わせしてみることをおすすめします。
郵便局のATMで新札を手に入れることは可能?
窓口での両替が難しくても、ATMでお金を引き出すことで新札を入手出来るかもしれません。そこで実際ゆうちょ銀行のATMでお札を引き出してみました。
今回は試しに、一万円札を3枚(3万円)を一度だけ引き出してみましたが、残念ながら3枚とも新札ではなく折れや使用感のある一万円札が出てきました。
過去にゆうちょ銀行のATMでお札を下したとき、まれにピン札が混じっていたことは確かにありました。何度か試せばピン札や新札を引出すことも可能かもしれませんが、完全な運頼みになってしまいます。
店舗によってはATMの数が少ないところもあります。何度も引き出してATMを占領するのは他の利用客の迷惑になりますし、なかなか現実的な方法とは言えないでしょう。
新札を手に入れるためには?
では一体どうすれば新札(ピン札)を手に入れられるのでしょうか。新札を入手する方法を、いくつかご紹介します。
銀行の窓口で両替してもらう
一番良いのは銀行の窓口で両替をお願いすることです。営業時間内であれば旧札から新札への交換や、硬貨を新札にも替えてくれます。
場合によっては手数料がかかるので注意が必要です。前もって手数料の有無を確認しておくと良いでしょう。
一般的に両替の際には、両替依頼書を記入します。このときに「新札」や「新券」を指定する欄があれば、忘れずに記載しましょう。
両替用ATMを利用する
窓口の営業時間外や土日祝に新札が必要な場合は、銀行のATMコーナーに良く置かれている「両替用ATM」で新札への両替が可能です。この場合も規定の手数料がかかりますので注意してください。また操作の際に、新札(新券)を指定するのを忘れないようにしましょう。
スーパーやお店のレジで新札に交換してもらう
スーパーやお店を利用した際に、新札と交換してもらえないか尋ねてみるのも手です。運よく新札があれば交換を行ってくれる可能性もあります。ただし完全にお店のご厚意でしてもらうことになりますので、混みあっている時間は避けて出来る限り丁寧にお願いしましょう。
家族や友人に新札(ピン札)を持っていないか聞いてみる
運良く家族や友人が新札やピン札を所持している可能性もあります。家族や友人なら気を使いませんし、試しに聞いてみるのも手です。ただし最低限の礼儀は尽くしましょう。
基本的に郵便局での新札の入手は難しい
郵便局で新札に両替は可能なのか検証しましたが、基本的に郵便局では両替業務を行っておらず、新札を入手するのは難しいことが分かりました。
とはいえ店舗によってはサービスの一環として両替をしてくれるところもあるので、一度店舗に電話で問い合わせてみると良いでしょう。
新札を手に入れる一番良い方法は、銀行の窓口や両替機を利用することです。手数料がかかることもありますが、確実に新札に替えてもらえます。
せっかくのお祝いごとを気持ちよくお祝いするためにも、スムーズに新札を用意できるに越したことはありません。時間に余裕をもって新札に両替して、ご祝儀袋も素敵なものを選んでお祝いしてくださいね。