閾値の類語
ここからはより、閾値に対する理解を深めるために類語をご紹介します。以下のように様々な類語がありますので一つひとつ見ていきましょう。
- 識閾
- 限界値
- 境界
識閾(しきいき)
「識閾」とは意識と無意識の境目のことを表します。
例えば蚊に刺されたという一つの出来事があったとします。蚊に刺された瞬間を、わたしたちは認識できません。しかし蚊に刺されてからしばらく経つと、刺された箇所が痒くなってようやく「蚊に刺された」ことに気がつきます。この気づくか気づかないかの境目が「識閾」です。
フロイト先生
意識に上らないことを識閾以下と言ったりもするぞ。
限界値
「限界値」とは物事が起こる一番小さい値や、一番大きい値を指します。
例えばPCを購入するとき、物によってはメモリやCPUなどをより良いものへ変更することができます。良いものへ変えると当然値段も上がります。このとき「20万円より高くなるなら止めよう」と決める基準が、最小値としての限界値と言えます。
逆に自動車販売業をしていて、車の値下げ交渉をしてくるお客さんがいた場合、「100万円より安くは売れない」となるのが最大値としての限界値です。
情熱系社員
なるほど! その行動を起こす最低の基準、もしくは最大の基準が限界値なんですね。
フロイト先生
実は「限界値」という言葉は「閾値」とほぼ同じ意味なんだ。一般的に使われているのが「限界値」で、学術やITなんかの専門的な分野になってくると「閾値」が使われるよ。
境界
「境界」は、物事や土地などを分ける境目のことです。
閾値が電圧やストレスなど数字や目に見えないものを扱うなら、境界は川や塀など現実に実際にあるものも扱います。閾値は目に見えないものを数字にして表す言葉、と言ってもいいでしょう。
閾値の意味のまとめ
閾値には物事が変化する値、という意味があり分野ごとに微妙に意味が異なりました。学術用語なので聞きなれない言葉ではありますが、本記事で少しでも「閾値」という言葉に親しんでいただけたのなら幸いです。
当サイトでは他にも様々な言葉をご紹介しています。興味がありましたらぜひこちらも一読ください。
フロイト先生
ここまで読んでいただきありがとうございます!
見識を深めるお役に立てたのならば光栄です。
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