カフェインには依存性がある?
カフェインには依存性があるって、よく耳にしますよね。タバコやお酒もそうですが、依存症であることを「●●中毒」と呼ぶことがあります。「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という言葉があるように、何でも摂りすぎはよくありません。
カフェインに依存し、中毒の症状が進んでしまうと、吐き気に襲われたり中には致死量まで摂取してしまうこともある、こわ~い中毒なのです。
今回はそんな恐ろしい中毒症状や離脱症状についてご紹介していきます。
カフェイン依存症の度合いをチェックしてみよう
カフェイン依存症の可能性をチェックしたい方は、下記の診断クイズに答えてみてください。
カフェイン依存症の方は、カフェイン中毒に陥っている危険性もあるので、注意が必要です。
この記事ではカフェイン中毒の症状や改善方法について紹介していますので、参考にしてみてください。
注)あくまで情報提供だけを目的としており、専門的な診断ではないです。
カフェイン中毒って何?
カフェイン中毒って何?と思われるかもしれませんが、ほとんどの場合コーヒーの飲みすぎによる中毒症状を指します。毎日飲んでいても大丈夫という方もいらっしゃるでしょうが、カフェインには、中毒を起こす毒性の物が含まれていることを、決して忘れてはいけません。
混同されることが多々ありますが、カフェインの中毒と依存症はイコールでは結ばれません。摂りすぎによって身体機能に悪い影響を及ぼすのが中毒。対してカフェイン依存症は、摂取し続けることを止められない、止めたら具合が悪くなってしまう、という精神状態に陥ってしまうもの。ですから同じものに見えても、カフェイン中毒とカフェイン依存症は異なるのです。
カフェイン中毒になる原因
カフェイン中毒になる原因はとても単純です。カフェインを多く含む食べ物や飲み物を多く摂りすぎること、なのです。カフェインと言えばコーヒーが有名ですが、実は子供も良く飲む「コーラ」などの清涼飲料水や「緑茶」「紅茶」、そして「チョコレート」にも含まれています。
妊婦さんや授乳中のママさんがお茶やコーヒーなどを飲まないようにしているのは、カフェインが母乳に混じるのを防ぐためです。ノンカフェインとして有名なのは「麦茶」や「ハーブティー」ですね。
ただし、ハーブティーの中には微量のカフェインを含むものもあるので注意が必要です。
カフェイン中毒の症状とは?
カフェイン中毒の症状は、量と時間帯に左右されます。
人によって違いはあるものの、基本的には摂取量が多くなるほど、中毒症状も酷くなり、時には強い頭痛を引き起こすことも。
軽度の中毒症状
カフェインの摂りすぎで表れる症状とは、様々です。
- 眠れなくなる
- 興奮してしまい落ち着かなくなる
- いろいろなことに敏感になる
- 不安な気持ちや焦りに襲われる
- 何もしていないのに顔が赤らんでしまう
- 胃や胸がむかつき、吐き気に襲われる
- 何もしていないのに心拍数が上昇する
- ペンなどを持つ手に力が入らなくなる
ただ、軽いうちなら多量の水を飲んで中和するという対処方法もありますので覚えておきましょう。
重度の中毒症状
重度の中毒症状は、軽度に比べて危険度はかなり増しますので、本格的な対処方法が必要となります。
例えば以下のような中毒症状が現れた場合には、ご注意を!
- 精神錯乱状態になる
- 離脱症状が起きる
- 幻視や幻聴などの幻覚症状が起きる
- 息が出来なくなり過呼吸に陥る
- 手足がしびれたり痙攣する
カフェインの中毒量とはどれくらい?
カフェインの中毒量とはどれくらいか、一応の目安はありますが個人によって差があります。
中毒量に達しないように、安全な量の目安を知っておくことも大切です。具体的には、成人なら1回の摂取につき「3mg/体重1kgあたり」までなら安全とされています。体重が重くなるほどカフェイン摂取許容量も増える、ということですね。
ちなみにコーヒー1杯に含まれるカフェインの量は、 約138mgとなりますので、すぐにオーバーしてしまうこともあります。安全な量の摂取を守ることが大切だということを、くれぐれもお忘れなきよう。
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カフェインの摂りすぎで死ぬ?カフェインの致死量とは?
カフェインの致死量は、しっかりと覚えておいて下さい。こちらも目安があり、摂取した動物の半数が死亡に至る数値、「半数致死量」と呼ばれるものがあります。
それによりますと、「200mg/体重1kgあたり」。この数値がカフェインの半数致死量とされているのです。
ただ、この量に至るまでコーヒーなどのカフェインを摂ることは滅多にありません。体重が70kg前後の人で換算すると、致死量は「101杯以上のコーヒーが必要」という結果になるからです。
とはいえ、カフェインの多量摂取が危険なことには変わりありません。もしコーヒーなどを飲むなら、少し時間を置いて飲むなどの工夫をしましょう。
カフェイン中毒の治し方は?
カフェイン中毒の治し方は、症状によっても、診断方法によっても、違いが出ます。特に頭痛などの離脱症状が出た場合には、カフェイン中毒の可能性が高いです。
中毒を中和する方法はあまりなく、治療には時間がかかることもあります。カフェインを摂取後およそ30分で血中に沢山のカフェインが残留し、半分に減るまでにおよそ5時間以上かかるとも言われています。
アルコール中毒とカフェイン中毒は同レベルに恐ろしいものです。治療中であっても、突然摂るのをやめてしまうと、頭痛などの初期症状が起きることもあります。
症状が軽いものなら、水分を多めにとることで中和して対処できることもあるでしょうが、中毒が重くなればなるほど個人での対処は難しくなり、カフェインを取り除くなどの治療が必要となります。
もし重度の症状が現れてしまったら、中和も難しいので、必ず病院などの専門機関で処置を施してもらって下さい。
最も効果的な対処法はカフェインの多量摂取をしないこと
最も効果的な対処法はカフェインの多量摂取をしないことが、まず第一です。
離脱症状などが現れてしまえば、日常生活にも支障をきたすことになります。
確かに摂取することで、リラックスできたり、眠気が取れたり、疲労が取れたりする効果が期待できるカフェインですが、摂りすぎは死亡に繋がる可能性があることを忘れないで下さい。
特に、短期的に多量に摂取することは、絶対にやってはいけないNG行為です。
カフェインの効果を最大限に発揮したいなら、正しい分量を守り、摂りすぎないことが大切です。
カフェイン中毒のまとめ
- カフェインの過剰摂取はNG。
- カフェイン中毒が重症化した場合は危険です!すぐに専門機関へ受診しに行きましょう。
- カフェインには眠気覚ましやリラックスなどの嬉しい効果も。上手に付き合いましょう。
カフェインには依存性がある?