ルイボスティーとは?
ルイボスティーは、マメ科の植物「ルイボス」を原料とするお茶であり、細く尖った赤い茶葉と、渋みのないスッキリとした甘さが特徴です。
発酵処理の有無によってグリーン(未発酵)とレッド(発酵)の2種類があり、前者は高い栄養素とさっぱりした風味が特徴で、後者は香りや味わいをより深く楽しめます。
原料となるルイボスは南アフリカ共和国のセダルバーグ山脈で栽培されていますが、過剰なまでの日照や高い温度差など生育条件が非常に限定的なせいか、他の国や地域での栽培は未だ成功例がありません。現地の人々はこの珍しいお茶を、「不老長寿の茶」と呼び古くから愛飲してきました。
またルイボスティーは抗酸化作用を持つフラボノイドに加え、何種類ものミネラルを含んだ高栄養価の飲料です。血流を促進し代謝を高めることにより、肌を若々しく保てるほか、便秘や冷え性といった様々な体の不調の改善にも期待できます。
男性にとって嬉しいルイボスティーの効能
ルイボスティーの成分であるミネラルには、男性ホルモンを整える効果のある亜鉛も含まれています。
そこで本項ではルイボスティーの主な効能の中から、男性に嬉しいものをいくつか紹介します。
発毛・育毛効果が期待できる
ルイボスティーに含まれる亜鉛は髪の毛の主成分であるケラチンの合成に必要な栄養素であり、積極的に飲むことで発毛・育毛効果に期待が持てます。
またルイボスティーにはAGA(男性型脱毛症)の原因となる5αリダクターゼの抑制効果があるため、薄毛の予防にも最適です。
さらに髪の毛は栄養不足のみならず、日光や大気の影響で蓄積された活性酸素によってもダメージを受けます。その点ルイボスティーを飲めば、活性酸素を除去するSODという栄養素も容易に補給できるため、頭皮の健康を長く保つことができます。
ルイボスティーは発毛・育毛に必要な栄養素を補給しつつ、頭皮や髪の毛のダメージの原因を排除してくれるという、頭髪にとってまさに一石二鳥の飲料なのです。
加齢臭の防止効果
活性酸素は髪の毛にダメージを及ぼすだけでなく、体内に蓄積されることで過酸化脂肪となり体臭の原因になってしまいます。
しかし逆に言えば活性酸素を抑制するルイボスティーを飲むことで、頭髪のケアだけでなく加齢臭の防止にも期待が持てるのです。
加齢臭は男性の方が女性よりも強くなりやすいので、体臭が気になり始めたら早めにルイボスティーを試してみましょう。
ルイボスティーの効果的な飲み方
市販のルイボスティーには、大きく分けて「煮出し」と「水出し」の2種類があります。そして多くの飲食物と同じく、熱を加えるか否かによって摂れる栄養の種類が変わってきます。
まず薄毛や体臭の改善を優先するのであれば、煮出しルイボスティーがおすすめです。というのも活性酸素を抑える効果のあるフラボノイドやSODといった栄養素は、熱を加えなければそもそも抽出されないのです。ルイボスティーを代謝促進に活かすならば、「煮出さないと意味ない」と覚えておきましょう。
一方でルイボスティーに含まれる数々のビタミンの中には、熱を加えると逆に壊れてしまうものもあります。よって水出し効果によりビタミンを確実に保存した方が、ニキビなど肌の悩みには有効といえるでしょう。
また水出しは煮出すよりも渋みが少ないので、単に嗜好品として味わう場合も水出しがおすすめです。
ルイボスティーの飲み過ぎに注意
ルイボスティーは様々な栄養素を手軽に摂れる一方、飲む量によってはデメリットが発生することもあります。
発毛・育毛に効果のある亜鉛は摂りすぎると頭痛や倦怠感を招くほか、ミネラルやマグネシウムの過剰摂取は消化器官に不調をきたす恐れがあります。
また一般的なお茶と同じくルイボスティーにも利尿作用があり、飲みすぎると消化器系の不調もあいまって非常にトイレが近くなるので、外出時や寝る前の摂取には注意が必要です。
なお目安となる摂取量は1日あたりコップ3杯ほどであり、大量に飲んだところで効能が劇的に強くなるわけではありません。健康のための飲料で体調を崩しては本末転倒ですので、くれぐれも適量を守って摂取するようにしてください。
ルイボスティーは男性が飲んでも効果アリ!
発毛・育毛や加齢臭の除去に役立つ栄養素が豊富に含まれていることから、ルイボスティーは男性にも効果的な飲料であることがお分かりいただけたと思います。
薄毛のもととなる亜鉛不足はアルコールや加工食品の過剰摂取が主な原因であり、社会人男性のなかには思い当たる節がある人も多いことでしょう。亜鉛を補給することは脂肪やアルコールの分解器官である肝臓を守ることにもつながるため、頭髪や体臭を気にしない人でも試す価値は十分にあります。
また栄養価を抜きにしてもルイボスティーは香り・味ともに大変すぐれた一杯なので、まずはお好きな淹れ方で、飲み過ぎに注意しつつ味わってみてください。
ルイボスティーまとめ
- ルイボスティーは南アフリカ共和国でのみ採れる茶葉「ルイボス」を原料としたお茶であり、フラボノイドやミネラルを多く含む。
- ルイボスティーの主な栄養のうち、亜鉛は発毛・育毛を促し、SODは体臭を抑制することができる。ただし煮出さなければ効果なし。
- ルイボスティーに大きな副作用はないものの、飲みすぎると頭痛や倦怠感につながるほか、利尿作用などでトイレが近くなる。
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