炭酸抜きコーラとは？刃牙が元ネタの刃牙コーラって本当に効果があるの？

炭酸抜きコーラの愛飲者として有名なスポーツ選手といえば、1973年に行われたびわ湖毎日マラソン大会の金メダリストであるフランク・ショーター選手です。フランク選手は炭酸抜きコーラをスペシャルドリンクとして給水所に用意しており、途中アクシデントがあったにもかかわらず優勝しました。

現在でもウルトラマラソンなどのエイドステーション（給水所）には、スポーツドリンクと一緒にコーラが置かれています。100マイルレースで世界記録を持つウルトラマラソンランナーのカミーユ・ヘロンさんのスペシャルドリンクもコーラです。彼女の場合は炭酸抜きとは限りませんが、コーラをレース後半のエネルギー源としているのだそうです。

2004年以前はコーラに含まれている成分（カフェイン）がドーピングに引っ掛かってしまう可能性がありました。現在は禁止物質から外れて監視プログラムに移行されています。（※監視プログラムとは現在は監視対象にあり、再び禁止される可能性もあるものの事をいいます。）

今でこそコンビニや自動販売機で簡単に買えるコーラですが、元々アメリカでは薬として売られていたのです。コカ・コーラはコカの葉とコーラの実を原料として作られました。ただ1903年頃にコカイン自体が法的に禁止になったため、代替品としてカフェインを用いるようになっていきました。

今でもフランスでは下痢や吐き気の時に、医者が次のようなアドバイスとともにコーラを勧めるそうです。
・０カロリーではないもの（エネルギー摂取のため）
・炭酸は抜けていてもいなくてもどちらでも良い
・水分、糖分、エネルギーの補給はコーラが手っ取り早い

漫画「グラップラー刃牙」のワンシーンから広まった炭酸抜きコーラですが、実際にマラソン選手などにも支持される、効果的なエネルギー源でした。

炭酸抜きコーラは胃をあまり刺激せず、運動前の血糖値を上昇させ、素早く糖分を補給する効果があります。

マラソンや格闘技などの過酷なスポーツをする方は元ネタが漫画だからといって馬鹿にせず、炭酸抜きコーラを試してみてください。