江戸時代の売春婦「夜鷹」とは?どんな女性達だったのか?

江戸時代の売春婦「夜鷹」とは?どんな女性達だったのか?

江戸時代の売春婦「夜鷹」をご存知でしょうか。江戸時代の女性の花形の職業である太夫・花魁とは異なり、日が暮れ始めると町に現れる夜鷹とは一体どんな女性達だったのでしょうか。今回は夜鷹の仕事内容、そしてどんな女性達が夜鷹になっていくのか詳しくご紹介していきます。

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  1. 1夜鷹(よたか)とは?
  2. 2夜鷹をしていたのはどのような女性?
  3. 3夜鷹・花魁・太夫の違いは?
  4. 3.1女性としての身体を売る最高の称号・花魁
  5. 3.2芸を売る太夫
  6. 4夜鷹を英語で何と言う?

夜鷹と同様に花魁・太夫も売春婦と思っている方も多いと思いますが、江戸時代の当時で夜鷹と花魁・太夫の地位の差は天と地の違いがありました。

女性としての身体を売る最高の称号・花魁

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身体を売る女性の中で最も位の高い花魁

夜鷹と同様、花魁も男性の相手をしますが、花魁は江戸時代で誰もが憧れた女性の園「吉原遊郭」で最高位の女性として殿様や大名を相手に仕事をする地位のある職業でした。

色気に満ちた彼女たちに一晩相手をしてもらうため、男たちは何度も店に通いつめ、高額の着物などの贈り物をし、現在のお金で500万以上使ってやっと相手にしてもらえたといわれています。どんなに偉い人であっても彼女たちは気分一つで一夜を断ることができました。もちろんそれで処刑されることなどもありません。

夜鷹とは異なり1回の金額も数十万円するとため、花魁の身なりは上品な着物。さらに着物の肩を抜くことで色気が増し、前帯をダラリと垂らした姿は艶やかな印象を誰しもに与えました。

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芸を売る太夫

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女性芸者として最も位の高い太夫

夜鷹・花魁ときて太夫も身体を売る職業と認識している方も多いと思いますが、太夫は他と大きく異なり、芸を売る女性の最高位の称号のことを指します。現在の芸子・舞妓のように舞を舞ったり、三味線を弾き酒の席に立ち、時には酌を注ぐこともありました。太夫は着物の前帯を五角形に結んでいる姿が特徴的です。

常連として店に通いつめお金を数百万使い、店側が認めてくれると太夫と一晩寝ることも可能でした。それでも別に数十万を支払いやっと相手にしてもらえるといわれています。

夜鷹のように貧困層の女性ではなく、生まれながらにそれなりの地位のある家庭で育ち、美貌と教養を兼ね備えた女性しかなることができなかった地位のある職業でした。

夜鷹を英語で何と言う?

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自分を買ってくれる男性を探し求め夜の町を彷徨う夜鷹

夜鷹を英語で「Streetwalker」といいます。直訳すると、通りを歩く人。自分を買ってくれる男性を探し求め、夜の町を彷徨う夜鷹の習性を実によく表しています。売春婦を英語でいうと「Prostitute」になりますが、中には「Streetwalker」と未だに英語でいう外国人もいるくらい程です。

江戸時代の売春婦「夜鷹」のまとめ

  • 夜鷹は江戸時代に路上で活動していた貧困層の売春婦
  • 花魁も売春をしていたが、地位が高い職業だった
  • 太夫は売春ではなく、基本的に芸を売る職業

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