「ずいずいずっころばし」の歌詞とその意味についてご紹介!【2番/遊び方】

「ずいずいずっころばし」の歌詞とその意味についてご紹介!【2番/遊び方】

「ずいずいずっころばし」とは手遊び歌の種類としても知られるわらべ歌の1つです。子どもの頃、1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。そんな「ずいずいずっころばし」の歌詞の意味をご存知ですか?今回は、歌詞の意味と、2番の歌詞の存在、遊び方について解説します。

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  1. 1童謡「ずいずいずっころばし」とは?
  2. 2「ずいずいずっころばし」ひらがなの歌詞と意味
  3. 2.1歌詞の意味
  4. 2.2性的な解釈があるという説も
  5. 3「ずいずいずっころばし」の遊び方
  6. 4「ずいずいずっころばし」は2番もある?

童謡「ずいずいずっころばし」とは?

童謡「ずいずいずっころばし」とは?
フリー写真素材ぱくたそ

手遊び歌としても知られている「ずいずいずっころばし」は、日本に古くから伝わるわらべ歌の種類に入ります。
「ずいずいずっころばしごまみそずい」というフレーズは、語感が良く、印象に残りますよね。

「ずいずいずっころばし」は保育園や幼稚園、老人ホームなどで歌ったり手遊びをしたり、幅広い年齢層に親しまれています。
みなさんも子どもの頃、1度は歌ったり手遊びをしたり、親しんできたことだと思います。

この「ずいずいずっころばし」の手遊びは、ただ手遊びとして楽しむだけでなく、鬼ごっこなどの遊びの鬼決め時に使われることがあります。

「ずいずいずっころばし」ひらがなの歌詞と意味

「ずいずいずっころばし」の歌詞と意味
Photo bycourtneyleahbliss

この章では、「ずいずいずっころばし」の歌詞の意味をご紹介します。
一番有力だと言われている説と、もう一つは意外にも「性」を表現しているという説があります。

まずは「ずいずいずっころばし」の歌詞を覚えていないという方のために、「ずいずいずっころばし」の歌詞(ひらがな表記)を振り返ってみましょう。

【歌詞】

ずいずいずっころばしごまみそずい
ちゃつぼにおわれて
どっぴんしゃん
ぬけたら どんどこしょ

たわらのねずみが
こめくって ちゅう
ちゅう ちゅう ちゅう

おっとさんがよんでも
おっかさんがよんでも
いきっこなしよ

いどのまわりで
おちゃわんかいたの だぁれ

「ずいずいずっころばしごまみそずい」という、不思議で、印象的なフレーズに魅力を感じますよね。
子どもの頃、「ずいずいずっころばし」とはどういう意味なのか、疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。
リズム遊びの種類なので、遊び方を思い出せない人のために手遊びの動画も載せておきます。
 

この動画で遊び方や、鬼が交代する様子がよくわかります。
それでは実際に歌詞の意味についてみていきましょう。

歌詞の意味

お城と橋
Photo byJLB1988

一番有力だと言われている説は、江戸時代の「お茶壺道中」についてを歌っているという説です。
表記がひらがなだと意味が分かりにくい部分もありますが、簡単に内容をご紹介します。

「お茶壺道中」とは、京都府宇治市の名産・宇治茶を徳川家に献上するため、宇治茶を詰めた茶壺を江戸へ運ぶ行列のことです。大名行列のように、お茶壺道中に遭遇したら、行列を横切ってしまうと手打ち(斬られること)にされていまいます。

お茶壺道中が近くに来たとわかれば、戸をピシャンと締め切り、お父さんお母さんが呼ぶ声がしても外に出てはいけません。さもなくば手打ちにされしまうよという、子どもを戒めるための歌だと言われています。

性的な解釈があるという説も

着物を着ている女の人の絵
Photo byfendermama10

「ずいずいずっころばし」には、意外にも性的な意味が含まれているという説があります。
どうしてそのような説が上がったのかは、「ずいずいずっころばし」の手遊びの仕方にあります。

「ずいずいずっころばし」の手遊びでは、歌詞に出てくる「ちゃつぼ(茶壺)」に見立てて、手で輪っかを作ります。その輪っかに順番に人差し指を入れていくという仕草が、性的なものを連想させるからと言われています。

他にも、「伊勢物語」内の「筒井筒」を元にした春歌であるという説もありますが、どの説が正しいのかは不明です。

「ずいずいずっころばし」の遊び方

子供が手をたたいている
Photo bydhanelle

「ずいずいずっころばし」の手遊びは、2人以上で遊びます。
歌詞に出てくる「茶壺」に見立てた輪っかを手で作り、鬼役が歌いながら茶壺に順番に人差し指を入れていきます。詳しい遊び方は以下の通りです。

【遊び方】
①鬼役を決めます。
②鬼役を含め全員が輪になり、両手を前に出して片手ずつ輪っか(茶壺)を作ります。
③鬼役が「ずいずいずっころばし」を歌いながら、茶壺に見立てた輪っかの中に、順番に人差し指を入れていきます。
④歌が終わった時点で鬼役の指が入っている手の人が、鬼ごっこの鬼役になります。
⑤手遊びとして楽しむ場合、鬼役になった人が①〜④を繰り返します。

「ずいずいずっころばし」は2番もある?

遊んでいる子供
フリー写真素材ぱくたそ

ここでは、あまり知られていない「ずいずいずっころばし」の2番の歌詞(ひらがな表記)を掲載します。手遊びの時は1番の歌詞しか歌わないので、2番の歌詞があることを知らなかった方も多いのではないでしょうか。

【2番歌詞】
ずいずいずっころばしごまみそずい
なんべんやっても とっぴんしゃん
やめたら どんどこしょ

こたつのこねこが ころんでにゃあ
にゃあ にゃあ にゃあ

とだなのねずみが
それきいてたまげて
こしぬかしたよ

いどのまわりで おちゃわんかいたの だぁれ

実はこの2番の歌詞、初登場したのは昭和に入ってからなのだそうです。
誰が「ずいずいずっころばし」の2番の歌詞を作ったのか、何のために作られたのか、理由は分かっていません。

2番の歌詞を見てみると、1番の歌詞と似たような内容になっているため、1番の歌詞になぞらえて作られたものだと思われます。

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「ずいずいずっころばし」の歌詞と意味のまとめ

  • 「ずいずいずっころばし」は手遊び歌の種類としても知られるわらべ歌。2番の歌詞も存在していた。
  • 「ずいずいずっころばし」は、江戸時代のお茶壺道中の風刺歌だという説がある。
  • 「ずいずいずっころばし」は性的な意味があるという説があるが、これは手遊びの仕草に由来。

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