秋の大型連休「シルバーウィーク」とは何?
シルバーウィークとは2009年から始まった秋の大型連休のことを言い、祝日法とハッピーマンデー制度により発生する連休です。祝日である「敬老の日」と、「秋分の日」の間隔が、この制度の規定に当てはまる時のみ国民の休日が発生し、大型連休となります。
シルバーウィークは5月のゴールデンウィークとは違い、毎年来るとは限りません。過去に大型連休としてシルバーウィークが発生したのは、2009年と2015年でした。そのために、ここ数年はシルバーウィークが話題に上ることが少なかったのだと考えられます。
この記事では、秋のゴールデンウィークと呼ばれるシルバーウィークについて、詳しくご紹介していきます。長期休み中に不安な銀行やATM、郵便局などの営業情報についても解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
シルバーウィークは大型連休にならないことも
シルバーウィークがある年と無い年の違いは、敬老の日の2日後に秋分の日があるかないかで決まります。
秋分の日とは昼と夜の長さが同じになる日のことで、前年の2月に天文学上のデータを解析して確定するものです。この日が地球の周期により毎年同じとは限らないため、シルバーウィークのある年もあれば、無い年もあります。
つまり、秋の大型連休は祝日の間隔で連休の予定が変わるため、いつからいつまでという日にちの決まりがなく、毎年不規則なものになるのです。
シルバーウィークの名前の由来
シルバーウィークの名前の由来として有力な説をご紹介します。
- ゴールデンウィークと関連づけて、「ゴールデン」と対になる「シルバー」が使われるようになった
- 上記に由来して、映画業界が文化の日の前後を「シルバーウィーク」と名付けてプロモーションをして名称が普及した
- 最近では秋の連休としてではなく、敬老の日付近の休みのことをシルバーウィークと呼ぶことから、高齢者という意味の「シルバー」が使われるようになった
2019年のシルバーウィークは3連休が2回!
それでは、今年のシルバーウィークは何日から始まるのでしょうか?
2019年の9月のカレンダーを見てみると、9月16日(月曜)が敬老の日で、9月23日(月曜)が秋分の日になっています。この間の平日は17日(火曜)から20日(金曜)までの4日間。有給などを使い連休を繋げるのには、少し無理がある日数ですね。
今年の秋の連休のスケジュールは以下のようになります。
- 14日(土曜)、15日(日曜)、16日(月曜/敬老の日)
- 21日(土曜)、22日(日曜)、23日(月曜/秋分の日)
長期休みにはなりませんが、3連休明けもまた3連休だと考えると、少し気も楽に仕事に望めますね。
次回のシルバーウィーク・大型連休はいつなのか?
令和元年である2019年には秋の大型連休はありませんが、次回の大型連休と呼べるシルバーウィークは7年後の2026年にやってくると予想されています。
ここでは、大型連休が予想される2026年のシルバーウィークの日にちと合わせて、来年2020年のシルバーウィークのスケジュールについてもご紹介していきます。サイクリングやアウトドア、旅行など、秋の行楽シーズンにピッタリなイベントを早めに計画しておきましょう!
来年(2020年)のシルバーウィークは4連休!
来年2020年は東京オリンピック開催の年。そんな熱気も落ち着いた頃、シルバーウィークは何日から始まるのでしょうか?
来年2020年は、敬老の日が例年より遅くなります。そのため、9月19日(土曜)から9月22日(火曜)までの4日間が秋の連休になります。
4連休もの日にちがあれば、ちょっとした旅行の予定などを入れても余裕がありますね!忘れないうちにカレンダーに予定を入れて、次回2020年の秋の連休を充実させる準備を整えておきましょう。
次の5連休になるシルバーウィークは2026年?
次に秋の大型連休が来るのは、7年後の2026年です。シルバーウィークの有無にかかわる秋分の日が公表されるのは前年の2月のため、日付は確定とは言えませんが、今のところ9月19日(土曜)から9月23日(水曜)までの5日間が連休になる予想です。これぞ、秋のゴールデンウィークと言えるまとまった連休ですね。
JOA オリンピック小事典2020 増補改訂版
参考価格: 2,138円
シルバーウィーク中の銀行・ATMや郵便局は休みなし?
大型連休が近づくと、銀行やATM、郵便局も閉まっているのでは無いかと不安になりますよね。実際、お正月やゴールデンウィーク、お盆などの大型連休の際は、こういった行政機関は閉まっている場合が多いです。当然シルバウィーク中も閉まっています。
ここでは基本的な知識として、銀行・ATM・郵便局などの行政機関は、カレンダー通り土日と祝日が休みとなることを覚えておきましょう。
今年で言えば、3連休と3連休の間の平日4日間は休みなしの通常通りの営業日となります。この間に必要な手続きや用事は済ませておきましょう。
シルバーウィークはどこも混雑するの?
行楽シーズン真っ盛りの秋の連休に、旅行したいという人も多いのではないでしょうか?
今年のシルバーウィークは最大3連休と短いのですが、2週連続で3連休が来るため、この6日間に関しては旅館やホテル、アミューズメントパークなどは混雑することが予想されます。
旅行などの計画を立てようとしている人は、宿泊する日にちを確定してしまい、早めに宿泊先を予約しておく方が得策です。
また、移動に使う飛行機や新幹線などの交通機関においても早めの予約をおすすめします。飛行機であれば、ANAやJALでは予約が早ければ早いほど割引率が高くなりますよ。
新幹線であれば、通常の大型連休の期間は割増料金となっており、交通費が高くついてしまいがちです。しかし、今年2019年のシルバーウィークは割増料金となる大型連休に当てはまらないため、通常の費用で乗車することができます。
秋の連休を満喫するためにも、あらかじめ効率的に、より安価で楽しめるよう計画を立てておくことで、旅先でもスムーズに行動できたり、旅行後により高い満足感を得られたりなど、充実したシルバーウィークを実現できますよ!
シルバーウィークのまとめ
- シルバーウィークとは秋のゴールデンウィークとも呼ばれる9月の大型連休
- 2019年のシルバーウィークは2週間連続で3連休がある、連休分散型のシルバーウィーク
- 旅行やアウトドアに行く予定をしている人は、早めに宿泊施設を予約するのが得策