扇風機の風を冷たくするのは濡れタオルが効果的?
扇風機の風を濡れタオルで涼しくする方法は効果的です。
扇風機は風を送ってくれますが、部屋に熱気がこもっている場合、風も熱くて涼しいとはいえません。
そこで、濡れタオルを活用してみて下さい。
お手持ちの扇風機と濡れタオルを準備いただくだけで、特別なグッズは必要ありません。どういうこと?と思う人もいるかもしれませんが、ちょっとした秘密があるのです。
扇風機と濡れタオルで涼しくなる理由をご紹介します。
扇風機と濡れタオルで涼しくなる理由
扇風機と濡れタオルで涼しくなる理由を説明します。
水は、蒸発し気化するときに周囲の熱を奪う性質があり、この現象に必要な熱を気化熱、もしくは蒸発熱といいます。
その過程で、少しずつ近くの空気を冷やしています。
濡れタオルが乾くときにも同じ状態になり、冷やされた空気が乗った風が扇風機から送られて涼しくなるという仕組みです。
濡れタオルで扇風機の風を冷たくする方法は?
濡れタオルで扇風機の風を冷たくする方法は、適当なタオルを水で濡らして、羽に絡まないよう、後ろ側にかけていつも通りに使用するだけでOKです。
出てくる風はひんやり気持ちがよくて、すぐに涼しくなります。特に日中など、まだ暑いうちは、効果は抜群といえるでしょう。
濡れタオルは代用可能?扇風機の風を冷たくする工夫3選!
濡れタオルは代用可能です。他のグッズでも、扇風機の風を効果的に冷たくすることができます。
実は他にも、扇風機に濡れタオルを使う方法と同じくらいお手軽に暑い部屋を涼しくするグッズを自作できます。
3つ厳選したので、試してみてください。
扇風機に濡れた紙をはる
1つ目は、扇風機に濡れた紙を貼る方法です。
細長く切った紙を濡らして、いくつか扇風機の前面に貼り付けるだけです。
風で飛ばないように、きちんと固定しましょう。
濡れタオルと同じように気化熱を利用した方法で、冷たい風を生み出して部屋を涼しくすることができます。
濡れた紙がついた扇風機は、今はあまり見かけなくなりました。実は昔ながらのやり方ですから、古い漫画の1シーンや、おじいちゃんおばあちゃんの家に行けばもしかしたら見られるかもしれませんね。
扇風機に保冷剤を置く
2つ目は、扇風機の後ろに凍らせた保冷剤を置く方法です。
落ちてしまわないように、しっかり固定しましょう。
気化熱よりもダイレクトにひやっとした空気が送られてきて、まるで自作の冷風扇のようです。
保冷剤は無料で簡単に貰えますし、凍らせれば何回でも使えますから、コスパの観点でも悪くありません。
ただし、扇風機の後ろに保冷剤を置くときは、滴る水が扇風機にかからないように、タオルでくるむか保冷剤の下に敷いて下さい。
扇風機の前に凍らせたペットボトルを置く
3つ目は、扇風機の前に凍らせたペットボトルを置く方法です。
冷凍庫に保冷剤がない場合は、ペットボトルに液体を入れて凍らせれば代用可能です。
扇風機の前に凍らせたペットボトルを置くときは、溶ける過程で水が出てきますので、タオルで包むか、桶に入れてください。
最初から凍らせて販売されているペットボトルなら問題ありませんが、常温のものを凍らせて自作する場合は気をつけてください。
最初に少し飲んでから冷凍庫に入れないと、ペットボトルが破裂するおそれがあります。
扇風機は工夫次第で快適に利用できる!
扇風機は工夫次第で快適に利用できます。
元々持っているアイテムを組み合わせれば十分涼しくすることができます。
濡れタオルのように、ちょっとしたアイデアがあれば大がかりな仕掛けや時間、お金も必要ありません。今回ご紹介した工夫は全て家にある道具でできました。
今回ご紹介した扇風機+濡れタオルのような、自作のオリジナルグッズでことしの暑い夏を涼しい部屋で快適に過ごしてみてはいかがでしょうか。
扇風機の風を冷たくする工夫のまとめ
- 濡れタオルをかけて気化熱を利用する
- 保冷剤を扇風機の後ろに設置する
- 凍らせたペットボトルを扇風機の前に置く