アルバイトなどの店舗職員が関係しておらず、一般客が行った行為に関してはバイトテロにはなりません。
群馬県内にあるカスミで、一般客がアイスの販売ケースに寝そべる写真をSNSに載せ炎上した事件などがこれに当たります。
一般客の場合はバイトテロと区別してバカッターと呼ばれることが多いです。
バイトテロをするとどうなるの?
バイトテロをすると一体どんなことが起こるのでしょうか。
バイトテロをした人に起こったことをまとめました。
SNSで炎上する
バイトテロは主にTwitterやインスタグラムなどに投稿されたことによって多くの人の目に留まります。
その結果、想像していなかったほどの人の目に留まるため、あっという間にSNSが炎上します。
炎上し始めると、投稿を消してもすでにコピーがされており、一生インターネットの中で彷徨うことになります。
また、炎上したことによって住所や名前、通っている学校や電話番号などありとあらゆる個人情報が晒されることもしばしばあります。
法的措置の対象になる
企業にかなりの損害を与えるバイトテロに関して法的措置を取っている企業が数多く存在します。
刑事の場合、信用毀損罪・営業妨害罪などが適用され、3年の懲役および50万円以下の罰金が課せられます。また、商品や設備の破壊の場合は器物破損罪に該当し3年の懲役および30万円以下の罰金が課せられます。
食品に関してのバイトテロが多く、この場合は食品衛生法違反になります。
民事の場合は顧客に対する返金、返品・交換だけでなく、営業休止や閉店に追い込まれた場合には取引先への違約金が発生する場合があり、それに伴い解雇されてしまう従業員全員の給与補償、テナント立ち退き料などさまざまな料金が発生します。
バイトテロをした本人だけでなく、撮影し投稿した人も同じ法的措置の対象となり、一般客の場合であっても法的措置の対象となります。
バイトテロをした人たちの悲惨な末路
バイトテロを起こした人は悲惨な末路を辿っています。いくつかの例をまとめました。
2000万円の損害賠償
ステーキレストランでアルバイトとして働いていたAさんは、ある日、店の冷蔵庫に入ってふざけている様子をSNSに投稿しました。
その結果、SNSは炎上し、店舗は閉店へと追い込まれてしまいました。
また、炎上した影響はその店舗だけではなく、系列店の店舗まで及び、最終的には店側がAさんに対して2000万円もの損害賠償を求めました。
家を売り、一家離散、就職もできず引きこもりに
Bさんの場合はバイトテロをしたことにより、3000万円の損害賠償を請求されてしまいました。その結果、Bさんはお金を用意することが出来ず、仕方なく親が家を売ることでお金を用意したようです。
Bさんはその後就職しようとするにも、名前がすでにブラックリストに入ってしまっているため採用されることはなく、結果引きこもりになってしまいました。
バイトテロによって一家離散ともいえる悲惨な状況になってしまうのです。
バイトテロは絶対にやめよう!
これだけバイトテロが話題になっているのにも関わらず、一向に減る気配がみられません。
厨房内へのスマートフォンの持ち込みが禁止されるなど企業側も対策を立てているようですが、SNSが発達した今、さまざまな問題が起こっています。
企業側もその事態を重く受け止めており、法的措置を取ることもかなり多くなっています。
ちょっとした気のゆるみから家族を巻き込んで不幸な人生を歩むことになってしまいます。
バイトテロは絶対にやめましょう。
バイトテロの定義や原因とバイトテロをした人たちの末路のまとめ
- 2000万~3000万円の損害賠償
- 就職ができない
- 周りの目が気になって引きこもりに
- 1
- 2