ディストピア飯とは？未来の食事？ディストピアの意味についてご紹介！

ディストピア飯とは、上の画像のような、管理社会（ディストピア）で供給される人工食品です。

旧ソ連のような共産国家では実際に人々に提供されていた過去があり、無機質なプレートにカロリーメイトのようなスティックや錠剤など入った形が一般的です。

効率的に栄養を摂取することだけに重きを置いたディストピア飯はおいしさや見た目を楽しむことは全く出来ません。

ジョージ・オーウェルの小説などでよく登場する「ディストピア」という世界観には世界を管理する上層階級と、それらに支配される下層階級の二つの階級があります。

管理される下層階級の人々に配給される食事は、見た目の楽しみなどを削ぎ落し、栄養だけが効率的に摂取できるディストピア飯です。

ディストピアにおいて、支配者階級を除くほとんどの人々は食を楽しむ事さえ許されず、最低限必要の栄養分を人工的に加工したブロックや錠剤、ゼリー、液体などから補給する無機質な食事をしています。

一律に管理された食事という意味では、今の日本でも介護施設や病院で提供される食事もディストピア飯に近いものかもしれません。

ディストピア飯が登場する「ディストピア」とは、「ユートピア（理想郷）」と正反対の社会の事です。一般的には、SFなど空想上の未来として描かれることが多く、その内容は政治的・社会的な様々な課題を背景としている事が多いです。

このように、ディストピアの意味は、上層階級に徹底的に管理される下層階級という社会状況や、荒廃した環境に取り巻かれた世界を表しています。
 

ディストピア飯が出てくるアニメを見てみたいという方のために、ディストピアの世界観を背景にしたアニメをいくつかご紹介します。

最も有名なアニメでは、『エヴァンゲリオン』が挙げられます。主人公の碇シンジや綾波レイが黙々と栄養ブロックを口にする食事シーンで登場した食べ物は、印象的です。

アニメのキャラクターが食べていると、一度はディストピア飯を食べてみたくなるものです。

ここではディストピア飯のレシピをご紹介します。

買ってきたもので揃えるなら、カロリーブロックや栄養錠剤を無機質なプレートに置くだけですが、今回ご紹介するのは自分でディストピア飯を作る方法です。

少し手間を掛ければ、見た目は味気なくても美味しいディストピア飯が作れます。

【カロリーブロックの作り方】

1. 薄力粉100gにバター50gを入れて混ぜる
2. 1に砂糖25gと塩を少々入れて混ぜる
3. 袋に入れて、2がまとまるまでこねる
4. ブロック状に切って、オーブンで30～40分焼く

1. 蒸したジャガイモとグリーンピースをつぶして混ぜる
2. 緑色が足りなければ着色料を入れる
3. 塩を牛乳で色味と味を整える