「パラサイト・シングル」から抜け出す方法や解決策
パラサイト・シングル問題は、親に甘えて寄生する子ども側だけの問題ではありません。子どもを甘やかし、世話を焼いてしまう親にも問題があるのです。
ここからは、パラサイト・シングルから抜け出すための方法や解決策を紹介します。
親も子どもも自立心を持つ
パラサイト・シングル問題で一番重要なことは「親離れ・子離れ」です。働いていても、家賃や生活費、食事や身の回りのことは全て親任せでは、自立しているとは言えません。
また、親が寂しがるから、甘やかしてくれるからといつまでも子どもがパラサイト・シングルから抜け出せないのは、親の責任でもあります。
お互いに自立心を持つことが、パラサイト・シングル解決策の第一歩になります。
お互い依存していることを自覚する
親と子ども、双方が自立心を持つためには、まず共依存をしているという自覚をお互いに持ちましょう。
例えば子ども側が「これ以上親に頼ってはいけない」と思ったとしても、親が「いつまでも甘えていていいんだよ」と言っていては、なかなかパラサイト・シングル問題を解決することはできません。
親を説得し、一緒に生活している間も自分でできることは自分でできるようにしていきましょう。
仕事をして貯金をする
パラサイト・シングルが親元を離れるためには、お金が必要です。働いていないパラサイト・シングルは、まず働くことを考えましょう。派遣でもアルバイトでも、とにかく働いて収入を得ることが大切です。
給料を全て自分の思うように使ってしまっては、いつまでたってもパラサイト・シングル問題を解決することはできません。一人暮らしをすることを目標とし、計画的に貯金をしていきましょう。
生活費を払う
親元にいる間も、生活費をきちんと親に払うようにしましょう。「親に生活費入れる分を貯金に回せばいいのでは?」と思うかもしれませんが、お金の管理ができるようになることが大切なのです。
親が生活費を受け取らない場合は、「受け取って貯金しておいてくれればいい」と言って渡せば良いでしょう。
家事を分担する
仕事を見つけ、親とも話し合い、お金のやりくりも自分で考え始めました。それだけでもかなりの進歩ですが、一人暮らしにはまだ大切なことがあります。
それは、自分の身の回りのことは全て自分でするしかないということで、男性も女性も変わりありません。
親元にいるうちに家事を分担し、自分でできることを増やしていきましょう。親に教えてもらいつつ、親孝行のつもりで積極的に家事に取り組むことが理想です。
共依存をやめパラサイト・シングルから抜け出そう
これまで長年一緒に暮らしてきた親との同居を解消するのは、簡単なことではありません。親も子も強い決意が必要です。親子だけで話し合ってもうまくいかないのなら、思い切って親戚などの力を借りることが必要かもしれません。話し合いに第三者が入ることで親子双方が客観的に自分の立場を自覚することができます。
パラサイト・シングルから抜け出すには、親子双方が「パラサイトさせている‐している」という自覚を持つこと、危機感を持って先延ばしせず行動に移すことが重要でしょう。
まとめ
パラサイト・シングルや、中年パラサイト・シングルと呼ばれる人たちは、年々増えています。
親と暮らすということはメリットも多くありますが、長い目で見た場合デメリットの方が深刻なことはおわかりいただけたでしょうか。
自分の身の回りのことは自分でやり、いつかは自分の家庭を築くことを目標としましょう。今は親が寂しがっても、将来的には子どもには子どもの家庭がある方が、お互いに幸せなのです。
マイルド君
「パラサイト・シングル」の意味はわかりましたか? 将来的な不安も多いので、自分が「パラサイト」だと思ったら早めに今の状況から抜け出そうとすることが解決につながるんだよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
- 1
- 2